② 文章がむずい

 文章が読み取れないと、つまづく。


 読解力はこの界隈ですと、ひとつのプライド指標になりますので

 なかなかセンシティヴな問題ですが……


 やります。やっていきますとも。

 主に自分のために。




 何が書いあるのか、わからないのがあるんです。


 ちょっとややこしいんですが……


「何書いているかわからない」


「何書いてあるかわからない」


 助詞ひとつで両者は意味が異なってきます。


 前者は国語力の問題だと、自分程度でも思えて目が滑っちゃうもの

 後者は読解力のそれで、自分にとって難しく不慣れで頭に入ってこないもの

 です。



 前者をサンプリングするとこうです。


「王の逆鱗に触れ、かがり火のゆらぎは家臣たちを恐怖した」


 ちょっと何言ってるかわかんないですよね。

 これを自分的に解釈してみると───


「王の逆鱗に触れた。すさまじい怒気は傍のかがり火を大きく揺らし、家臣たちをより一層震え上がらせた」


 本当はこんなことが言いたいじゃないのかなって思うときとかあるんですよね。

 端折っててちょっと伝わんないというのか。

(※どっちも自分が作ったサンプルです)



 後者はね……サンプリングしたくてもできない。

 個々人固有のものなので言いようが無いんです。


 珍妙な行間

 謎の文法……というか言葉の配列

 その界隈では周知であろう難解な引用元の言語

 平易だけど共感しにくい独特の情感表現

 こだわりが細かすぎる固有名詞


 ……もちろん自分の無知無学もあります。


 歴史物を読んでも、俳句ひとつを読んでも。

 その筋を勉強してないと汲み取れないものがあるのと同じ。


 

 文章への理解というか

 平たく言えば


「あんまり考えずに読ませてほしい」


 つたない読み手の希望です。



 言い換えれば

 検索しなきゃならない言葉や言い回しは な る べ く 減らしてね?

 です。


 特に衒学的───知識ひけらかしに酔ってると困る。


「わかる? この言葉、この表現。 わかんないの? デュフフフフフ」


 隠し切れないドヤ感。

「ごめん知らん」のそっと閉じ……です。


 SFやファンタジーにありがちな

 検索不可能なオリジナル言語はもっと困りますけどね……(うー首が閉まるぅ



 ただし。


 自ら読者を選ぶことを望み貫くなら、それは崇高です。

 誰にも侵せない。







 追記。

 そういえば、カクヨムのタグに


『ストレスフリー』


 ってありますよね。見た時ビックリしました。

 あのタグを当てに読み物を探す人もいるってことですよね。


 いや、それこそこのタグ

 自分みたいな人間にこそ必要なのでは……(再自覚

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