座学

「や~ん、座学座学~」

 幕府嫌いの福沢諭吉が長机を咥えて生徒のもとに走ってきた。

「大砲の玉なんてこんなとこには飛んでこない! さぁ学問するぞお前たちぃ」

 そう生徒を鼓舞する諭吉に、生徒の一人が言った。

「たまにしか当たらないのが玉に瑕」

「お前、どっかにいっちまんえん!!」

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