757話 配信内容:ほぼさんといっしょ?
マンションに戻りスタジオを見ると…増えていた。
ぇえー?
せお姉様とゆる姉様がブロック崩しをしており、アペプとハヴァスターイ様はお昼寝していた。
……よし、おやつにプリンを出そう。
残りは7つかぁ…あとでプリンとカフェオレプリンを作ろう。
『やべぇ…チラッと見るだけの予定なのに3時間以上見ている』
『よう俺』
『ハヴァ様がそっとお姉ちゃんムーブというかアシストしていたり、良いよね』
『遊び疲れてお昼寝する幼女、良い』
『あれ?俺が一杯居る』
「みんなー、おやつの時間ですよー」
僕はプリンを持ってスタジオに入る。
何となく女性化して修道服を着ている。
「あ、ゆーちゃん!」
「あっ!?」
引き抜こうとしていたせお姉様がゆる姉様の大声にビックリしてブロックを崩してしまった。
「ぅあ、ごめーん!」
泣きそうな顔でゆる姉様を見つめるせお姉様。
『…ぉやつ?』
「ん、おやつ」
元気な年長組とお昼寝していた保育園児かと言いたい。超言いたい。
邪神側の方々の方がよい子という…
年長さん達(失礼)が急いで片付けをして小さなテーブルを持ってきた。
「あの、何故小さなテーブルを?」
「「「『?』」」」
「いや、何で皆同時に首かしげるのかなぁ?」
『どれだけ善行を積めばその保育園見学に行けますか?』
『お金を積まず善行を積むと言う所にリスナー魂を感じる』
『でもマジで癒やされる…祓戸様やユグドラシル様はお仕事しようか』
『www』
「あっ、ゆる姉様、テーブルもう一つありますか?」
「ん?取ってくるね」
パタパタと奥へ行き、同じ小さなテーブルを持ってきた。
「マイヤも出ておいで」
そう言うとフワリと僕の横にマイヤが姿を現した。
『…マイヤも良いの?』
「マイヤも皆とおやつ食べたいでしょ?」
『うん!ママありがとう!』
ニパァ!と全てを浄化しそうな笑顔で笑うマイヤ可愛い。超可愛い。
皆のテーブルの上にプリンを配膳していく。
「どうぞお召し上がりください」
「「「『『いただきまーす』』」」」
『戴きます言えて偉い』
『食事に対する感謝?』
『食材に対する感謝』
『幼女や神様方がやるととても大切なものに見える』
『大切なことやろが!』
『あの、会社の同僚がてぇてぇって過呼吸起こしているんですが』
『急にてぇて二ウムを過剰摂取したからだ』
『一度尊死させた方が早いぞ。年少組?の満面の笑みを見せたら良い』
『この映像には空間の浄化作用があるのだろうか…部屋の空気が澄んだ』
幸せそうに皆が食べる姿を見て僕も嬉しい。
「今ッス。ご主人も小さくなって混ざるっす!」
「テーブルも用意したわよ!ショタ?ロリ?どっちでもご褒美よ!」
「うわ、暴走止まってない…」
仕方ないなぁ…今回は女児姿になるかな?
アブノーマルBモード…久しぶり!
女児姿でも少し小さいテーブルに着き、プリンを撮り出す。
「「み゛っ!?」」
私の姿を見たゆる姉とせお姉が目を見開いて凝視したあと変な声を上げて悶え始めた。
「!?」
ハヴァスターイは私を見て目をキラキラさせ、大急ぎでプリンを食べ始めた。
───しまった!お腹ハムハムされちゃう!?
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