第6話

か「明日練習試合をするぞ」


ま「本当ですか?」


き「どことですか?」


か「ーー高校だ。」


き「強豪ですね」


か「そうだ、お前ら頑張れよ」


だか、どうやらみんなテンションが出てないらしい。


か「松と相手チームには悪いが、明日は松は出ないぞ」


き「はぁ??何でですか?」


ま「そうですよ」


か「いや、わざわざ秘密兵器で無双しても意味ないし、あくまでも、松に繋げる、やり方を練習するんだ。あとサーブカット」


ーーーー


初めてかも知れない。

練習試合はいつも荷物持ちと審判ばかりさせられて居た。


俺は今日は会場にも行かず、ただゆっくりしている。


「クソ兄貴、今日土曜日じゃん」


「そうだよ。」


「いや、練習は」


「今日は無いよ」


「嘘つき!!先輩達が今日は練習試合って言ってたよ」


うーん、妹に事情を説明しても伝わるだろうか?


結局俺は言わないで罵倒された。



ーーー

ベンチにすら入れてもらえてない、松は試合前のサーブ練習も出来ない。



ーーーーーー

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