消失点の無い駅

寒い夢をみてたみたい、おぼろげに、こんなホームで、夕暮れだった



網棚の中空はシルバー

静の地点置き去られた黒い傘



鋼鉄の街の駅で靴が音を響かせた。忘れられずにいる



あまぐもは逆行ダイオキシンが喉を枯らしても街は無感動



六月のミームに街の夜はもう侵されて永遠の梅雨晴れ



道の端に何かの羽、捨ててあった

昔の空は広くて怖い 



大都市を行き交っていた知らない子。知らない子ばっかりでかげおに

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