第32話

「げっぷ」

「アサ箸を止めるな。死ぬぞ」

「ハイ」


       20分後

「最後の品よ」

「ふぉんとうですか?」

「えぇそれも最近の人気のタピオカジュースよ」

「やったー」

「ハイ」

ドカーン

「この量はおかしくない!?」

「何も一人で食べろとは言わないわよ」

「じゃあ誰と」

「誰ってアサとユウさんで飲むのよ」

(これって喜ぶべきなのかな?)

「喜びなさい」

「やったー」


ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

「ねぇこれ変な味しない?」

「それはプロテインとかが入っているからだと思うよ」

「そうなんだ。美味しいからいいけど」

「あっ」

「えっなによ」

「美味しい、ならおかわり入れるわよ」

「私これが終わったらアサに告白するわ」

「死亡フラグ言うなよ。て、、えぇーー」

「いいから飲みましょ」

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

ゴクゴクゴク

『ごちそうさまでした』

「お粗末さまでした」


「ユウこのままだと絶対太るから運動しよう」

「ちょっと待って」

「なに?」

「私と付き合って下さい」

「俺こそお願いします」

「兄、初彼女おめでと」

「なんで今まで出来た事が無いのを知っているんだよ!!」

「だって彼女が出来たりしたら帰ってくるのが遅くなったりするじゃん、そういうことだよ」

ガクン

「アサ、私という彼女が出来て悲しんでいるのかしら」

「いいえめちゃくちゃ嬉しいです」

「ならよろしい」

「兄、ユウさんデブるよ」

『あっ』

運動消化しに行ってきまーす」

「行ってきます」

「いってらしゃい」



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