第2話 僕とお酒
僕が幼い頃から自営業で食堂を営んでいました。
もちろんお酒も提供していました。僕の身近にはいつもお酒がありました。本格的にお酒を飲み始めたのは、高校1年の時です。2つ上の悪い先輩から誘われ、僕の家の食堂で飲み食いしていました。
罪悪感なんてありません。ただ楽しいという感覚しかありませんでした。自分で言うのもおかしいですが、僕はお酒が相当強かったと思います。
その当時の僕が、今の僕を見たら絶望すると思います。
27歳で統合失調症を発症してからも、僕はお酒を飲み続けていました。僕の周りでは、誰1人お酒を飲むなとは言いませんでした。精神障害の事を忘れたくて、お酒を飲む量も増えていきました。休肝日なんて考えもしません。
仕事が順調でお給料もたくさん頂いていました。そして夜遊びにハマりました。お酒をたらふく飲んで、ギャンブルと風俗です。僕は今後悔しています。でももう遅いです。今の僕を受け入れて、生きていきましょう。
断酒クラブではそんな苦しい過去のある人を受け入れています。
今日飲んでしまっても、明日からやり直せば良いのです。過去の事を悔やんでも、心が苦しくなるだけです。忘れましょう。
そして今日1日お酒を飲むのをやめて僕と静かに語りあいませんか?あなたの楽しかった想い出を聞かせて下さい。そして明日の活力にしましょう。
僕はずっと1人でここで待っています。
いつでもふらっと立ち寄って下さい。
明日のあなたが良い日でありますように……
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