定刻

「や~ん、定刻定刻~」

 パンを口に咥え線路を走り出す新幹線。

 目的地の駅に着いてしばらくすると、発車を告げるベルが鳴る。

「やだ、またお腹鳴っちゃった。パンだけじゃ足りないよ。僕の悪い癖Byウキョウキョ」

 そしてまた新幹線はパンを咥えて駅を飛び出す。

 彼女が我々の生活を支えているのだ。

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