魔法使いと覚醒したリリムと邪悪な聖霊
魔法使いと覚醒したリリムと邪悪な大聖霊(フェアリー王国)
魔法使いは憂鬱(72)
邪悪な大聖霊の出現、、、、
暑い夏、、、魔法の世界は、、今の時期でも気温はバラバラである、、涼しい国や暑い国
フェアリー王国は、、いつでも春の様な気候の国である、、、
妖精魔法のせいなのかはわからない、、、
男達の妖精とは違い、女性の妖精は大忙しである、、、
魔法の世界でも、数少ない大きな魔力の者が多い、、、
最近注目を集め、女性の妖精族は各国から依頼で出かけている、特にどの国も回復魔法使いが足らないのだ、、、
アリス達と同じように魔道具無しで攻撃魔法が使える妖精も多い、、、
フェアリー王国王都、、、
王宮では、妖精族の魔法使い達は、これから各国の依頼で出発しようとしていた
「では、、女王様、行ってきます」
「あなた達も気をつけてね、、、絶対無理はしないようにね、、」
「はい、、女王様にいただいた、妖精のご加護の魔道具があるので、、、防御は万全だわ、、、」
「過信はしてはいけないわ、、、」
妖精達はそれぞれ、、依頼された国に向かって飛んで行った、、、
フェアリー王国、北の森の渓谷、近くを飛んでいた2人の妖精族の女性達は、、渓谷の異変に気ずいた、、、
「ねえ、、、あれは何、、、大きな魔物が倒れているわ」
「あれは、、フェンリルじゃない、、神殿の守り神よ、、、そんな、、誰が倒したの」
「フェンリルは相当強いし、、悪さをしなければ戦うことはないわ」
妖精族の女性達は、倒れているフェンリルの側に降りた、、、
「ねえ、、一撃で倒されているわ、、」
「フェンリルを倒すほどの者がこのフェアリー王国に現れたの、、警戒しないと」
「ねえ、、一度、王宮に戻って女王様に報告しないとダメじゃないの、、、」
「そうね、、戻りましょう、、、」
フェアリー王国、王宮会議室、、、
妖精族の女性の報告を受けて、、女王達は
話し合っていた、、、
「、、大変な事になったわ、、、聖魔獣、
フェンリルが倒された、、あれほどの者を倒すほどの奴がこの国に現れた、、」
「女王様、、今この国の、大勢の魔法使いの妖精達は色んな国に依頼で行ってほとんどいませんよ、、、」
「わかっている、、、、アリスとリリムも、ウィザードの依頼が無い時は、色んな国に行っているから、、」
「アリス様とリリム様がいれば、、何も問題がないと思うが、、、こんな時にいないとは、、、」
「そうね、、アリス達は忙しいわね」
「リリス、、後でアリス達と空間魔法で連絡をとって、今の状況を知らせないと」
「はい、お母様、、、」
すると会議室の空間が、歪み、異空間から
アリスとリリムが現れた、、、
「あっ、、お婆様の気をたどって瞬間移動したら、会議室に出たわ、、あれ、お母様までいるわ、、、」
リリムはアリスの顔を見ると、、、
「えっ、アリスお姉様も、もう依頼が終わったの、、、」
「あんな依頼、、一瞬よ、、簡単だわ」
「お婆様、、ただいま戻りました」
アリスは女王様の顔を見ると、、、
「あれ、、お婆様、どうしたの、、そんな深刻な顔をして、、、」
リリムも心配そうに、、、
「お婆様、、何かあったのですか」
女王様と女性の大臣や魔法使い達はほっとして、、アリスとリリムを見た、、、
「アリス、リリムお帰り、、、実はこの国に困った事が起きたわ、、、」
「えっ、お婆様、、何が起きたの」
「アリスが解決するわよ」
女王様は状況を説明した、、、
「神殿の守り神と呼ばれている聖魔獣フェンリルが何者かに倒された」
リリムは驚き、少し悲しい顔をした
「えっ、、、、確かに北の森、地下神殿の守り神のフェンリルなの、、お婆様、、」
「ああ、リリム、あなたの知っているフェンリルよ、たぶんね、、、」
「お婆様、、フェンリルは相当強いのよ、、一体誰が倒したの、、」
「それはわからないわ、、でも警戒しないと、、、」
「凄いわね、、フェンリルを倒す敵か、、」
その時、、北の森の渓谷を探索に行っていた妖精族の魔法使いが会議室にあわてて入って来た、、、
「女王様、、、何か目に見えない敵が北の森の渓谷に現れました、、、」
「何、、、見えないと、、何者だ、、」
「いきなり攻撃をして、、かわすだけで精一杯です、、魔力だけは、、化け物クラスですよ、、」
「フェアリー王国、現れたらまずいわ」
「ねえ、リリム、、見えない敵って、、拓実の改、変化の魔法みたいね」
「アリスお姉様、、ミールさんに頼んで
拓実お兄様達に依頼したら、、、」
「あっ、そうだね」
女王様はアリスとリリムの顔を見て、、、
「アリス、リリム、よろしくね」
「お婆様、大丈夫だよ」
そんな事とは関係のない拓実達の世界、、、
