第28話 『布団甘談』/「布団から」始まり
布団から手が伸びてきて、引きずり込まれた。
「ひぃ!」
怪談……じゃない、甘談。
甘談とは何かって? 甘い甘い談話のこと。たった今作った言葉。
「このままずっとこうしていたい」
「だめ。遅刻しちゃうよ」
私を抱きしめているねぼすけの手が、胸元に伸びてくる。
「朝する方が好き」
「ふふふ。元気ね」
この後の展開を話すと、猥談になってしまう……。
案の定遅刻してしまい、上司にこっぴどく怒られた。
社会人は甘くない……失敗談。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます