魔法使いと覚醒したリリムと邪悪な聖霊3
不思議なダンジョン、、、
アリスの魔法で、マリン達は、ダンジョンの前にいた、、、
「ここなの、、アリス、、」
「ええ、、でも、、、昔と、少し違って見えるわ、、、」
ルティーは困惑した、、、「はあ~、、、、どうして私は、ここにいるの、、、」
「ルティー、、諦めなよ、、、、魔石を探すわよ、、」
「え~、、聖なる、神の聖獣の私が、」
子守り、、どうして、、、」
「べつに、ルティーがいなくても私達は良いのよ、、ミールがうるさいだけなんだから」
ルティーは、ぽそっと小さな声で呟いた
「私、ミールさんの気持ちがわかる様な気がしたわ、、、」
アリス達はダンジョンに入って行った、、、
アリス達は気がつかなかったが、、ダンジョンに入った瞬間、空間が少し歪んだ、、、
「あっ、暗い、、タマミ、光の魔法かけて」
「えっ、、マリンがかけてよ、、魔力はお宝探しで使うんだから」
「マリンだって、そうよ、、」
「良いわよ、、アリスがかけるから」
「アリス、、いいわよ、私が魔法をかけるわ、、どうせ子守り役だから、、、、
天界魔法、、光域、、、」
ダンジョンの中は、外の様に明るくなった
「あっ、、、ずいぶん広いね、、アリス、
お宝はどこ、、、」
「えっ、、しばらく来ていないからわからないよ、、、」
ルティーは、ダンジョン内に渦巻く不思議な魔力を感じて、、、
「ねえ、、あなた達、、変な魔力を感じないの、、凄く違和感の、、、」
「あっ、ルティー、、マリンとタマミはあまり気にしないタイプだから」
「アリスは、わかったわ、、でも、嫌な魔力ではないわ、、」
「突然変わるかも知れないわ、、、とにかく注意しましょう」
アリス達はダンジョン内の部屋を次々と探索した、、、
「ねえ、アリス、、何もないよ」
「確か、5階層まであるから、、下の階層の方が期待できるわよ」
アリス達は2階層に降りて行った
そこは上の階層とは違い、、地下ダンジョンなのに植物が生えていた、、木々も青々としていた、、、
「えっ、不思議だわ、、お日様の光を浴びないのに、植物が育つなんて」
「タマミ、、そうなの、、こんなダンジョンいろんなところにあるよ」
「まったく、、魔法の世界は非常識だわ」
「ねえ、、少し魔力を感じるわ、、あっ、
あれね、、魔力の元は、、、」
「あ~、、タマミ、またあの不細工なやつだよ、、、」
「マリン、、マンド何とかでしょう、、やだ~、、本当に不細工だわ」
ルティーはマリン会話を聞いてまたため息をついた、、
「は~、、かわいそうに、名前もわからないのに、、不細工と言われて、、マンドレイクでしょう、、あなた達は、、、、魔物の古文書を見ないの、、、」
多摩美は首をかしげて、、、「何それ、、、いっぱいの文字を見ると、頭が痛くなるわ」
「あっ、タマミ、、マリンも一緒だよ、、、絶対覚えられないもの、、全部、叔父様や、ミールに聞けばわかるし、、、」
アリスは少し違和感を感じた、、、
「このダンジョンにあんなやついたかな、、それに、マンドレイクってあんな感じだったかしら、、、魔力波動が違う様な、、、」
「アリス、、ここも何もないよ、、あんなやつほっといて、先を急ぐわよ」
「タマミ、、、もっとちゃんと探そうよ、」
「マリン、、何もないわよ、、次、、次よ」
「マリン、、多摩美の言う様にこの階層には魔石は無いわ、、マンドレイクを倒しても報酬は魔界石だよ、、、、、でも、、何か変ね、、、、」
「アリス、、そうなの、、、マリン、魔界石だって、、」
マリンはつまらなそうに、、、「えっ、、いらないわ、あんな石ころ、、」
ダンジョン3階層、、、「ここはまた住居みたいね、、ドワーフ達が住んでいたのかしら、、、でも一階層と似ているわ、、、」
「変ね、、3階層って、、前に、来たときはこんな感じだったかしら、、」
「前って、、いつよ、、、」
アリスは古い記憶を思い出す様に、、
「子供の頃だから、、10年前かしら」
「こんなダンジョン、10年ぐらいじゃ変わらないわよ、、アリス、、場所が違うじゃないの、、、」
「うーん、、子供の記憶だから知らないわ」
するとルティーがアリス達に、、、「ねえ、このダンジョンおかしいわよ、、さっきから思っていたけど、、本当にここは魔法の世界のダンジョンなの」
