ライバル転生
マルコボーロ大佐
1章 見知らぬ世界
第1話 消える世界
1、日常を捨てる程の覚悟
2、手にしれ居る“もの“全てを手放す覚悟
3、あと金
この3つのどれかが揃えば
異世界への招待が届くでしょう
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朝7時
枕もとにあるガラケーから
部屋中に聞き慣れたアラームが鳴り響く
中学生から使っている
二段ベッドで寝ている僕は
すぐに目を覚ましアラームを止めた
「うぅ、、今日から期末」
正直僕は起きたくなかった
二度寝しようとした瞬間
______ピーンポーン
「おーい起きろーーー学校行くぞーーー」
家の外から聞こえる親友の声、、
なんとか体を起こし
二段ベッドの梯子から降りようとするが
足を滑らせて
「あっ、、」
気づいたら地面に横たわっていた
全身に痺れるくらいの痛みが広まった
「いってぇ」
すぐさま立ち上がり
準備をして...玄関から出た
「おせーぞ、、読書」
親友が呆れた顔で話しかける
「ごめんよ隼人」
と謝った
いつも僕は伊藤 隼人と言う親友と一緒に登校していた
伊藤 隼人とは
小学校からの親友だった
小学校は同じで
中学と高校は
同じ男子校の中高一貫校に通っていた
いつも一緒に居る
西巣鴨駅まで歩いて
いる僕らは
期末テスト前なのに
ゲームの話などで盛り上がっていた
駅に着いた時だった
僕はSuicaの残高不足に気づいた
「やべぇ、、残高残り66円だ」
「んじゃ、、ここで待ってるから」
隼人は改札口前でスマホをいじりながら待ってくれた
僕は急いで券売所で1000円で210円の切符を買い
お釣りをポケットにしまって
隼人の所へ走った
「はぁ、、はぁ、、そろそろ電車来るから.行こう」
「ん?あぁ見ろよ読書ガチャでUR引いたぞ!?」
と言いながら僕にスマホの画面を見せた
RPG系のゲームだ
「おっおうすげーな」
「だろだろ、、排出率0,002%なんだぜ!もう一生分の運使い切ったかも!?!?」
目を輝かせる隼人をみて僕は少し引いた
改札口を潜りホームに着いた
____1番戦に各駅電車が参ります。危ないですから黄色い線の内側にお下がりください
隼人はスマホを僕に見せながらずっと話していた
僕らはその事に夢中になり
黄色線外側に立っていた
その時だった
後ろから
黒いパーカーを着た人が
僕と隼人を突き落とした
一瞬の出来事だった
僕と隼人は頭が真っ白になった
僕らを突き落とした人物の顔は見れなかった
走馬灯があると思いきや
何もなく
そのまんま
*電車に轢かれた*
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