もう、夏真っ盛りで暑い、、暑い、、、
拓実はそんな事を思いながら窓の外を見ていた、、、
「あ~、イヤだ、、、連日30℃以上だって、、、家から出たくない、、会社に行くときはしょうがないけど、、何で休みの日までみんな、外に行くのかな、、考えられない」
こんなしょうもない、独り言を言っている
拓実は実は魔法使いである、、、
しかし、この世界では、魔法は使えない
ウオーカに「俺達の世界では魔法はいらない、、」そう言ってしまった
すると、ウオーカは魔法秘伝書に、拓実は
自分達の世界では魔法は使えないと記載した
ついでにカズトと多摩美も使えないと、、
しかしカズトの名前は魔法秘伝書から消えて
今は魔法が使え、、異世界の魔法の世界で
クララと婚約して、エルフ王国とこの世界を行き来している、、、
拓実の彼女の美幸だけは、記載されなかったため、魔力さえあれば魔法は使える、、、
美幸の魔法で異世界にある、魔法の世界に行くと拓実達も魔法を使える
「クーラーはいいな、、、涼しくて、、、
女の子は寒がりだから、、美幸と一緒になったら温度、注意しないと、、」
また、拓実の独り言が始まると、、
そのタイミングで拓実の魔道具のリングが
光った、、、
女性の元気な声が聞こえた、、、
「おーい、聞こえるか、、タクミ、、タクミ、、考え事をしているのか、、ミユキの事とか、、、当たりかな~、、、」
拓実は部屋の中を見回した、、、
「えっ、、この部屋、、盗聴されているのか、、」
「ねえ、、聞いているの、、タクミったら」
「ああ、マリンだろう、、なんだよ、、魔道具はミールが持っているはずだろう」
「ミールは今忙しいの、、マリンが連絡してくれと頼まれたの、、わかった」
「あのね、、アリスとリリムの国、フェアリー王国で異変が起きたみたいよ」
「えっ、フェアリー王国、、何、異変って」
「詳しい事はしらないわよ、、リリムあわてていたよ、、」
「わかったよ、、」
「タクミ、、カズトは今、エルフ王国にいるよ、、クララから連絡があったよ、、2人とも来るって、、、」
「そうか、、じゃあ美幸と多摩美に連絡してすぐに行くよ、、、」
「待っているよ、、、」
拓実は通信が終わると、携帯で美幸と多摩美に連絡した、、
2人はすぐに拓実の部屋に来た、、
「ねえ、、、アリスとリリムの国からの依頼なの、、2人とも凄い魔法使いじゃない
私も行かないといけないの」
「ああ、、多摩美イヤだったらいいぞ」
「バカね、行くわよ、マリンと会いたいもん、、、」
「アリスやリリムが依頼するなんて、手強い敵なのね」
「あっ、拓実、、、カズトは、、」
「多摩美、、エルフ王国にいるそうだよ、、クララと来るってさ、、、」
「なんだ、、婚約してから、あいつ魔法の世界に行きっぱなしじゃない、、からかいがいがないわ、、面白くない、、」
「美幸、いいか、、魔法をかけて」
「はい、、、異世界転移魔法、、、」
拓実の部屋の空間が歪み、、白い霧の様な物が広がり、静電気の弾ける音、、、
白い霧の渦巻きトンネルの中心を抜けると
ウィザード王国、王宮広間の空間が歪み
異空間から拓実達は現れた、、
フェアリー王国の異変
王宮広間、、、広間の大きなテーブル席に腰かけていたウオーカ達は、拓実達に気ずき近よって来た
「拓実、、よろしくな、、、」
「拓実さん、、フェアリー王国よ」
「ご主人たま、、アリスとリリムから連絡きたよ、、、」
「ああ、、そうらしいな、、」
「拓実さん、、よろしく、、」
「あっ、カズト早いな、、」
「ミユキ、、よろしくね、、」
「クララ、、よろしくね、、、やっぱりカズトさんと一緒なのね、仲が良いのね」
「もう、、ミユキ、、恥ずかしいわ」
「タマミ、、またシンがいないのよ」
「マリン、、会いたかったよ」
「あっマリン、、昨日シンと一緒に魔法の修行をしたよ、、シンも早く異世界転移魔法を出来るように頑張るって」
「もう、、それはいいけど、、少しは私をかまってくれないと、、、」
「まあ、、贅沢な悩みね、、、」
「えっ、タマミ、、別に自慢じゃないのよ」
「私に、憧れている男性はいっぱいいるから、気にしないわ、、、それよりこの手の話しに敏感な人がいるでしょう」
「そうよね、、最近みんな婚約しているから、マイラ、アイラにクララまで、、」
「婚約は、、マリンが一番先なのよ」
「ねえ、いつまで、おしゃべりしているの
もうフェアリー王国に行くわよ」
「ねえ、タマミ、聞こえなくて良かったわ」
「マリン、本当だよね、、また怒られると思ったわ、、、」
マリンはミールに聞こえないように小さな声で、、、、
「最近、何かイライラしているのよ、、」
