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2023年7月23日 02:16
自分のもとに届き続ける応援メッセージと、その送り主が鏡野さんかもしれないという淡い期待がどれだけ綺月さんの心を彩り日々を豊かに歩ませてきたか。結末に至るまでその心情が丁寧に綴られてきたからこその結末のただただ静かな冷たさに、読んでいて胸がきゅっとなりました。現実とはかくもあっけなく淡白で理不尽なものであると、そう思わせるだけの瞬間をたびたび我々に刺しつけてくるものですが…そうであることをそのままありありと描けることは、決して単純なことではないと思います。暗いようで鮮やかなような青色がいつまでも心に残り続ける作品でした。かなしいかわいい…!
自分のもとに届き続ける応援メッセージと、その送り主が鏡野さんかもしれないという淡い期待がどれだけ綺月さんの心を彩り日々を豊かに歩ませてきたか。結末に至るまでその心情が丁寧に綴られてきたからこその結末のただただ静かな冷たさに、読んでいて胸がきゅっとなりました。
現実とはかくもあっけなく淡白で理不尽なものであると、そう思わせるだけの瞬間をたびたび我々に刺しつけてくるものですが…そうであることをそのままありありと描けることは、決して単純なことではないと思います。
暗いようで鮮やかなような青色がいつまでも心に残り続ける作品でした。かなしいかわいい…!