652話 爆誕!うさ神子像と、箱庭拡大
───結局、マイヤとジャンヌさんに急かされてあの結晶で作る事になった。
どうして!?どうしてそうなった!?
結晶が恐ろしい量になっていたからという事と、マイヤが言うには世界さんが『全然問題無い』と教えてくれたらしい。
つまり、逃げ場を防がれた!
……超作りたくない…
目の前には結晶の小山があった。
予想以上に多いんですが?5~60はあるよ?
とりあえず過去と同じように空間操作で隔離して『慈母の眼・改』を使った上で、鑑定を行う。
【神聖うさ神子像】Ex:全長182㎝のうさ神子像
安置すると半径200km範囲に聖癒結界を形成する。
Lv3快癒効果、Lv4解呪効果、Lv3解毒効果、Lv5聖結界
そして範囲内では軽度のインフラ消費系作業が可能となる。(使用限界あり)
備考:────────────────(途絶)
備考2:躍動的に左足を後ろにピョコリとあげて着地をした瞬間と両手でうさ耳を作ってちょっと上目遣いをしている。チャームポイントは蠱惑的な表情にチロッと出した舌、チラリと見える臍が情欲をかき立てるはずだが、神々しいため情欲の前に全力崇拝してしまう。
尚、うさ耳とちょっとつま先立ちの状態のため通常よりも高い全長182cmとなっている。服装は素肌に白いベストと黒のショートパンツ。黒のヒールブーツ。
───絶対箱庭から外に出さないでね?あと後で拝みに行くからね?
なんか、ユルフテラ様ごめんなさい。
あと、巫女にゃんこですらない、だと?
しかも態々神子にされているし。
「ふおおおおおおおおおおおっっっ!仕えててよかったぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!」
えっと、ジャンヌさん?
『パパセクシー!』
「ではではこちらを礼拝堂の中央に安置します!」
『世界さん大喜びしてるよ』
さいですか…
ジャンヌさんが素早くうさ神子像を収納し、礼拝堂へ走っていった。
そして数分後。
なんか、礼拝堂が光っているんですが…なんか無茶苦茶神圧が増してません!?
「何事ですか!?」
ほらぁ!石長比売様が慌てて出てきたし!
『礼拝堂作ったの!』
「!?あちらから力が…私も礼拝に…」
えええええっ!?
イソイソと石長比売様が礼拝堂へ向かって行った。
ゾロゾロと洋館から神兵さん達が出てきて礼拝堂を見て一様に驚き、そして何かを理解したように頷き合うと礼拝堂へと向かう。
「何事ですか」
「また何かやらかした?」
白城さんとメリアさんが僕の元へとやってきて礼拝堂を見ると何か理解したように頷いた。
「……これは」
「見事にやらかしているな」
「僕がというよりもジャンヌさんとマイヤに強要された結果なんですが…」
「でも最終的に実行したのは」
「はい。すみませんっ!」
そーですねっ!
「しかし、ここまで神気神圧が強いと…」
「やっぱり問題ですよねぇ…」
『世界さんがもう少し大きくするって!』
「「「えっ?」」」
僕ら3人はマイヤの台詞に固まった。
「───いや、本当に何をしたのですか?」
「2人に言われて神像を作っただけだよ?」
「…あー…まあ、行い全てがやらかしだし」
ちょっとそれは酷い言いようじゃないですか!?
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