史上最大の作戦

増田朋美

史上最大の作戦

その日も暑い日だった。なんだか昼間より夜のほうが活動的になれるのではないかと思われる季節であった。確かに暑いので、食欲も出ないと思われるのであるが、それでも何かを食べなければならないのであるから、人間はどうしても罪深い生き物だなと思う。

「ようしできたぞ。今日は、特製だ。きっとご飯では、食べないだろうから、こういうもので、頑張ってもらう。」

そう言って杉ちゃんは鍋の中から茹でたフォーを出して、器に盛った。

「へえ、フォーですか。珍しい食べ物ですね。何処で購入されたんですか?ここのあたりのスーパーマーケットでは売ってないですよね?」

杉ちゃんが料理しているのを眺めていた今西由紀子は、そういってしまった。

「おう、最近はネットスーパーっていうのかな?そういうところで買ってきたんだ。最近は、気軽に購入できるから、嬉しいよねえ。」

「そうなんだ。杉ちゃん、いつそんな操作ができるようになったんですか?杉ちゃん、文字もろくに読めなかったのに。」

由紀子がそう言うと、杉ちゃんは、

「へへへ。ジョチさんに手伝ってもらったんだ。」

と種明かししたので、由紀子は思わず力が抜けてしまった。

「そうですよね。それで、フォーを買ってくるようになったんですか。それにしても、一人分にしては多すぎる様な気がするんですが?」

「ああ、そうだよ。これで3人分。今日はもうお昼の時間だから、僕と水穂さんと、由紀子さんで食べるのさ。」

杉ちゃんはでかい声で言ったので由紀子は更に驚いてしまう。

「赤信号、みんなで渡れば怖くないというのと同じだよ。みんなで食べれば、きっと食べてくれるようになるさ。朝だって、たくあん一切れしか食べてないんだし、少なくとも腹は減っているだろう。口は嘘をつくが、体は嘘をつかん。だけど一人で食べるのは、寂しいから、三人で食べるんだ。」

と、杉ちゃんは言った。確かに、ご飯は一人ぼっちで食べるというのは、ちょっと寂しいものである。だったら、三人で食べるようにすれば食欲も湧いてくるという作戦は、使えるものでもある。

「よし、由紀子さんお盆に置くからそれを持ってきてくれ。それで三人で食べようぜ。」

由紀子にしてみれば、杉ちゃんに作ってもらったご飯を食べさせてもらうことは、ご飯代の節約にもなるし、何より栄養満点でものすごく美味しいので、なんだか得策でもあった。だけど、由紀子は、何故か、水穂さんにそうやってわざとらしい演技をして、食べさせるというのは、ちょっと嫌だなあというかそういう気持ちになってしまうのだった。

杉ちゃんに言われた通り、由紀子は、フォーの入った皿が乗ったお盆を持って、杉ちゃんに続いて、四畳半へ入った。水穂さんは、布団に横になっていて、予想通り咳をしていた。四畳半は冷房が効きすぎるくらい効いていて、洋服を着ている由紀子にはちょっと寒いくらいだった。

「おい、ご飯だよ。今日は三人一緒に御飯を食べるんだぞ。米粉の麺だから、当たる心配はないからしっかり食べろ。」

杉ちゃんは由紀子からお盆を受け取って、布団の横にあるサイドテーブルに置いた。

「ほら、起きるんだ。朝はたくあん一切れしか食べてないんだから、いくら頭では食べれないと言っても、体は確実に腹が減っている。そうなると、体ばっかりじゃないよ。精神関係もおかしくなるぞ。そうなると、本当におかしくなっちまって、大変なことになるんだよ。それを阻止するためにも、ちゃんと食べるんだ。しっかりな。」

杉ちゃんは、そういったのであるが、水穂さんは、よろよろと布団の上に置きた。

「ちゃんと食べるんだぜ。ほら、しっかり食べるんだよ。はい。箸渡すから、ちゃんと食べろ。」

杉ちゃんは水穂さんの箸をすぐに渡した。

「じゃあ、しっかり食べような。いただきまあす!」

杉ちゃんと由紀子はフォーを食べ始めた。確かに、野菜が沢山入っていて、ちょっとちゃんぽん麺に近いような味であるが、栄養はありそうな麺料理である。持ち絽な味加減もちゃんとしていて、言うことなしだ。杉ちゃんという人は、そういうことについては天才的であった。由紀子も、こんなうまい料理を作れたら、いいだろうなと思ってしまう。

「どうだ、うまいだろ。きょうはねえ、特製だからね。ジョチさんに手伝ってもらって、ちゃんと輸入食品の店で買ったんだぞ。まあ、フォーの本場は、物価が安いから結構ないいものが格安で買えるんだ。いい時代だよねえ。こんないいものが買えるんだからさあ。さあ食べろ食べろ。思いっきり食べていいよ。」

