第3話 スキル 無し








僕の目の前で死神のミラさんが

転生魔法陣を作っている

僕は死神のミラさんのミスによって親友と共に殺され

てしまった、、、


親友は僕より先に転生した

“剣と魔法”がある世界で

漫画やアニメやラノベによくある世界だ

ゴブリンやオークやドラゴンもいるあの世界にっ!?

もしかして、、魔王もいたり!?

少し?楽しみにしている


転生系の定番って

最強スキルで無双する話が多いだから

もしかして

僕も最強スキルで無双が!?

しかも

死神のミラさんと一緒に転生かぁ

死神って言われるくらいだし

むっちゃ強いかも、、、


「出来ました、、読書さん」

「おぉ!?」


この何もなく真っ黒な空間に

青色の魔法陣ぽいものが出来ていた

いろんな線がこの魔法陣に記されていた


「それでは、、転生しましょう!?」

「おーーーー!?」


転生魔法陣に触れたミラさんが

一瞬にして姿が見えなくなった


「すげぇ、、でも、、ちょと怖いな」


これで変な所に飛ばされたらどうしよう

なにせよ

この魔法陣を作ったのは、、

命を奪う対象を間違えた死神だから

僕は恐る恐る

魔法陣に手を近づけた、、、


「えいっ」


魔法陣に手を触れた瞬間

意識が飛んだ


なんとか意識が戻った

頭が痛かった

少し酔った

まぶたを開き

周りを見渡す

草原だった、、、


「此処が異世界」


体はもといた世界と何も変わっておらず

服も制服だった

しかも

僕のスクールバックある


「成功しましたね」


背後にいた

ミラさんがドヤ顔で話した


成功しましたねって

失敗したらどうなっていたんだ、、、

うっ考えるのが怖くなった


「えーと、、スキルとかって、、、どうやってわかるんですか?」

「そのことでしたら、自分の心に、、“ステータス”って、、、語りかけてみてください」

「なるほど」


僕は心の中で“ステータス”って叫んだ

その時だった



名前 読書 感文


LV 1 /100

スキル 無し


パワー 8

知能 8

ディフェンス 8

体力 20

精神力 10

防御 12

反射力 999



脳内にステータス画面が流れる

えーと

スキル、、無しって

なぜだぁーーーー

嘘だろ


「うわぁあああ」


発狂してしまった


「どっどうしたんですか?読書さん」

「スキルが、、、無い」

「えっ、、そんな事ってあるの!?」


ミラさんは少し戸惑っている

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