読みやすく、没入感の高い文章
ミステリーらしく次々と積み上げられていく謎に対し、怒涛の伏線回収でそれらを打ち砕いていく爽快感
14万文字86話が、あっという間に感じられる
全てにおいて完成度の高い逸品

気がついたら最後まで読んでしまう作品です。伏線回収もお見事で、早く続きが読みたいです！

他の方のレビューにもある通り、作者の文章能力の高さもさることながら
この作品の魅力は、第一に無駄が無く隙の無い伏線回収だと感じました

物語がどう転ぶのか、どう決着するのか
読者として常に考えさせられ、それが故の楽しさを感じることができました

だからこそ、最後の最後にやってきた切なさが悲しすぎて
思わず涙してしまいました

素晴らしい物語です
まだの方は是非読んでみてください

一つの事件から紐解かれる真実。それを皮切りに押し寄せてくる幾つもの事実。怒涛の伏線回収、息詰まるストーリー、読後のカタルシス。スクロールする手が止まらない。

全体的に文章のクオリティが高いです

奇怪な作品テーマを掲げながら、それでいて奇を衒った表現があるわけでもなく、あえて難しい言葉を乱立させることもしない
ごくごく普通の言葉を用いながらも、地の文で情景や心情は余すことなく表現できていて、会話も自然体で読み手の中にスッと入ってくる
これが意識的にやれているのなら、素直に上手い人の書き方だと思います

物語はまだ序盤とのことなので、お話の内容についてはレビューしにくいところですが
文章クオリティの維持と今後の展開によっては大化けがあるかもと期待しての星3です