第4話自責の念
いつも自分自身を責め続けている。たら、ればは言ってはいけないのだが、18年前団体職員時代に身体が持ちません!と、上司に言っていれば人生は変わったかもしれない。否、変わっていた。
あの頃は、名古屋に移り住んで2年くらいだったし、若かったし、上司の言葉は絶対だと考えていた。
しかし、同僚は上司に夜勤はしません!と、言って夜勤を拒み、その穴埋めが僕だった。何度も書いているが、夜勤と言えども朝の6時半には出勤し、夕方まで働き、それから書類を片付け、夜中の何時に着岸するか分からないコンテナ船を職場で待機して待つ。
仕事は夜中から朝までかかり、ようやく開放される。
ある日、他の会社の仕事をすると2000円貰える。これを、月イチもらえるのだが、普通の職員は2万円くらいだが、僕は仕事をし過ぎているので、4万円くらいもらっていた。
これは、給料とは別にもらえる。
すると、それを計算していた先輩が、「お前は今月1番もらったのだから、俺たちにご馳走しろっ!」
と。
僕は中華料理屋で、3万円ほど使わされた。
これも、嫌だ!と、はっきり言えれば良かったのだが、当時の僕は言えなかった。先輩に嫌われたら、もっと酷い仕打ちに遭うし、同期はイジメで胃潰瘍になり、僻地へ飛ばされた。
もう、病気にならない方がおかしい。
こんな、職場なんかさっさと辞めて、若いから仕事はいくらでもあったのだが、それを選択しなかった僕が悪い。
それから、ずっと自分自身を責める人生を送り始めた。
今回は責めたく無い。
体調が悪いから病院へ行かせて下さい!と、明日会社に電話するつもりだ。
休む訳では無い。30分ほど遅刻するだけだ。
何かにつけて思い出すかも知れないが、これ以上自責の念は持ちたくない。
さっき、トイレで思いっきり嘔吐したら、だいぶ落ち着いた。
これは、月曜日の夜に書いている。
火曜日、勇気を出そう。
精神を病む者の現状 羽弦トリス @September-0919
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