「ルティー、、、、だって、フェアリー王国の領土でしょう、、、変な魔力は感じるけど、、おかしい魔力じゃないわ、、」
「あれを見て、、、私達の足跡よ、、」
「えっ、、じゃあ3階層じゃないの、、」
「ええ、、、、あそこの下に降りる道をもう一回降りるわよ」
ダンジョン4階層のはずが、、、そこは、
「ねえ、見て、、2階層と同じ風景だわ」
「本当だわ、、またあの不細工なやつがいるわ、、」
「確かマンド何とか、、、」
「また、、同じ事を言うの、、、マンドレイクよ、、、」
「ループするように永遠に、このダンジョンから出れないの、、、」
「異次元空間でつながっているのよ、、、、まさか、、別の異世界なの、、」
多摩美はおもしろくない顔をした
「ああ、、、もう何だっていいわ、、魔石は、お宝は、、全然無いじゃない、、」
「本当よ、、タマミ、、もう疲れた」
「変ね、、本当に場所を間違ったのかしら
1時間以上も歩いているのに、、」
「タマミ、、しょうがないわ、、遅くなったらまた、ミールに怒られるわ、、もう帰ろうよ、、、」
「そうね、、誰が瞬間移動の魔法を使うの」
「ごめんね、、アリスが使うわ、、、、、
妖精魔法、、空間移動、、」
アリスの魔法は、発動しなかった、、、
「えっ、、ダンジョンの外に瞬間移動が出来ないわ」
「えっ、、アリス、、魔力が無いの、、」
「じゃあ、マリンが、かけるわ、、神聖の瞬間移動魔法、、、」
しかし、、何も変化はない、、、
「え~、、やっぱり、、移動出来ないわ」
それを見ていたルティーは、、、
「もう、、面倒くさいわ、、、さっきから、異次元空間と言ったでしょう、、異世界かも知れないわよ、空間移動じゃないの、、異次元移動なのよ、、、じゃあ、いくわよ異世界転移魔法、、、、フェアリー王国、ダンジョンの外へ、、、」
ルティーの間違った認識
アリス達は、、、ダンジョンの入り口前に現れた
「えっ、、ルティー、、元の場所だわ、、でもさっき入ったダンジョンとは違う気がするわ、、、周りの景色は同じなのに、、」
「本当ね、、、さっきはこんな入り口じゃなかったわ、、それに、、ちょっと薄暗くない、、雨でも降るのかしら、、」
「やだ~、タマミ、、濡れない内に帰らないと、、、でも魔法の世界はあまり雨なんて降らないのに、、変ね、、、」
アリスは目の前のダンジョンの入り口を見て思った、、、
「えっ、、やっぱりアリスは間違えたのかしら、、さっきのダンジョンは異世界なの、、良かったわ、、異世界転移の魔法を使える人がいて、、、」
アリスの言葉にルティーが反応した、、、
「えっ、、確か貴女達、、全員、賢者レベルよね、、じゃあ異世界転移魔法は使えるはずよ、、、」
「えっ、、、そうなの、、、、」
「ルティー、、私達は自慢じゃないけど、、異世界転移魔法は使えないわ」
「そうよ、、、、いつも拓実の魔法で帰っているのよ、、、」
「多摩美さんも、アリスさんも、マリンさんだって、、全然使えるはずよ、、、、」
マリンは多摩美の方を見ると、、、
「はは~、、良い事を聞いたぞ、、、タマミ、、あんたは、、絶対、異世界転移魔法を使える、、、マリンを、タマミ達の世界に連れて行け、、、」
「バカ~、、向こうの世界で魔法は使えないと何度も言ったでしょう」
「もう、嫌だ、、、いつになったらマリンはタマミ達の世界に行けるの、、、」
ルティーはため息をつくと、、、
「ねえ、、、異空間から、出て来れたから帰れるわよね、、」
「えっ、、ルティーはもう、帰るの」
「あたりまえでしょう、、、もうつき合っていられないわよ、、、本当は、あまり、地上の人族とは関わっていけないと神様に言われているのよ、、、」
多摩美はルティーを、じっと見ると、、
「人族と関わっていけないの、そんな事言っても、拓実の事気になるでしょう、、、」
「えっ、、、、どうしてそれを、、それは、凄い方だと、、全て尊敬します、、何で優しいのにあんなに強いのかと、、、」
多摩美は、、困惑して、、、
「あいつが優しい、、ああ~、、また騙されたやつがいたよ、、、」
「えっ、、拓実さんは、、神様の様に、万人の為に、戦っている優しい方では、、、」
