第30話
最後元気なさそう
だったけど大丈夫か?
うん
大丈夫
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やっぱ変だな
ジョウに聞いてみるか
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ユウが最後別れる時
辛そうにしてたけど
会いに行ったほうが
いいかな?
絶対行け
わかった
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兄、頼むからユウさんに朝を見せてあげてほしい。私には何もできないから、、、
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よし行くか
近所の人に聞いてここまで来たけど
お母さんの病気が想像以上に深刻そうだな
それに深刻なのに入院しないのはおかしいな
ピーンポーン
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「高橋ユウさんは居ませんかー」
「ぁ゙い いいまぅ」
「母さん、私が出る、、、あ」
「こんにちは。(あ、だからか)」
「おんにいは」
「母さんは下がって!!」
「ごへん」
「ねぇあさ私の部屋で喋らない?」
「わかった。ただし俺の話を聞いて欲しい」
「、、、わかった」
ガチャン
「で、話って何。母さんを病院に連れてけとか」
「違う違う。でも落ち着いて聞いて欲しい」
「うん」
「ユウの母さんはもしかして「乳児異形化症候群」だろ」
「うん。アサの想像通り」
「実は俺は「乳児異形化症候群」を治した事があるんだ」
「え、本当に!!」
「うん」
「じゃあ今すぐ治してよ」
「ごめん。それは出来ない」
「なんで、あっごめん」
「大丈夫。今ユウにこの話をしたのは、お前が母さんを治せるようになるからだ」
「え、でもこの病気は他人が手伝ったら、、、」
「だからユウが治すんだよ」
「じゃあどうすれば」
「俺を見ろ。そうすれば何をすればいいかわかるさ」
「うん」
「だから俺の家に来い」
「なんで!?」
「そうだな。このままだとお前もこの病気になるからだ」
「でも母さんが一人になっちゃうから」
「問題ない」
「どんな根拠があるのよ」
「そうだね。じゃあユウは俺の家に泊まって、お前の母さんに変化があったか?」
「いいや」
「それにお前は、俺に出会う前も泊まっているだろ」
「なんでそんな事を」
「ほら図星」
「あっ、本当は俺は何も知らないさ。ただし妹から聞いたんだけど、、、俺の家に泊まる時即答だったみたいじゃん。普通、病気の母がいる時は看病のために早く帰ろうとするじゃん、だからよ」
「そっかーなんでも見通しちゃうね」
「だってお前の師匠だし」
「フフ。わかった。じゃあお世話になります」
「おう。ただしお前は明日からは気を抜けないと思え」
「ハイ師匠」
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