2023 03 03
今年からネットフリックスとか申し込みまして、パソコンで映画を見てます。家族を見れるからと云うので、四人で月額千円です。安いと言えば安いのですが、正月から「男はつらいよ」しか見てませんので、安いのかどうか分かりません。
「男はつらいよ」のマドンナの松坂慶子さんがよかったです。松坂慶子さんの芸者役が最高でした。私の子供の頃は、芸者さんもたくさんいたのです。幼稚園の帰りの間に、料理旅館(名前は平和旅館)がありまして、その平和旅館の三男が同級生のN君がいたのです。ほとんど毎日のようにその旅館の芸者控室で芸者さんと遊んでました。普段の洋服で歩い来て、その控室で着物を着換えるのですが、スッポンポンで着替です。幼稚園児ですので、なんてことも無い。幼稚園児で芸者遊びというのは我ながら大したもんですな。
ある日、芸者さんが歌を教えてくれました。歌は「芸者ワルツ」でした。芸者さんは「雛菊」という源氏名(本名は知りません)で今治のナンバーワン芸者だったのです。家に帰って「芸者ワルツ」を歌ったら、私の父親が怒り出して「誰にこんな歌を教えたんや」と云って、私の手を取って平和旅館の芸者控室に行ったところ、父親は「雛菊、お前か、歌もええが、幼稚園児に教えたらいかん歌もあるやろ」と云ったことがありました。
ちなみに、芸者遊びは幼稚園で卒業しました。
雛菊さんは、昭和45年前後に大きな病院の院長のお妾さんになり、それからすぐに子宮がんで亡くなりました。最後に見たのは中学生の時です。「大きになったねえ」と云った顔が忘れません。「男はつらいよ」の松坂慶子の芸者を見て、雛菊さんを思い出しました次第です。確かに松坂慶子似の超美人でした。
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