第7話 壊れていく

「え、いいの?俺で?」

期待で声が震える。

達也はズボンとパンツを膝あたりまで下ろして俺の顔の前に座った。

達也のそれは既に半立ちだった。

目の前にあるそれを口に入れると達也の濃厚な香りがした。

「お前の妄想の中の俺がやってるみたいに舐めろよ。」

俺は夢中で舌を動かした。

俺の唾液でべちゃべちゃになったソレは段々と硬度を増していく。

達也の吐息もだんだん荒くなっていく。

もっと気持ちよくなってほしくて、喉の奥の方まで押し込んだ。

苦しい。でも、達也が気持ち良ければなんでもよかった。

しばらくすると、達也は俺の後頭部を掴んで激しく動かし始めた。

達也の先走りと俺の唾液が混ざったものが唇の端からだらだらと垂れている。

「あー、やべ、イきそ。」

達也がそう呟いた瞬間、熱い液体が口に広がった。

飲み込めなかった分が口からこぼれて制服を汚す。

達也は俺の頭を掴んだまま、全部出し切るようにゆるく前後に揺すり続けた。

やっと解放されると、俺は咳き込みながら達也の精液を飲み下す。

「全部飲んだの?いい子だね。」

達也は俺の頭を優しくなでた。

「じゃあ、次はケツほぐすか。」

そう言って、達也は俺の腕を引っ張って立たせると机の上に寝かせた。

「力抜いてろよ。」

そう言いながら、俺の中に指を入れてきた。

「うぁ、……やめろって。」

おっさんとヤるときはバックでやってたからそんなに恥ずかしくなかったけど、一ノ瀬と顔を合わせながらほぐされるのは耐えられない。

「やめろって、もういいから、早く入れてくれ。」

全くほぐれてはいなかったけど、俺は懇願するように訴えた。

「いや、まだだろ。俺男とやったことないからなあ。」

達也は少し考え込むような仕草をした。

「そうだ、お前やってよ。慣れてんでしょ?」

達也はそう言って俺の右手を掴み、俺の後ろへあてがった。

「え…。」

底なしの絶望感が襲ってくる。

普通の自慰ならまだしも、後ろを自分でいじっているのを見られるのは流石に無理だ。

「お願いします。それだけは許してください。」

と涙声で訴える。

「ダメに決まってんじゃん。ほら、頑張って。」

俺はすべてを諦め、指を舌でなめて唾液で湿らし、ゆっくりと自分の中へ指を沈めていった。


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