第2話 死神の手違い







体が軽い、、!

僕は一体何しているんだ...今日は期末じゃ

起きないといけないっ、、!

そう思って

重いまぶたをあけた

そこには

光も無ければ地面もない

浮いている状態だった


「此処は、、一体、、はっ」


僕は全てを思い出した

電車に轢かれた事を

そして、、親友の隼人の事も


「そうだっ!?隼人っ!何処にいるっ!?おーい」


周りを見渡しながら大きな声で叫ぶ

反応はなかった

そこから

何日がたった

いや

どのくらい過ぎたか分からなかった

歩こうとしたが

思うように動かなかった

動く気力もなくなった時だった

暗闇の中から

誰かがこっちに向かってきた


「隼人っか、、?」


喋る気力もなかった僕は最後の声を絞り上げた


「あのーすみません、、本当にすみません」


暗闇から何処か見たことある格好している人が

いきなり土下座してきた、、流石に引いた

しかしこの格好、、何処かで

全身黒いパーカーを着ている奴は、、、

はっ嘘だろ..

こいつ

僕と隼人を突き落とした人物だ


「おっお前は!?どっどうして、、此処に!?」


「本当にすみません、、この通りです、、間違えて違う人、、しかも2人も、、殺ってしまって!?」


何言っているんだ、、この人、、声でわかるが

多分女性だ!間違えて殺した、、へ?

なんだ、、えっ、、どうゆう状況!?

気まずい


「あのー、、頭を上げて下さい、、お願いします、、、はい」

「へっ!?わかりました、、すみません」


身長が大体160cmくらいの黒いパーカーを着た

黒髪の女性が立ち上がった

僕も一目でわかる

すげぇー、、、美人だ

あれっ、、僕のいつのまに、、あれっ体が、、、気力が戻っている!?


「えーと、、あっ自己紹介してませんでした、、私は死神のミラと言う者です」

「えっ死神っ!?」


僕と隼人を殺した奴が死神だったなんて!?

あぁ考えるのやめよ


僕も自己紹介した方が良いのか、、

よしっ自己紹介しるか


「えーと、、僕は読書 感文って言います」

「読書さん、、今回は本当にすみませんでした、」


そうだっ隼人は!?

隼人は何処に!?


「あのーミラさん、、えっと、、友達の隼人って人は何処に..」

「へ?あっ、、隼人さんは、、先に転生させました」

「今なんと、、」

「先に転生させました」

「転生っ!?」


転生ってあの!?

マジかよ

先にってことは

僕も転生するのか?


「今回は私に責任があるので、、貴方の転生は私も同行です」

「転生先って現世ですか、、、?」


僕は少し期待した


「いや、、読書さんの死体は原型を留めていないので、、元の体には戻れません」

「えーと、、違う体で」

「違う体で同じ世界に転生させるのは、、あの禁忌です、、なので隼人さんと同じ、、“剣と魔法“のある世界ですあと言語は日本語になっていますぅ」


マジか、、漫画にある、、あの世界

言語が日本語って、、都合良すぎだろ

てか

もしかして!チートスキル手に入れて無双出来るのか!?

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