第4話

だが、監督の予想は外れて、みんな残った。


か「今日から練習はとりあえずサーブカットの練習をするぞ」


キ「はぁ??」


か「そんなの、松にサーブを繋げば勝ちだからだよ。」


き「だからどう言う事ですか?」


か「つまり、相手が一本でもミスをすれば勝ちなんだ。」


き「そんなの、」


か「ここでは俺に任せてる筈だぞ、嫌なら辞めてくれてもいい」


き「俺がやめたら、他の部員もまとめて辞めるかも知れませんよ」


か「そうなったら、少し面倒だが、まぁ別に俺はここで監督をしないだけだし、なぁ松!!もし俺と全国目指す気あるか?」


急に俺に振られた。

いや、そんなこと急に言われても


つかみんなが見てるし


ま「ダメ!!そんなの絶対ダメ!!」


幼馴染がまさかの止めに入った。要らないからどうぞって言うと思ったけど


か「それを決めるのは松だ。松お前は俺といきたいよな。」


俺は答えは決まった。けど覚悟が


みんな見ている。俺を睨むように、


か「松、楽しかっただろ?」



そうだ、俺は楽しかった。だから辞めたくなくて、またサーブを打ちたくて頑張ったんだ。


松「はい!!」


ま「松!!」


か「と言う事だ。お前達が居るか居ないかは別に問題じゃない。」


そして、部員達は、おとなしくサーブカットの練習を始めた。

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