824話 Q&A!教えて廣瀬せんせい!
「えっと、先程聖剣について話をした際に『280本の行方について』というコメントがあったんですけど」
「兄者さんの知人経由で世界11カ国にばら撒いているはずですので私からは何とも…一応3年前に行方を追った際は18カ国203本はありました」
『だいぶ、減っている?それとも収蔵された?』
『その知人が怪しい』
『私が受け取った20本の内15本はきちんと3カ国へ送り届けました』
『兄者の知人居た!きちんと届けたのに使われてない?』
『私も30本のうち25本は各大使館に届けておりますが、我が国では残り2本です』
『消耗品だからか…』
『大量生産はよ!』
「他の武器は作らなかったのですか?」
「それも考えたのですが、燃料面含め継続した戦闘が出来なくなる可能性やそれらが人を巻き込んだ場合の安全性の担保に関しての問題がありましたので、最後の手段としての聖剣プロジェクトだったんですね~」
「槍は無かったのですか?」
「聖槍プロジェクトに関しては…物が物なのですぐに露見すると見送られました…製造と輸送問題ですね。
それとですね、大量生産云々言っている人居ましたが、技術的に作れる者がほぼいない挙げ句聖水晶片と魔石を使った特殊製法ですから…
どこかの政府が巫女様から兄者さんの物を国指定定価で買い叩いた時と違ってあの時点でも芸術性と希少性、有用性は理解されていましたが…
ですが!中には何も分からず聖水晶片を外したりメカニズム解析といって壊したケース、売り払った等残念なケースもあるかと思いますよー」
『そこまで知っている真紀奈さんって本気何者?』
『異世界の神を論破した社畜神であり過労神』
『なんか物騒な冗談が来たけど…冗談だよね?えっ?神?』
『この人神様だったら兄者既に神の先いってるという事になるぞ?』
『待って!?水晶剣って名前で美術館に展示されてたのってそれ!?』
『ふぁーw』
『質問です!無能力者でも使えますか?』
『どういう意味なんだろうか』
「廣瀬さん!私も聖剣欲しいです!」
「ではプロトタイプを後ほど進呈致しますね。高出力なのですが、使い手を選ぶ代物でしたので~」
「やりました!私、パワーアップです!」
「キーワードをいえば射程距離は80メートル程度ですがビームみたいな物も出せますよー」
「もうこれで遠近両用聖女爆誕ですね!」
「どんな日本語ですか…ああ、無能力者ですか~…CASE-BY-CASEですね~清らかな心の持ち主であれば死者程度はバターのように斬れちゃいます。思念拡張者や天然能力者は当然小鬼くらいは普通にスパッといけます」
「戴ける剣ってどんな聖剣ですか!?」
「聞いてませんね?ちょっとメカニカルな剣ですよ~あの頃の最新技術と兄者さんの技能の粋を詰め込んだ一品ですから…それをベースに一般人が使えるよう14~15ランク下げたのがばら撒いた聖剣です」
『ジャンヌさんウッキウキ』
『やはり物理攻撃好きなのか』
『遠距離攻撃も手に入れたと』
『言うほど遠距離か?』
『80メートルのビームぶん回されたら普通に範囲兵器やぞ?』
『半径80メートルは私の射程距離!とか言いながら殴りかかってくる聖女様』
『あの、質問をしたいんですけど!』
「聖女様がハイテンション過ぎるので終了します~お相手は社畜神真紀奈@姉に匿名でたれ込む予定、と」
「聖処女!ジャンヌでした!みんなーまったねー!」
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