第5話 見つけた街、、、







歩き始めてから

2時間くらいあいた

僕はものすごく疲れた

草原のため日陰もない

気温も多分30度超えていると思う、、

水が無いため、、喉が死ぬっ、、、

ものすごく、、こっ、、、この状況本当にまずい、、、

どうすれば、、、

ミラさんは死神だから、、水は要らないらしい


「みっミラさん、、、水、、って、、持ってる?」

「読書さん!?大丈夫ですかっ!?」

「みっ水、、、」

「えっあっ、、水っ!?もっもってない!?どうすれ、どうばぁ、、」


歩く力が無くなった僕は

地面にそのまま倒れた

最後に見た景色は

あたふたして居る死神のミラさんの姿だった

まぶたも自然に閉じてしまった

意識だけが残った

はは

僕死ぬのかな

最後に親友の隼人の顔を見たかった、、、

ん?

なんか顔に、、何かが、、冷たい!?

もしやこれ、、、雨?

キタァーー

ってそういえば

倒れる前の空って雲ひとつもなかったよなぁ!?

天気雨か?

そうと決まれば

口を開けるか!?

すげぇ雨が美味いっ!?

体力も戻ったぞーーー


「完全復活っ!?」

「おっ起きましたぁー!?」


これは初めてこの世界の神様に感謝したい気持ちになった

ん?太陽がもう、、、


「やばいっ、、日が暮れる!?」

「へ?本当に日が暮れ始めている!?」


異世界だから変な怪物が出たらやばい

そのためにも

早く日が暮れる前に街に到着しないと行けない


「よーし走るぞっ」

「ちょと待って、、、」

「ん?どうした」

「わっ私が読書を担ぎます!?」

「え?もう一度言ってください、、」

「私が読書を担ぎますっ!?」


何言ってるんだミラさん、、

それっておんぶじゃないか、、、


「早くしてくださいっ」

「わっわかった、、」


僕はミラさんに担いでもらっている

死神だから背中が冷たかった


「いきますよっ!?」

「えっちょっうわぁぁああああ」


なんだこれっ

早い早い

新幹線よりも速いぞっ

どうなっているんだ

本当に人間か?

いや死神か、、

それにしても速いっ

おんぶされている所を

人に見られたら終わりだな、、うん

いろいろと、、、


<30分後>


「見てください、、街です!?」

「本当だ、、やっと草原から出られたぁ」


目の前には、城壁に囲まれている小さな街があった


「ミラさんに、、ちょっとそろそろ自分で歩きます」

「へ?わかりましたぁ(ちょっと残念そうに言う)」


よかった、、、おんぶ、、されている姿を誰にも見られなかった


なんとか城門まで歩いた、、、

街の警備員が僕らの所まで走ってきた


「おいっお前ら2人っ、、街に入りたけりゃ、、身分証を見せろ」

「へ?」

「え?」


やばい身分証って

持ってねーよ

やばいよ

どうしよう




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