第4話 病気、悪化なう。

 昨日、昼前。

 ぶっ倒れ――そうになったけど立ってたけど動けなくなった(謎)。


 私は双極症という病気である。別名、躁うつ病。

 この病気は人によって症状が異なるのだが、まぁ女性は大体2型という「うつ病みたいな感じが強弱つけながら一生続く」と思っていただきたい。お薬のおかげで波は小さいが、まあ働くのギリギリ厳しいってくらいには怠い。……てか、思い返すと中1くらいから症状があるので怠くなかった記憶がない。


 そんな万年うつ病な私だが、たまに「うつ」の逆「そう」になるときがある。口を開くと罵詈雑言、ヒートアップすると物を投げる、更に激高すると暴力まで振るいだす。

 昨日はその躁の状態になり、相方と取っ組み合いの大喧嘩になった挙句、過呼吸におちいり倒れかけた、のである。

 うちの相方は最初本気で私にキレてたものの、途中で私が狂っている事に気づいてくれた。倒れそうなのを必死でふんばる私を、これまた人に頼るのが大嫌いな私に合わせて、根気よくゆっくり床に座らせてくれた。――座ったらもうふんばり利かなかったよね。そのまま崩れたよね。ガクガク震えてたね。


 とにかく昔っから、限界まで耐えてしまう。本当に生存限界まで。

 仕事が高ストレスなのと。

 相方も調子悪いから、一人の時間が取れなかったのと。

 SNSと距離を置きたいのに、置けない状況にいるのと(相方はTwitterスペースが好きでして……声が聞こえると距離置けないじゃん……)。

 眠れないとか頭痛がするとか、これ以上いくと日常生活なんて送れないってくらい体に出て、それでもひたすら耐えていると、突然躁に転じる。阿修羅と化す。

一人にしてくれって頼みが相方に理解してもらえなかったから、一点集中で爆発したんだろうな。だけど相方もずっと調子悪くて、私に頼るしかなかったのも分かってる。


私は、どういうわけか昔から辛さを理解してもらえない。

それどころか、嫌な事や耐えられない事を、どんどん投げつけられる。正義だとか善意だとかいう、裏を返せば支配欲と承認欲求という生臭いものを浴びせられる。

気が付いたら窒息しそうなくらいの泥まみれで、やめてと必死で暴れる様子が躁、力尽きて諦めきったのがうつ。


躁状態だったというのは、大抵そのときは分からない。

相手はただ烈火のごとく怒っている私に怯え、私はその怯える顔つきから全部許せなくて罵り続ける。

だけどしばらくしてうつが来て、「なんでこんなこと言ったんだろう」って後悔する。自分の言葉がフラッシュバックして、自分で自分を追い詰める。

我に返るたびに「二度と暴れない」と誓うのに、また苦しみが溢れて暴れるしかなくなる。人によっては死の衝動に突き動かされ、負ける。

この双極症という病気は、普通のうつ病よりも死亡率が高い。


 今回は気づくのも早かったし、うつに落ちる幅も小さいので、あー良かった生きながらえたーって安堵している。相方が私がおかしい事に気づいてくれたのも大きい。

相方からは、今日は一人で出かけるって約束をもらった。これで少しは回復できそうだ。 


 さて、久々に小説書くかなぁ。

 ダラダラと都市伝説系YouTubeとか、ファーストテイク見るのもオツだなぁ。

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