杉ちゃんはでかい声でそういうのだった。由紀子も黙ったままでいてはいけないかなと思って、

「本当に美味しい。杉ちゃんって本当になんでも作れちゃうんですね。」

と言った。でも、水穂さんは、フォーをなんとか口にしてはくれたのであるが、食べようとすると、咳き込んで吐いてしまうのだった。杉ちゃんに馬鹿な真似はよせと言われるけれど、咳き込んで内容物である、赤い液体と一緒に食べ物を吐き出してしまう。こんなうまいものを、どうして咳き込んで吐き出してしまうのか理由はよくわからない。

「全く。こうして咳き込んで吐き出しちまうんだから、お米も浮かばれないな。せめて食べようよ。いいか、食べるということは命をもらうことだ。お米だって植物だから、生きていたんだぜ。それが犠牲になって、僕らは食べさせてもらってるわけ。だから、食べることは大事なの。そうやって、咳き込んで吐き出しちまうなんて、何ていう無礼なことだと、お米も、怒ってるんじゃないの?」

杉ちゃんがちょっと説教みたいな話をした。こういう話は由紀子はあまり好きではないけれど、今の水穂さんであれば、杉ちゃんの言うことも通じるのではないかと思った。

「なにか別の問題があるのではないかと思います。ご飯を食べれないっていう。それでは、病気というか、そういうものなんだと思います。いくら食事を一緒にして、食べさせようとしても、だめですよ。」

由紀子は、杉ちゃんに言った。杉ちゃんは、大きなため息をついた。

「そうかあ。この作戦は、失敗か。まあ、他の作戦を考えよう。なんとかして食べてもらわんと、本当にこのままではだめになっちまうぞ。そうさせないように、僕らはやってるんだから。」

杉ちゃんは腕組みをした。それと同時に、

「こんにちは、竹村です。今日は一時にセッションをする予定でしたが、間違えて一本前のバスに乗ってしまいまして、こんな早く来てしまいました。すみません。」

と、玄関先から声がする。杉ちゃんが竹村さんだというと、その竹村さんは、四畳半にやってきた。それと一緒に、一人の女性が、代車の上に7つのクリスタルボウルを乗せてやってきた。

「彼女は、佐野瞳さんです。先月から、クリスタボウルを習いたいというので、一緒に来ていただきました。」

そう言って紹介された女性は、

「佐野瞳です。よろしくお願いします。」

と、丁寧に座礼した。別に普通の体型であるが、なにか事情があるようである。由紀子が食べているフォーのお皿を目を皿のようにして見つめていた。

「あ、あの私になにか?」

由紀子が聞くと、

「いえ、ごめんなさい私、過食症で、食べ物を見ると食べたくなってしまうくせがあるんです。」

佐野瞳さんはそう答えたのだった。

「それはいけませんよ。佐野さん。他人のものまで食べてしまってはいけません。彼女は食べものを見ると際限なく食べてしまう。その間は、頭が真っ白になっているのがいいんだそうです。だけど、それではいけませんよね。だから、僕のところに弟子入りしたんですよ。」

竹村さんが事情を説明した。それを聞いて由紀子は嫌な顔をした。他人のものまで食べてしまうなんて、なんでそうなってしまったのだろう。

「佐野さん、クリスタルボウルを並べてください。」

と竹村さんに言われて、佐野さんは急いで、すぐにクリスタルボウルを用意し始めた。それもかなり辛そうな表情だった。多分きっとフォーを食べたいという気持ちと彼女は戦っていて、それと戦いながら、クリスタルボウルを出しているのだろう。

「今回は、最も症状が重い方に施術するクラシックフロステッドボウルを持ってきました。クリスタルボウルは様々な種類がありますが、クラシックフロステッドボウルというのは、体の症状が重い方に聞かせるものです。音の整体と言われて、自律神経を安定させる作用があると言われています。それでは、食べ終わったら演奏に入らせてもらいますよ。それまでゆっくり召し上がってください。」

と、竹村さんは説明した。説明をされなければ、何の道具かわからないだろう。白い風呂桶の様な形をした楽器で、その縁を、白い棒状のマレットで叩いて演奏するという。

由紀子と杉ちゃんが箸を置くと、じゃあ行きますよと、竹村さんは言った。そして、マレットを持って、クリスタルボウルの縁を叩き始めた。ゴーン、ガーン、ギーン、何処かのお寺の鐘のような、とても不思議な音だ。それを、45分間聞いてもらう。長時間聞くとつらくなってしまう人も居るようなので竹村さんは、45分で終わりにする様にしている。縁を叩くだけではない。マレットで、クリスタルボウルの縁を擦って、長い音を出してもらうこともある。それは他の音と重なって、不思議なハーモニーを作り出し、何処かのオーケストラでも聞いているような重厚なハーモニーを奏でてくれる。

