第3話嫌われ者
僕は兎に角、嫌われた。30代は本当にヤバい人で周囲に迷惑をかけた。
29歳で統合失調症を発症させて、30代は自分の症状、置かれている現状を受け入れる事が出来ずに、働いたが長続きしなかった。
それが、結婚と同時期に起きたので嫁さんや嫁さんの家族からは、僕がぐーたらしている人間にしか見えない。
嫁さんは、僕が精神障がい者である事を世間や家庭には秘密にしている。
生前のお義母さんは、顔も見たくないから、家に来ないで!と、言っていた。
僕も好きで病気したわけではないが、兎に角嫌われた。
また、精神科の薬が合わないまま、8年間その状態が続いた。
精神が落ち着いたのは、40手前。
病院を変えて、新しい薬でだいぶ良くなったが、リスパダールの副作用で太った。
ビジュアル的に見苦しいので、更に嫌われた。
別に嫁さん、子供はたまにタバコ臭い!と、文句を言うが嫌われてはいない。
この家族以外に嫌われるのだ。
もう、連絡しないで!来ないで!何で働かないの?ヒモなの?と、他人に言われたが僕の銀行通帳は嫁さんに渡していたし、無駄遣いなんかしてない。
精神障がい者は、誤解される事が多く嫌われ者になる確率が高い。
でも、家族、親友が仲間なら問題ない。
赤の他人に嫌われようが、僕の知った事か!
これが、現状なのだ。
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