⑤ ツカミと端末
暑いですね(酷暑 2023/07末)。
ところで季節折、なぜ「暑い」「寒い」が人と会った時の開口一番になるんでしょう。毎日顔を合わす家族も、久しぶりの他人も関係なく。
単純に、気温ネタなんて最もシンプルな共感だからでしょうね。
ここで物書きならもっと気の利いたことをひとつと
サンプルを用意しようと思ったんですが……
絶望的に面白くないのでやめました。
小説には原則、絵も色も音もない。
文字列から回りくど〜く映像を想起しないといけないから
たったひと言で読み手を引き込むのは至難のワザ。
冒頭の話の場合
お互いの顔を見ながら同じ環境に在って
五感フル活用でのアツいサムいですから。
これ全部をつぶさに文字にしたらとんでもない量になってしまう。
VR世界構築のデータを見るみたいな。
簡潔に書いても相手の経験や想像力で補完される。
ここは文字の利点でもありますから。
言葉選びは、ときに相手───読者を信頼することも必要でしょうね。
「ご想像にお任せします」
ちょと視点を変えまして。
単行本の一行が40字前後。カクヨムの書式も38でほぼ準じています。
この仕様を最大限に活かす。
書き手のみなさんは、考えたことがあるでしょうか。
「読み手がPC主体なら一行40文字フルOK、スマホなら逆で半分ぐらい」
こういった視点で書くのはアリかナシかという。
もちろん作風とジャンルにもよりますが。
読まない自分からすれば
重厚な作品を改行しまくられても逆にページ送りが面倒になったり
ライトな作品で平易な文章ダラダラ書かれても端まで目をやるのがしんどい
……なんてことも思ったりします(わがまますぎ
かつてケータイ小説なんてジャンルが発生したときから、当然この程度の考証は実証済みでしょうけれどもね……
あらためて「一言/一行でツカむ」にしても、読む端末は様々。
ならそれなりの傾向と対策は考えて損は無いのでしょうか。
……と、まま書き手側で考えたお話でした。
もう帯コピーだけでもいい時代が来るかもしれない。
(そんなバカな
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