夢の世界のようなクリスタルボウルのセッションはすぐに終了してしまった。セッションが終了すると、水穂さんが少し咳き込んだため、由紀子は、水穂さん疲れたなら横になって休みましょうと、彼に言って、水穂さんを布団に横にさせてやった。

「どうだ。これでご飯を食べるきになったか。このセッションを受けると、腹が鳴って恥ずかしい思いをしたやつがいっぱいいるんだぜ。」

と、杉ちゃんが言うが、水穂さんは疲れてしまったようで、少し寝かせてくれと言って、布団に寝てしまった。

「仕方ありませんよ。それよりも緊張が取れて眠ってくれたのはまた良かったんじゃないですか。クリスタルボウルで、少し緊張が和らいでくれたかな。」

と、竹村さんが言った。

「そうだけど、ご飯を食べてもらおうという僕らの魂胆は、違ってたのかなあ。」

と、杉ちゃんは言った。

「ええ、何度か、セッションを受けていただければ、緊張も取れてくると思います。それでご飯も食べてくれるようになるのではないかと。」

と、竹村さんはそう言うが、由紀子はどうしても、水穂さんがその通りになるとは思えないのだった。だって水穂さんは、銘仙の着物を身に着けているところから、どうしても解決のしようのない問題であるということは、由紀子は知っていたからである。

「それにしても、素敵な方ですね。なんか外国の俳優さんみたいにきれいな人です。」

思わず佐野瞳さんが言ってしまった。由紀子はそれを聞いてぎょっとした。佐野瞳さんに、水穂さんを取られてしまうなんてそんなこと、ありえない話だった。

「じゃあ、僕たちは帰りましょう。次のクライエントさんも待っています。」

と、竹村さんがそういった。ああそうだねえと杉ちゃんが言った。佐野さんは急いでクリスタルボウルを台車にのせたが、なんだか水穂さんのことが気になる様子だ。ちなみに、クリスタルボウルは、とても重い楽器であり、女性が持ち上げるのは少しむずかしいものもあるが、佐野瞳さんは平気なようだった。

「ありがとうございました。また来週参りますから。週に一度は、クリスタルボウルを聞いて思いっきりリラックスしてください。じゃあ、よろしくお願いします。」

と、竹村さんと、佐野瞳さんは、丁寧に座礼して、製鉄所を出ようとしたが、瞳さんは、まだ水穂さんを見つめていたい様なところがあった。竹村さんは、瞳さんに帰りましょうといったが、水穂さんは目を覚まさなかった。二人は、ありがとうございましたと言って出ていくが、由紀子は彼女を目で追わなかった。

「あの女性、過食症って言ってたけど、水穂さんとは正反対の症状なんだあ。人間って不思議だねえ。なんか病気があると必ず正反対な症状が出る病気もあるんだねえ。」

と、杉ちゃんが台車を引いて帰っていく佐野瞳さんを見てそういったのであった。由紀子は、何も言えなかった。なんだか悪いことが起きるのではないか。それを由紀子は不安に思った。なんだか、なにか起きてしまうような気がする。そういう気持ちが由紀子は湧いてしまうのだった。

それから一週間して、杉ちゃんは今度はフォーではなくて、甘いものを食べさせようとへそ餅を上新粉で作った。上新粉というと米の粉だ。小麦粉ではないから、症状が出る心配はない。だから大丈夫だと杉ちゃんは自信を持って言うのだが、由紀子は今度も水穂さんに食べさせることは、難しいのではないかと思った。

「おーい、ご飯だぞ。今日は上新粉で作ったへそ餅だぞ。大丈夫だよ。小麦粉じゃないから、お前さんが苦しくなる事は無いぞ。」

と、杉ちゃんは、そう言って四畳半に入った。由紀子はへそ餅が大量に乗っている皿を持って四畳半に入って、サイドテーブルにそれを置いた。しかし、こんな大量のへそ餅、三人だけでは食べられないと思うのであるが、誰かスペシャルゲストでも招いたのだろうか?

