第6話 ギルド登録
この世界では10歳になったら
身分証と言うギルドカードを発行する事になる
身分証と言うのは
元の世界で言うとマイナンバーカードみたいな物だ
それが無ければ
ギルドの依頼を受ける事も出来ないし
家を建てたり、、街と街との移動も出来ない
しかし、、、
転生した僕とミラさんは
当然、、身分証を持っている訳も無く
「お願いします!私たちを街に入れて下さいっ!?」
「でもねぇ、、、身元も知らない人を、街に入れて、何かが起きたらねぇ、困るんだよねぇ」
「むぅ、、、」
警備員を説得しようとするミラさんの姿を見て
僕はあの警備員を説得することは難しいと思った
この場合警備員の目を盗んで街の中に入る
この手を考えたが、、
門を通るには
警備員の腰部分にある鍵が必要になる
そのため
鍵を持って居ない僕たちは
入ることが出来ない
本当にどうすれば、、、
「ん?君たち、、此処で何をしているんだぁ?」
背後から近づく人に目を向けた
そこには、、
赤い髪で見た目が10代で身長が160cm位であった、、むっちゃ美少女だった
彼女の着ていた鎧みたいな服には緑色の血みたいな物が付いていた
「えっ、、誰ですか?」
「えっ私、のことを、知らないの?」
「えっうん」
「面白い子、、、」
僕の目には
警備員を説得しようとするミラさんの
姿がまだ見えていた
「で?君たちは困っている顔をして居るけど、、何かあったのか?」
「えっと、身分証がぁ無くてぇ、ははは、」
「なるほどね、、身分証が無くて街に入れないと、」
「はい、、、」
「私に考えがある」
「え?」
「私ね結構顔が広いから、だから、、、、、」
「あぁ、、、それならワンチャンいけるかも、、」
ふっふっふっこの作戦なら
門を潜れるかもしれないっ!?
僕たちは
ミラさんの近くに行った、、、
ミラさんには耳もとで僕は作戦の内容を伝えた
赤い髪の美少女は
警備員に話かけた
「あっ!?アキ様!?アキ様ですか?!」
「えぇ、、はぅ、、そうです、、」
「お疲れ様ですっ!?どうぞお入り下さいっ」
「ちょっと待って!?あそこに居る2人は、、魔の世界でさまよっていた人たちです、、身分証も無くしたらしいので、、私が責任を負いますから、、どうか入れさせて下さいっ!?」
「アキ様がそこまで言うなら、、、」
「ありがとうございますっ!?!?」
赤い髪の美少女は僕らに向かって
グッドサインを送った
「やぁたぁあああああーーーー」
「やっと入れますぅー!?」
僕とミラさんは飛び跳ねながら喜んだ
僕とミラさんはなんとか
街に入ることが出来た
「すげぇ、、中世ヨーロッパみたいな感じだぁ」
「中世?ヨーロッパ?」
「元いた世界の話ですね」
「元いた世界?」
「あっなんでもない、、、なんでもない(2人)」
「怪しい、、、」
危ない危ない
人が居る所で元いた世界の話をしてしまった
「えっと、、どこ行けば、、いいんだまず、、」
「身分証の登録しに行きましょう」
「そうだった」
「へ?それって何処で登録すれば、、、」
「あぁ、、冒険者ギルドさ、、そんなことも、、知らなかったのか?」
「はは、、、(2人)」
<10分後>
僕たちは
冒険者ギルドの中に入った
この建物は街のど真ん中に建ててあった
建物内は
右サイドに換金所
左サイドに依頼掲示板
正面には登録などをするカウンターがあった
僕たちはカウンター
に行って冒険者登録をする事にした
「あのー身分証の登録をしたのですが、、、(2人)」」
「わかりました、、、少々お待ち下さい」
僕とミラさんは
受付の係員に言われて
カウンター前にある椅子に座って待った
「お待たせしました、、、」
受付の係員は
水晶玉とナイフそしてカードを持ってきた
僕はこの水晶玉を見て
異世界系のラノベを思い出した
これは、、魔力を測る装置だっ!?
僕はワクワクした
此処に手を飾れば
水晶玉が光り
その光が
眩しければ魔力が強く
暗ければ魔力が低い
それがラノベのお決まりだ
あれっ
そういえば、、、
僕って魔力無いじゃん
えっあっ
終わった
「では、、まず、、、名前を教えて下さい」
「読書 感文です」
「死神 ミラです」
「なるほど、、、」
身分証のカードに僕たちの名前を書いていった
「続いて、、戦闘スタイルは、なんですか?得意な事でも良いです」
「主に魔道具(魔法銃)使っての戦闘です、、」
「なるほど、、」
「鎌で魂を切り取る事です」
「なるほど?」
美少女の戦闘スタイルが鎌で魂を切り離すなんて、、
はは、、本当に死神ぽいな
あれっ
隼人と僕って押されて死んだよね
あれっ?
身分証のカードに戦闘スタイルを書いていた
そして、、、
「最後に手を水晶玉に重ねて下さい、、」
「え?わかりました」
僕は水晶玉に手をかざした
結果
何も起こらなかった
「そんなはずがない、、、、反応がないなんて、、、、さっきまで使えたのに、、壊れたのか?」
「ヘ?読書さんは魔力が0だから反応が無いのでは?」
「うん、、そうだよ」
「えっ?魔力が0!?そんなことある!?ありえない」
「はは、、、魔力0って書いて下さい、、」
「大変なんですね、、、わかりました、、」
神さま、、、あったら覚えていろよ!?
「ぶえっくしょっん!?誰か僕の噂でもしているのか?(神さま)」
はぁ、、、幸い魔道具がチートでなんとかなってるが
はは
「次の、、えーと、、ミラさん、、お願いします」
「ヘ?私ですか、、、」
そう言ってミラさんは水晶玉に手をかざした、、、
水晶玉はひびが生え、、、そして割れた、、
「え?」
「へ?」
「ふっぁ!?」
嘘だろ
水晶玉が割れた、、
ミラさんの魔力がどれだけ凄いんだよぉ!?
「あぁ、、水晶玉がぁあ、、貴重なのにぃい!?」
「へ?なんか、、、ごめんなさい」
「死神ってすげぇーな、、、」
割れた水晶玉を大事に抱える受付係の姿を見て
しょんぼりして居るミラさん
記録は
ミラさんが測定不能で
僕は0って書かれた
最後に
身分証の右下部分にある丸く囲っている所に
自分の血を垂らした
正直痛かった
自分の血が身分証に着き
身分証の右上の欄に現在レベルが記された
この世界では
レベル1から9が Fランク
レベル10から19が Eランク
レベル20から29が Dランク
レベル30から49が Cランク
レベル50から59が Bランク
レベル60から99が Aランク
レベル100が Sランク
となっている
一般ランクがCランク
ベテランがBランク
プロがAランク
世界に4人しか居ないと
呼ばれる幻のランクがSランク
レベルは高くなるほど
レベルアップに必要な経験値が増える
僕はFランクで
ミラさんは不明だった
改めて死神ってチートだなって思った
こうしてギルド登録を終えた
僕たちは
外で待っている
街の中に入れさせてくれた
赤い髪の少女の所へ向かった
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