またね。

ももいくれあ

第1話

同時に呼吸した。

ココロとアタマで同時だった。

深い空と雲が、スゥーと、

キモチの奥に入ってきた。

油断したかな。

眩しかった。

キラキラ輝く瞳の奥で、

真っ赤なウソが待っていた。

届く限りの声をふりしぼって、

せーので、一緒に後ろを向いた。

もう、絶対振り返らない。

手を振ってたね。

2人とも。

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