第33話

「ひーふ キツイな」

「うん」

「あと1時間頑張ろう」

「はい」



「”前を向こうー!!”」


「しゅうーりょーう」

『お疲れー』

「帰って筋トレして寝よう」

「えっ」



半年間私はこのメニューを続けていき遂に

ダンジョン内にて

「ユウ次のフェイズに入ろう」

「なにをするの?」

「え、なんで?」

「だってユウの魔法適性は水だから」

「え、でも」

「違うんだよ。ユウは火を怖がっている」

「それは、、、そうだけど」

「こんな話を知っているか

「むかしむかし、あるところに、火を怖がっている女の子が居ました。ですがその女の子は火を扱うのが非常にうまく火を使う仕事を任せられました。

ですが女の子は火が怖いので作業のペースが周りと比べ遅れてしまっていました。その事を気にかけた家主が女の子に言いました。

「火が怖いならその火を消化出来る、水の扱いを上手にしなさい」

と言われ女の子はすぐに実践しました。

なんということでしょう。仕事をやる前は水の扱いが悪かったのに気づいたら火よりも扱いが上手くなっていましたとさ」

「でもそれはおとぎ話でしょ。フィクションとリアルは違うのよ」

「うん分かってるさ。でもこの話はリアルで俺の母方のおばあちゃんの話だからさ」

「ふーん、ならやってみるけど」

「じゃあ先ずは水鉄砲」

『水鉄砲」

ドカーン

「ゑ?」

「このマナの消費量なら継続戦闘も問題ないな」

「えぇーそうね」

「でもまだマナは足りないだから”諦めず”やろう」

「でもマナの増やし方なんて知らないよ」

「大丈夫。その方法なら知っているから」



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