635話 鑑定詳細と、個人情報
年齢:25歳 身長:164cm 体重:52kg B90/W56/H85
関係者、高野香也の従姉妹。 内気で極度の怖がりであり超出不精。
神宮衛士召喚(L0)(0/300):神聖属性の衛士や武者を合計300名召喚できる。
兵馬召喚(L0)(0/30):移動のための神馬等の移動手段を30程召喚できる。
閉門四角祭(L2)(1/1):屋敷を閉じて外敵や魘魅等を防ぐ。
???:必要な条件をクリアしておりません。
先天能力
見鬼(L3):霊魂、妖怪、隠形看破、神仙界への境界が見え、未来察知ができる。
後天能力
結界(L2):身体より5cmの位置に論理宮門結界を常時展開している。
引き籠もり(L3):消費カロリー及び栄養素30%OFF
───笑えない。
「紅葉さん」
「美月」
「紅葉さんのステータス、ちょっと頭おかしい」
「スルーした挙げ句言うことそれなの!?」
「だって…後天スキル手に入れているのに、スキル名引き籠もり(L3)なんだけど」
「………」
紅葉さんが思い切り表情を強張らせた。
不摂生や悪い意味での引き籠もりではないから罰することは出来ずとも…という感じなのか、それとも執念の成せる技なのか。
「じゃあ、召喚させてください」
「えっ?やだ」
「やだじゃなくて、召喚させてください」
「武者とか怖い!」
「じゃあ衛士でも良いですから…召喚して使いこなせれば家事手伝い含め色々使えますよ?」
「えっ!?」
紅葉さんは目を見開いて驚いた。
「なんなら兵馬召喚で移動手段を召喚できますよ?そうしたら遠くへの買い出しとかもお願いできるかと」
神馬等移動の移動手段って書かれてるし。
「えっ!?…そんな便利なことできるの!?」
「うん。今の状態だとそこまで遠出はできないかも知れないけど、鍛えていけばできるよ」
「何か裏付けはあるの?」
「うん。僕の救命師団と、佑那の神兵さんも自由に動けるし」
百聞は一見にしかず、かなぁ…
「タイムさん。白城さんと神兵さんを1人呼んでもらっても良い?」
「ラシャ!ッス」
タイムさんが2人を呼びに行った。
「っ!?さっきもそうだったけどお化け!?違うよね!?」
もの凄く怯えられているよ…
「えっと、僕の弟子?」
「そして私は使い魔よ」
そう言いながらフィラさんが姿を見せた。
「みゃっ!?」
紅葉さんがその声に怯えて僕に抱きついてきた。
「はいはい。紅葉さん、怖くないよー」
僕はそっと抱き返して紅葉さんの背中をさする。
本気で怯えている紅葉さんを宥めていると、
「「お呼びでしょうか」」
タイムさんは白城さんと板額さんを連れてきた。
「ありがとうタイムさん。白城さん、板額さんも忙しい中済みません」
「いえ、そちらの方は…」
「僕の友人で紅葉美月さんです」
「あのっ、紅葉美月です。よろしくお願いします」
カチカチに緊張した紅葉さんが2人に挨拶をする。
この2人に対してお化けだ何だとは言わない。
一体何が違うんだろうか…
「で、私達を呼んだ理由はなんでしょうか」
「えっと、紅葉さんも召喚スキルがあるんだけど…元々保っている見鬼のスキルが強力すぎてどうしてもお化けに見えてしまって怖いらしいんだ」
「「………はあ…?」」
揃って気のない返事と言うよりも疑問符多めな反応だった。
「そうポンポン召喚スキルがあるとは思えませんが…職名と規模は分かっているのでしょうか」
白城さんの疑問に僕は書き留めた紅葉さんの鑑定結果を見せた。
「………一線級の人間じゃないですか!」
「どうして兵部卿が……」
2人揃って絶句した。
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