第5話 なぜアーケードゲームは廃れたのか
これを説明するには、ゲーム機の価格を考慮に入れる必要がある。家庭用ゲーム機は薄利多売。それに対してアーケードゲームは、売れると言ってもしれている。
そのため一定金額を超えると性能が並んで、アーケードゲームの旨みがなくなる。実際今起きてる事態だ。家庭用ゲーム機として初めて大成功を収めたファミコンは14800円だった。
確かに物価水準が違うため、簡単な比較はできないが、今のゲームが五万程度で売られてるのに比べるとあまりにも安い。利益に関しても、5万でも逆鞘と言うプレステ5と確実に利益を取って14800円では比較にならない。
この薄利多売。ハードでは儲けないと言う考え方は任天堂以外のハードで当たり前のように行われている。要するにもし、ソニーやマイクロソフトがいなければ今の世の中でも家庭用はSwitch程度なのだ。
これならアーケードゲームだって差別化できるし、驚かさせることができる。
でもプレステ5みたいなものを、あの価格で出されたら、アーケードゲームのイニシアチブは失われる。
このことがプライズゲームやコインゲーム以外のハードのオワコン化を進めたんだ。
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