167話 改装~神〇ビ…マンションを魔改造のススメ
目を覚ますとベッドで眠っていた。
時計を見ると午前三時だった。
そして珍しいことにベッド周辺含め誰も居なかった。
───この時間だし、もう眠れないなぁ…ご飯作るかな…
ベッドから降りてメイドへとモードチェンジする。
さて、今日は何を作ろう?
神域に入るも誰も居ない。
よし。今のうちにキッチンへ…んんんっ?更に広くなってる?
まあ、悪いことではないし。いいや。
手早くご飯を洗ってセット。
多いのは…キャベツ、白菜、卵、チキン…モヤシ。
3、4品で良いかな。
ミニ親子丼と鳥モヤシの南蛮漬け。白菜と塩昆布の浅漬け。キャベツと鳥の柔らかスープ…これくらいで良いかな?
あ、でも念のためにご飯をあと五合炊いておこうかな?
そして鰹節パックを使ったおかかふりかけを作っておこう。
時間はあるからのんびり作って…あ、何かあった時対策にきんぴらゴボウと鶏そぼろを作っておけば…
~~神子メイド調理中~~
ふぅ…これだけ作れば…いや、足りるかなぁ?
お酒のおつまみも少し作って保管しておこうかな?
信州のいもなますと…少し手間は掛かるけど、奈良のっぺ作っておこうかな!
~~神子メイド再調理中~~
「いや、ゆーくん?どうして普通に料理しているのかな?しかも終わっているし」
[あ、ミツルギ姉様おはようございます]
「おはよう。じゃなくて!体調は?」
[長く寝過ぎてビックリしてます]
「それだけ疲れていたって事だからね!?休まないと」
[ミツルギ姉様]
「?なんだ?」
[はい。味見…あーん]
「ふぁっ!?」
[信州いもなます。どうぞめしあがれ?]
「あっ、あーん…」
[どうですか?]
「…おいしい」
[よかった。これを作るのに結構時間が掛かったので…これとこの鍋の物はお酒のおつまみ用としてここの保管庫に入れておきますね?]
「えっ?あ、ああ。ありがとう…ではなく!」
[僕は大丈夫ですよ。それよりも朝ご飯にしますか?もう準備は出来ていますから]
「……皆を呼ぶよ」
はい。お願いします。
食事を終えて一息吐いた…と思ったら、皆が僕を待っていた。
[えっと…?]
「ゆーちゃん?」
[はい…]
「いつもありがとう。ゆーちゃんがいてくれるから私達は頑張れているんだ」
[ゆる姉様…]
「でもね?君も適度に休まないと」
[あうっ…]
「みんな本当に心配してたんだからね?アディエーナなんて半狂乱で仕事してるし…」
「倒れたと聞いて思わず自決しようと…」
なんで!?
「私達がお姉様に無理をさせすぎたのではと思い、お姉様いない世界を考えると…絶望しか無くなってしまい…」
[どんだけ話飛躍してるの!?]
「まあ、私もゆーくんがいないこの世界にはいたくないな…」
えっと…えっと…ありがとうございます…
『はい可愛い』
みんななんで同時にハモるんですかっ!?
「それはそれとして…このビルの改z…ゲフン。改装をするから今日一日出ていて欲しいんだ」
[改装ですか?]
「うん。外見はほとんどそのままで中をちょこちょこっと改装しようかな、と」
[コンシェルジュさん含め従業員の方々に伝えないと…]
「ああ、そこは僕がやるから大丈夫。それに1階は空間を少し弄る程度だから支障はないよ」
[そうですか…分かりました]
「あ、でも下の階含め結構弄るからその事は連絡しておかなきゃ…」
結構弄る…?ちょこちょこっと改装って…
「部屋が12部屋になったり、訓練施設作ったり色々だよ!」
[………待って。設計図とか企画書ください…]
「作ってから作るよ!」
逆ぅ!それ逆ですからね!?
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