「あいつは、、、ただの、平凡な、、何の取り柄もない男だよ、、、美幸がいるから、どうにか生きているんだ、、」
「えっ、、、多摩美さん、、神様ですよ」
「そうなの、、、、まあルティーがそう言うならいいや、、、ルティー、、もっと拓実を知りたいなら、、私達を見習え、、、あいつはお世辞を言えない男だ、、恥ずかしがりやだ、、反対の意味を知れ、、ツンデレだ」
「えっ、、ツンデレってなに、、、」
「あいつが言う事は反対なの、、、素直に話せないんだよ、、、美幸以外には、、」
「じゃあ、反対の意味って事なの」
「そうだよ、、、、本当は思っていても言葉で言えない男だ、、、まあ、気軽に話す事ね、、私やマリンは、拓実と呼び捨てで呼んでいるわ、、」
「わかったわ、、多摩美さん、、」
「もう、友達だから、多摩美でいいよ、、」
「、、、えっ、、でも、、、」
拓実は、ルティーの中で、、、美化されていたが、ルティーは新たに、間違った認識もした
ルティーはマリン達に、、、「ねえ、、ここからはもう帰れるわよね、、私はもう、天界に帰るわ」
「あっ、、ルティー、、いいよ、、」
ルティーは、異空間に消えた、、、
「じゃあ、アリス、タマミ、薄暗いし、雨が降るかも知れないから、、ミールに怒られる前にかえるわよ」
「マリン、そうね、、お宝も魔石もなかったわ、、、帰るわ、、、あ~あ、、、」
アリスの瞬間移動の魔法で、全員フェアリー王国王宮に戻った、、、
異変の予告、、、、、、
アリス達が、王宮広間に現れると、、もう
拓実達は大きなテーブル席に座っていた
みんなは、アリス達を見ると心配して近ずいて来た、、、
アリスはリリムを見るとニッコリ笑って、、
「あっ、、、リリム達、もう帰っていたの、やけに早いわね」
「お姉様、、何時だと思うの、、もう7時間も経っているのよ」
アリスは驚いた、、、「えっ、、1~2時間ぐらいしか、、経っていないわよね」
拓実はマリンに、、、「マリン、、ルティーはどうした、、」
「ダンジョンから出て、安心して、天界に戻ったわ、、」
「遅いから心配したけど、、まあルティーがいるから良いと思ったよ」
二日酔いもさめたカズトが多摩美に、、、
「多摩美、お宝はあったのか、、」
「あらカズト、、もう元気になったの」
「あたりまえだろう、、もう、夕方だぞ」
ウオーカが多摩美に向かってニコッと笑うと、、、「ほら、多摩美、、ワシもすっかり元気じゃ、夕食にまた酒が飲めるぞ、、カズト、昨日たんまり持って帰ったからな、、空間保存庫に、、、」
「おじちゃん、、お酒よりお腹空いたよ、、夕飯まだなの、、、」
「あ~、、どいつもこいつも、、面倒くさい、、、えっ、今、夕方なの、、」
するとミールが、、、「もう、、あれほど早く帰って来てねと言ったのに、、マリン、貴女は、、、拓実さんの言った様にルティーがいないともっと心配したのよ、、、わかったの、、聞いているの」
マリンはびっくりして、、「えっ、、アリスが言った様に1~2時間ぐらいだよ、、ダンジョンにいたの」
マリンの側に多摩美が近より、、、
「マリン、、あのダンジョン、異世界なら、時間経過が違うのかもよ、、」
「マリン達のせいじゃないよね~」
「そうよ、、私達は被害者よ、、」
「もう、何でもいいわ、、リリスさんが、
夕食の用意が出来たと言っていたから、早くいただくわよ、、」
「は~い、、、」
「本当に、返事だけは良いのね、、、」
全員、用意された夕食をいただいた、、、
そのまま何もなく、用意された寝室でそれぞれ休む事にした、、、
拓実の寝室、、、フェアリー王国は、自然などの恩恵を受けているのか他の国より空気が澄みきっているのか夜空の輝く2つの月がはっきりと見えた
拓実はとりあえずベッドに横たわると大きな窓の外を見た、、、
「月明かりが、明るすぎて寝れない、、、
でも不思議だな、、美幸が月の地面を緑で、おおったのにあんなに輝いている」
拓実は月を見ながら色々と考えていたが、その内、寝てしまった、、、
朝方、、、拓実の夢に、、、
女性の声が、、、、「はあーい、、拓実さん、、、、」
「誰だ、、マリンか、多摩美、じゃない、、マリンと多摩美がさんを付ける訳がない」
すると、拓実の夢にルティーが現れ、、
