2023 03 10
先週の続きです。平和旅館のN君も歌を芸者さんから教えられたのです。歌は「お座敷小唄」でした。名前は「〇〇姐さん」と云ってましたが、忘れました(桔梗か楓だったか?)。雛菊さんの五、六才年長だったと思います。
「お座敷小唄」の最後だったか「お金も着物も要らないわ、あな た一人が欲しいのよ」というセリフがあるのですが、そこを替え歌で「お金も着物も欲しいのよ、あなた一人が要らないの」という歌で、幼稚園児のN君は意味が分からずにお客さんたちに歌っていたそうで、たいそう大受けだったようです。
その頃(昭和30年~40年代)が今治の全盛期でした。造船、繊維etcが盛んで、芸者さんも50人以上いたそうです。昭和40年代後半になって、造船、繊維不況で芸者さんも少なくなって50年代には10人以下。最後の一人になったのは、○○姐さんでした。〇〇姐さんは、米屋の後妻になったと聞きましたが、噂ですので本当の事は分かりません。隣の松山には、今でも芸者さんが二人いるそうです。
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