第3話

入寮そうそう私はめちゃくちゃまた困っていた


「ご、ご、ご、ごごめんなさい!」


未来の着替えに遭遇してトイレに逃げ…


「…っ?!」


その後一緒に部屋の整理をしていた時に下着を見てしまい赤面しそうになるのを抑えるためトイレに逃げ…ようとしたら手を掴まれた


「ねえ…望海」


「はい…なんでございましょう…」


「なんで逃げるの…?」


ゴゴゴゴと効果音が聞こえてきそうな笑みを貼り付けそう聞いてくる未来にどうしたものかと考える…

正直には…答えられない…だって…男の記憶部分せいというかなんというか…そうムラムラするのだ…だってしょうがないじゃん…


「えっと…その…私その…人の裸とか下着とかなんというか…慣れてなくて…そのあの…ごめんなさい」


でも素直をそんな事を答えられるはずもないので…だいぶ苦しい言い訳をしどろもどろになりながら答える


「…」


訝しげに彼女が私を見つける…顔がちかい…いい匂いがする…ううう…


「うーん…これから一緒の部屋でしかも共用スペースしかないんだから慣れないとダメだよ望海…」


「う…うん…ごめんなさい未来さん…」


ぱっ…手を離されて私は残念…いや安心する…


「だから…ほら」


彼女は目の前で着ていたシャツを脱いだ…え?脱いだ?

マジマジと彼女を見つめてしまう

下着は付けているけど…胸が…引き締まってるお腹が…目に焼き付いて…顔が真っ赤になっていく…


「ごめんなさい!無理です!」


私はトイレに逃げた…また掴まれる前に…


ーーーーーーーーーー



ちょっとからかい過ぎたかな…そう思いながら彼女のさっきの表情を思い出す


真っ赤に染まっていた表情は私にはとても可愛く思えて、私も恥ずかしかったけどからかったかいがあったというものだ


「でも…私以外でもあんな顔…するのかな…」


それは面白くない…面白くない?

ぶんぶんと頭を振る…なんかモヤモヤとする気持ちを抑えて服を着て、彼女がまた逃げたであろうトイレにノックする

ちなみにここは学生寮にも関わらずここにはトイレとお風呂が一部屋に一個ついている


「ごめんね、望海、ほらもうしないから出ておいで」


「ほんとですか…ほんとにほんとですか…?」


「ほんとほんと」


チラッと扉を開けてこちらを見る望海…そういえば、修学旅行は病気で来なかったし、着替えもわざわざトイレに行って着替えてたな

……ほんとに苦手なのかも…

逆の立場のことを考える…望海の下着姿…着替え…あ…あれ?他の人なら大丈夫なのに何故か望海だと考えると恥ずかしいというか…なんかこうなにかが湧き上がってくるような…


「未来さん…?大丈夫ですか?」


「あ…うん大丈夫…慣れるまではなるべく鉢合わせないようにするね…」


「…絶対に慣れないよ…」


最後にボソッと何か望海言った気がしたけど聞かなかった事にした

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