285話 2dayPM~爆弾発言とおやつ戦争への嚆矢

「あーあ…迂闊なこと喋らなくなっちゃった」

「仕方ないんじゃ無い?まさか自分たちのことを棚に上げて責めて利益を得ようと思った人達が複数名いたみたいだし?」

「国としては正しい…と思っているんじゃない?でも僕たちが介入している以上、簡単には…ねぇ」

「あと、裏でこの配信を止めるよう圧力掛けているけど…四カ国ほど。宣戦布告だよねぇ?良いよ?世界中の都市にウインドウを出して一方的な配信しちゃおうかな?この配信形態は双方向だから良いと思っていたけど、ソレを捨てたいみたいだし?」


『巫女様!神様の暴走を止めてください!』

『知っているか?ロリ神様は止められない』

『優しい審判』

『でもおやつでわからされる女神』

『はいしんありがとうございます』

『神様的に今回の会議で気になることでもあったんですか?』


「ん?都合の良い時だけゆーちゃんを使おうする人のかな?」

「はいはいささくれない。早いけど明日のことについて説明しておかない?」

「んー…まあ、サプライズも良いけど、説明も必要かな…明日のパージは回復系…なんだけど、流石に死者が急激に増えそうだから明日は通常では効果半減とするよ。それと…術系の人達に朗報!イメージ派と理論派の人に対して若干上方修正が入るよ!」

「それと、偶に見かけたカルマ値の件だけど…明日の午前六時から各都市の中心部に審議の石板という物を勝手に設置させて貰うよ」


『審判の石板では無く?』

『カルマの石板とか?』

『何故審議?』

『ネーミングセンス』

『審議って意味…』


「酷い言われようだな!?審議で当たっているんだよ!監修と技術提供は十王とユースティティア、ラダマンテュス、ガブリエル、フォルセティの十四の神格者だからね?それを戦神ミツルギが技術統合してアイテム化したんだ」

「みっちゃんカワイソス」

「……あーたがやらせたんでしょうか」


『十王is誰?』

『閻魔大王が有名すぎて他知らない』

『それすら知らなかったんだが?』

『秦広王、初江王、宋帝王、五官王、閻魔王、変成王、泰山王、平等王、都市王、五道転輪王の十王です』

『存在したの!?』

『ロリ上司からの無茶振りに耐えるOL…良き』


「十王と称されているだけで本業は別だったり、既に退位している神格もいたよ。そういった神格者は同位役職が引き継いでいるからね?」

「本当は簡易型でも良かったんだけどね…より正確に測りたいからさ、今回兄者…白獅子の主が使っている審判の眼の一部分、浄玻璃の眼を参考にしたから元々の18点満点から100点満点になっちゃったよ」

「現在生きている全人類。前世の業含めゆーちゃん以上は1名。世界ランク1位は測定不能。人なのに神以上のやらかしをしている人。あと、ゆーちゃんも一応測定不能クラスだね。救世主や神格到達者でも90点ラインだからね?」

「なお、石板横にも書いておくけど、人のカルマ値平均を40~50に設定しているけど、25を切ったら危険だからね?スキルペナルティや神造系使用制限、収納制限が凄くなる。一桁は論外だよ」

「まあ、マイナス値の人間はほとんどが邪神、悪神からの神託を曲解して問題行動起こしているか、悪魔に唆されたか…ダンジョン側の浸食を受けているか…だね」

「一桁は己の欲望によって大量殺人や犯罪を~って人くらいだしなぁ…あ!無理矢理動かそうとしたり破壊しようとしたら指示者含め重いペナルティがあるからね!それも注意書きを見てね!」

 コンコン

「「?」」

「ゆーきが、おやつって」


『幼女様!?』

『新たな幼女!?』

『平坦な喋り方がイイ!』

『おねむな表情?えっ?神?』

『ようじょ!ようじょ!』


「はい!今回はここまで!じゃあね!」

「連絡ありがとう!おやつだー!」

「ちょ、待って!」


 ───配信は終了致しました───


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