294話 3day AM~朝食は兄者と一緒
おはようございます。
本日の朝ご飯は超シンプルなモノにしました。
ごはん、豚肉と大根のお味噌汁、白菜のお浸し、汁だく牛皿。
因みに、牛肉は薄切りで弱火にて長時間煮込んでおります。
ご飯は昨日確りと炊いて確保していますし?対策はバッチリですよ!
例えおかずが無くなろうともご飯は余る!(後ろ向きな自信)
神域に行くと、兄さんが居ました。
「ああ、起きたか」
「おはよう。兄さん」
嬉しくて軽くハグをする。
「甘えん坊だな」
苦笑しながらも付き合ってくれる兄さんが大好きです。
「テェテェ…アアッ…テェテェ…」
「ミツルギ姉様もおはようございます」
「んっ!?あ、ああ。おはようございます」
「はぐ、する?」
「すりゅぅ!!」
軽くハグをしたらもの凄く元気になってくれた。
「兄さんも朝ご飯食べるよね?」
「ああ。大丈夫なのか?」
「食材は売るほどあるし、急な来客にも対応出来るくらいには作っているから大丈夫だよ」
「相変わらずだな…」
「今日夕方に佑那とお友達、あと静留さんが来るみたい」
「…料理を自慢したから禁断症状が出たか…」
「僕の料理を危ないお薬みたいにいうの止めて!?」
「思い出せ。静留のガンギマリの目を…」
「………うん。あの人だけはおかしい」
だから僕は悪くない!
「私もゆーくんの料理が食べられなくなったら…禁断症状が…?」
神様は食べなくても大丈夫だよね?
「…圧巻だな」
「だねぇ…」
「美味しいです。美味しいです!」
1升飯櫃は4つ消えました。
朝から消費する量じゃないと何度も…88~90人分ですよ?
まあ、まだご飯に余裕はありますが。
ロアステーアさんも三杯食べた
あと、ロアステーアさんに兄さんを紹介するとマジマジと見比べて小さく息を吐いた。似てない?そんなに似てない?
「お似合いです」
いや、それは意味が違いますよね?
「うーん…今日の朝食は66点かなぁ」
「少し厳しくないか?」
「お浸しが減点対象」
「そこまでか?」
「うん」
そこは妥協したくない。
「友紀が納得していなくても皆が美味しければ良いだろ?」
「そこは勿論。でももっと美味しいものを食べてもらえるように頑張る」
「先に進むための…と言うことだな」
「うん」
「ならいい」
兄さんが僕の頭を撫でてくれた。
「今夜は佑那達を泊めてやって欲しい」
「?」
「嫌な予感がする」
「まあ、大丈夫。僕の部屋に泊まって貰えば良いし」
「済まないが頼む。佑那には言っておく」
「お願いね?…あっ、ちょっと待ってて!」
急いでおにぎりを作り兄さんに渡す。
「………7人分ほどあるが?」
「佑那達の分」
「知っていたのか」
「知らないけど、もしかして…って」
「そうか。まあ、自宅でも良かったんだが…明日から四日間俺が身動き取れなくなるからな」
「兄さんが?」
「大分面倒なことに巻き込まれたんでな」
「……じゃあその間みんな匿っておくよ」
「大丈夫か?」
部屋増やして貰うか、箱庭神域を使えば何とかなるし。
「問題無いよ」
「あ、ゆーちゃんの部屋の隣と向かいにお客さん用の部屋作っておくね!」
「……だそうです」
「了解した。感謝する」
「あ、兄さん兄さん」
「なんだ?」
「お野菜とか、穀物とか持っていかない?」
「どうした?」
「とんでもないほどあるからお裾分けに…って」
大宜都比売様方の方をみると、頷かれた。
すっごく嫌な予感がする。
「兄さん。神様方、更に増やそうとしているから…トン単位になりそうな気がする」
「トン単位ってなんだ…」
もの凄く呆れた感じで言われてしまった。
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