「ルティーでーす、、、、」
「お前、、マリン、多摩美、アリス達と一緒にいて感化されたのか」
「違うよ、、拓実さんと付き合うなら、そうしろと多摩美さんが言ったわ、、私達の真似をしろと、、、本当は呼び捨てがいいと言ったけど、いきなりそれは、無理だわ」
「あのね、、何であいつらの言うことを聞くの、、、まあ良いや、、ところで何の用」
「あっ、、、忘れるところだわ、、、、、、私がいつもの様に神様の持ち物、予言の鏡を見ていたら、、、、フェアリー王国に今日、お昼過ぎに、異変が始まると、出ていたわ、、」
「あのね、、お前、、そう言う事して興味本意で確認するから疫病神と言われるんだ、、まあいい、わかったよ、、、ありがとう、じゃあおやすみ、、、、」
「えっ、、拓実さん、、ええと、何か忘れてない」
「えっ、、確か、、、お礼は言ったよ」
「私は、呼んでくれないの、、」
「ああ、、、、来たかったら来れば、、、」
「もう、、これが多摩美さんが言ったツンデレね、、、はい、、来ます、、来てくださいと照れくさくて言えないのね」
「多摩美は、何をお前に教えたんだ」
拓実の夢から、ルティーは消えた
拓実は目が覚めてしまって、寝れなくなった、、、
すぐに外は明るくなった、、、、
しばらくして、、、拓実は寝室をノックする音に気ずいた、、、
寝室の扉が開くと、、、美幸が現れて
「拓実さん、、起き、、、あっ、、起きてる、、、、どうして、、」
「あっ、、美幸、、、おはよう」
拓実はベッドの上で座っていた、、
「えっ、、雪でも降るの、、あっ、フェアリー王国は雪は降らないわ、、ええと、、、どこか具合でも悪いのかな、、、」
「、、、、」
美幸は本当に、少し天然であった
「ええと、、大丈夫ですか、、お熱でも計りましょうか、、あっ、体温計が無いわ」
「いや、、ルティーがまた朝方、、夢に現れたんだ、、、それから寝れなかった」
美幸は少しほっとした、、、「まあ、、大変ね、、、もう少し寝ますか、、、、」
「いや、、ウオーカに知らせる事があるから、、行くよ美幸、先に行って」
「わかったわ、、」
拓実は、着替えると、広間に急いだ、、
朝食が済むと、、拓実はウオーカの側に行った、、、「ウオーカ、、いいか、、」
「なんじゃ、、拓実、、、」
「今朝がた、夢にルティーが現れて、、今日お昼過ぎに、邪神パズズと邪悪な聖霊アイアタルがまた現れるそうだ、、たぶん、あの北の森の渓谷だ、、」
「お前は、、そう言うことは朝食の時に言ってくれ、、、早く、女王様に伝えないといけないぞ」
「お昼過ぎだよ、、まだまだじゃないか」
「、、、、、ワシらは魔道具もいらないし、武器や防具などもいらないが、装備がいる奴は準備に時間がかかるんだ、、」
「フェアリー王国は全員女性は魔法使いじゃないか、、武器や防具などはいらないじゃないか、、どうせ、魔力の少ない男達は戦う事は無いとアリスが言っていたぞ」
「そう言えばそうか、、、いや、違うだろ、、これから、戦闘が起こるんだ、心構えが必要だろう、、王都に戒厳令も出さないといけない、、、」
「そうか、、じゃあ、女王様に知らせてくれ、、」
「アリス達に言えばいいだろう、、、、、
おうーい、、アリス、リリム、、」
ウオーカは2人に声をかけた、、、
アリスとリリムはウオーカの元に来ると
「どうしましたか、ウオーカさん、、」
「ウオーカ、拓実、なんかあったの、」
「リリム、アリス、女王様に伝えてくれ」
「お婆様に、、ウオーカさん、何が起きたの、、」
「今朝がた、拓実の夢にルティーが現れて、今日、お昼過ぎにまた、邪神バズズと邪悪な聖霊アイアタルがこのフェアリー王国領土に現れるらしいぞ、、、王都に戒厳令を出して、王都から出ない様にしないと、、、」
「えっ、、本当に、、アリスお姉様、、早くお婆様に知らせないと、、」
「アリス、リリム、、ワシらが対戦するが、万が一この国に侵入することがあってはいけないからな」
「わかったわ、、リリム、お婆様に知らせに行くわよ」
「はい、、、」
アリスとリリムは、女王様の元に急いで向かった、、、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます