遅刻 そのニ
「や~ん、遅刻遅刻~」
パンを咥えた女子高生が街を走る。
だが彼女は考えた。「走りながら食物を食するのは健康に悪いのでは?」と。
彼女は近くの河原にゴザを敷き、そこに座り、こんなこともあろうかと、持ってきた調味料や食材を贅沢に使い近所の者どもに振る舞った。
街に笑顔と平和が戻った。
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