「ほら、食べろ食べろ。今朝もたくあん一切れしか食べなかっただろ。だから、ちゃんと食べないと、体が駄目になるぞ。」

杉ちゃんに言われて水穂さんはよろよろ布団の上に起きたが、長らく食事をしていないので、もう体力がなくなってしまったのだろうか、由紀子がそばについて支えてやらないとだめな状態であった。それと同時に、

「こんにちは。竹村です。今日もセッションにやってまいりました。」

と、言う声が玄関先から聞こえてきた。それと同時に台車を押している別の足音も聞こえてくる。またあの佐野瞳という女性を連れてきたのかと由紀子は思った。その人が来たときは、こんな食べ物の匂いを漂わせていては行けないのではないかと由紀子は思った。

「よろしくお願いします。」

そう言いながらやはり佐野瞳さんが部屋に入ってきた。やはり体格は普通の女性と変わらないけれど、吐きだこが手の甲にあったため、それでは常習的に、食べて吐いているのを繰り返しているのだなと由紀子は思った。

「じゃあ瞳さん、縁側にクリスタルボウルをおいてください。」

と、竹村さんが言うと、瞳さんはわかりましたといった。それと同時に、へそ餅の山が瞳さんの目の中に入ってしまったようで、瞳さんは動きが一瞬だけ止まってしまった。

「おう、お前さんも一つどうだ?」

と、杉ちゃんが言った。瞳さんは、頂きますも言わないで、すぐにへそ餅を取ろうとしたが、

「まあ待て待て。大食いするときは、食べ物に感謝して食べるんだよな。まず頂きますと言ってから食べてくれ。」

と杉ちゃんに言われて、瞳さんは、

「頂きます。」

と言ってへそ餅をとって、食らいつくように食べてしまった。また次のへそ餅に手を伸ばすが、

「ダメダメ、一つ一つのへそ餅だって、元はと言えば植物からとった栄養だぞ。それに感謝して食べような。そして、食べているときは周りをよーく見て。みんなお前さんがするような、ライオンみたいな食べ方はしないぞ。」

杉ちゃんに止められてしまった。瞳さんは、慎重にへそ餅を一つとって、

「頂きます。」

と言ってまたへそ餅を食べた。

「どうだ、うまいだろう。これはな、上新粉で来ている。米の粉から作った食べ物だ。他のやつもみんな大好きなんだ。味がわかったら、教えてくれ。」

と、杉ちゃんに言われて瞳さんは困った顔をする。瞳さんにしてみれば、食べ物の味などどうでもいいのだった。それよりも口に食べ物を入れることで、彼女は心の安定を図ってきたのだ。そのときに、食べ物の味を感じている暇はない。

「だから、もう一個食べて、味を教えてくれと言っている。味を感じるには、食べ物に感謝して、生かしてもらうっていう自覚を持つことだ。そして、食べる前には頂きます、食べ終わったらごちそうさま。それだってちゃんと言わないとね。」

杉ちゃんに言われて、瞳さんは、ハイと小さな声で言って、

「頂きます。」

と言って、へそ餅を一つとって食べた。今度はすぐ飲み込むような真似をしなかった。でも瞳さんの歯は、食べ吐きで一緒に出てきた胃液のせいで、ボロボロになっていた。だから食べるのにはちょっと手間がかかった。それでも瞳さんはへそ餅を食べた。

「どうだ。美味かったか?」

杉ちゃんに言われて、

「ごちそうさまでした。とても柔らかくて美味しかったです。ありがとうございます。」

と感想を漏らしたが、自分でも何を言っているんだという顔になった。なんで、こんな事をいったのかわからないと本人も不思議そうな顔をしている。

「はあ、お前さんはこうしてみんなで楽しくご飯をということはあまりなかったの?」

杉ちゃんにそう聞かれて、瞳さんはこう答えた。

「ええ。ありませんでした。食事なんて、ただ、食べたくなったら食べるだけでした。そんな生活がずっと続いていて、私は寂しくて。食事をしているときだけが、唯一楽しかったから。」

「なるほど。それに依存するというかそういう形になってしまったんですね。食べているときが幸せではなくて、他の時間で幸せが見つかるといいですね。」

水穂さんが細い声でそういう事を言った。水穂さんも他人を励ましているのだったら、自分で食べるようにしてくれと由紀子はじれったい気持ちになるのだったが、

「そうか。じゃあ、お前さんも、週に一回竹村さんとここに来るんだったら、それならへそ餅いっぱい作って待っていてやるよ。そうなればもう寂しくないだろ?」

と、杉ちゃんが言った。杉ちゃんの喋り方はそういうわけではないけれど、ヤクザの親分みたいな言い方なので、瞳さんは、ちょっと驚いてしまうようであったが、

「大丈夫ですよ。僕たちは、あなたのことを悪い人だとは思いませんから。」

と水穂さんが優しく言った。瞳さんは思わず涙をこぼして泣き始めた。竹村さんはそれを止めようとしたが、水穂さんが、少しだけ泣かせてあげてくださいといった。由紀子は水穂さんは、どうしてそんなに優しいんだろうか、という理由を知っていたので、それを見て非常にもどかしいというか、なんというか、やりきれない気持ちになった。由紀子にしてみれば水穂さんがもう少し自分の体を最優先してもいいと思っていたので。

「よし、史上最大の作戦は成功だ。」

杉ちゃんはカラカラと笑った。

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