第5話
休み時間、俺はマネージャーに呼び出された。
ま「松!アンタなんで今までずっと黙ってたの!」
松「・・・黙ってたわけじゃないよ。」
ま「黙ってたじゃない」
本当に黙ってた訳じゃない。ずっとやるなって言われていたから、しなかった。出来なかったんだよ。
黙らせてたのはそっちの方なのに
松「・・・」
すでにこう言われる時点で俺は何を言っても聞く耳は持とうとはしないだろう。
ま「・・・私、あんなことがアンタが出来るって知ってたら」
松「??」
ま「何でもない!!とりあえず!私に黙ってた、アンタは幼馴染失格よ!!」
そうして、マネージャーは行ってしまった。
俺元から幼馴染失格だったろ。それに、俺が出来るって知ってたらかぁ・・・もしそれが原因で今みたいになったら、俺達はスポーツの運動神経一つで壊れる関係だったんだな。
あはは、
「くそ、くそ」
心の底から、見下された悔しさ、ぶつけることが出来ない思い、様々な思いが悔しさとなって松に重く感じさせていた。
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