771話 パン作成&試食時のコメント欄


『一切止まることなくパンを作る巫女様なんなん?』

『職人の神やで?』

『なあ、画面の端っこでマイヤちゃんが何かやっているんだが…』

『幼子に重労働させられねぇ!』

『いや、マイヤちゃん料理手伝える子だよ!?』

『何それうらやま。私そんな良い子欲しいんだけど』

『巫女様の子だからね…しょうがないよ…』

『マイヤちゃんボイス集あったら買う。自宅の機器に登録して色々言ってもらう』

『なんか見せてるけど…なんだろ。棒?4本?』

『あっ、マイヤちゃんが出来上がったパンを棒で叩いて!私を叩いて!』

『うわぁ…なんか沸いて出たよ…』

『焼き印?うわああああ!可愛い可愛いよ!』

『思わず胸を押さえてしまった…職場なのに』

『超高速で焼き印押していくマイヤちゃんすげえ』

『あれ?4種類なのに焼きごて6つ?』

『えっ?チョコ』

『ああっ!いけませんっ!こしあんにチョコは!』

『あんこには練乳やろが!』

『それはそれでどうなんだ?』

『4種類じゃない、だと?』

『巫女様やで?』

『それ以上はあってもそれ以下はない…これが巫女様クォリティー!』

『巫女様、料理番組に出て欲しいんだけど…』

『録画しまくって巫女様可愛いヤッター言っているだけで何も作らない定期』

『そう言えば協会どうなてるんだろう』

『マイヤちゃんボイス集の企画書作ったら何処に送ればいい?』

『凄い意気込みの奴が居てワロタ』

『協会、とんでもない事になってる。巫女様のパパ、ダンジョン関係者とか』

『は?』

『巫女様ン家、両親揃って育児放棄していた挙げ句両親行方不明だったらしいぞ』

『なんでそんなハードなの!?』

『まさかあの兄がずっと家族育ててた?えっ?兄者パーフェクトヒューマン?』

『俺知ってる。兄者、自力で会社立ち上げていくつか会社持ってる』

『ふぁ!?待て待てマジで何処のラノベ主人公!?』

『マイヤちゃん焼き印終了宣言!』

『マヂ可愛すぎて無理…食べられない…』

『現実を見ろ。我々はあれを食べることは出来ない』

『いやあああああああっっ!』

『あっ、妹様帰ってきた』

『ジャンヌさんともう一人も満足げな顔だけど、日本人だよな?』

『東京府って何?今ジャンヌさんとそんな話ししているけど』

『よく聞き取れるな…』

『試食タイム!』

『あっ、巫女様どっか行っちゃった…』

『まーた巫女様自分は食べないで…』

『全員深刻な顔であんパン見ているんですが?』

『みんな包丁を持っては誰かに譲ってる…』

『巫女にゃんこに包丁?無理でしょ』

『マイヤちゃんが涙目で手をプルプルさせながら…あっ、横から包丁奪った』

『そりゃあな…あかんて』

『巫女様も取ってきた!』

『ふぁっ!?バサバサ切っていく!?』

『みんなビクウッってw』

『そりゃあそうなるよ』

『さあ、実食、実食』

『みんな幸せそうだなぁ…良いなぁ』

『やっぱりこの人幕末の人だよ!桜の塩漬けとか、東京府とか!』

『まあ、誰でもいいじゃないか。おれはちょこあんパン食べたい』

『え?何言ってるの?粒あんでしょ?』

『白あんさんも忘れないであげて?』

『全部美味そうだけど、1つも食べられない俺らがわーわー言ってもな…』

『ちょっとあんパン買ってくる』

『1階がコンビニな職場に隙はなかった!』

『営業に買ってきてって電話しよう』

『貴様ッ(巫女様の動画を)見ているな!?』

『オマエモナー』

『仲いいなお前等。ただ、職務中に動画見るのはどうなんだ?』

『ほとんどの人がそうじゃないっすか?』

『………だなぁ』


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