「カズトのバカが、、ミールの前でクララとイチャイチャしているからじゃないの」
「そうかも、、、もうカズトも少し考えれば良いのに、、、」
ウオーカは拓実に近ずくと、、、「拓実、、これで全員そろったぞ、、じゃフェアリー王国に行くぞ」、、、「わかったよ、、、」
拓実は、全員から少し離れると魔法を念じた
、、「天界のゲート魔法、、、」
ウィザード王国、王宮広間に白いきれいな
ゲートが現れた、、、
「じゃあ、フェアリー王国に行くぞ」
拓実達が、全員ゲートに入ってしばらくすると、ゲートは消えてしまった
フェアリー王国、王宮広間、、、拓実達がゲートから出て来ると、もうアリスとリリムはゲートの近くで待っていた
「あっみんな、、よろしくね、、」
「皆様、、どうかよろしくお願いいたします、、、」
「アリス、リリム、いいわよ、、仲間だもん、、、」
アリス達の後ろからリリスが声をかけた、、
「あっウオーカ様、、ミールさん、よろしくお願いいたします」
リリスはニコッと微笑んだ、、、
「あっ、リリスさん、、相変わらずお若くておきれいですね、、、本当のアリス達のお母様には見えない、、お姉様としか見えませんぞ、、本当におきれいだ、、、」
「まあ、お上手ですね」
「いや~、本当にきれいだ、、」
ウオーカは大きな声で話した、、、
それを、ミールは冷ややかな目で見ていた
「まったく、あきもせず、、あんな言葉が、ポンポンと言えるわね、、恥ずかしげもなく、、、お父様は、、、」
「ミール、、あいさつ、、社交辞令だよ、、笑って、、笑顔の方がかわいいよ」
「えっ、、また言った、、かわいいって、、ごめなさい、、気をつけるわ、、」
ミールは微笑んだ、、
「そう、その方がかわいいよ、、、」
ミールは少し赤くなった、、
それを聞いていた、マリンと多摩美は、、、
「ねえ、タマミ、あれって告白なの」
「拓実のやつ、、いつの間にあんな、対応が出来るようになった、、、ミールが勘違いしたら責任取れるのか、、あいつ、、今、ミールは恋愛に敏感なのに、本気で勘違いをするわよ、、、」
マリンは問題ないと、、、「まあ、第2妃でも良いじゃない、、魔法の世界じゃ、珍しくないわ」
「あのね、マリン、私達の世界、日本では大問題よ、、そんな事、許されないわ」
「えっ、、そうなの、、、」
多摩美は美幸の方を見た、、、
美幸はリリムと話していて全然聞いていなかった、、、
「美幸が聞いていなくて良かったよ」
すると、マリンが多摩美に、、、
「前に、タマミが言っていた、昼ドラの様だね、、」
「マリン、だめよ、、それを今言ったら」
「えっ、三角関係でしょう」
「しっ~、、静かに、美幸に、聞こえるでしょう、、マリンはけっこうずけずけと言うから、、、」
「えっ、ありがとう、、」
「誉めて無いわよ、、」
そこに女王様が現れた、、「ウオーカさん、ご苦労様です、、アリス、奥の会議室で依頼の件を説明してね」
「わかったわ、、お婆様、、」
アリスとリリムの案内で拓実達は、王宮会議室に入って行った、、、
会議室、、拓実達は大きなテーブル席に座った、、、
アリスとリリムが今回の依頼を説明し始めた
「ええと、、フェアリー王国の北の森の渓谷で近くの地下神殿の守り神、、フェンリルが何者かに倒されたわ」
ウオーカは驚いた顔で、、、「えっ、、聖魔獣フェンリルが倒された、、フェンリルは相当強いぞ、、、」
「拓実、、そんな奴がフェアリー王国を攻撃したら大変だぞ」
「ああ、わかっている、、、」
ウオーカはアリスに聞いた、、、
「アリス、、倒した奴は誰だかわかっているのか、、、」
「いいえ、、、ただ、、捜索中の魔法使いが見えない敵に攻撃されたと、、、」
「見えない敵に、、、拓実の改変化の魔法みたいなものか、、、、」
「アリスもそうかと思ったわ、、」
「でも、あれは、拓実しか出来ないぞ」
「えっ、やっぱり犯人は拓実ね、、、」
アリスは思わず拓実の顔を見た、、、
拓実は呆れて、、、「アリス、、真面目にやれ、、俺は向こうの世界にいただろう、、、魔法が使えないから美幸がいないと、この世界に来れないの」
「えっ、美幸お姉様と、共犯なの、、、、、さてと冗談は終わりね、、、、たぶん怪しい奴はいるけど、何もわからないわ」
「拓実、、探索の魔法でフェアリー王国全体を探索してくれ、、、」
「わかったよ、、、天界の探索魔法、、、、広範囲、、、」
しばらくすると、、、、「ウオーカ、大した魔力の奴は今はいないよ、、小さな魔力の奴だけだ、、、」
「そうか、、、アリス、リリム、、怪しい奴は今はこの国にいないそうだ」
「拓実お兄様、ありがとうございます」
アリスは真剣な顔で、、、「でも、フェンリルが倒されたのは事実よ、絶対また現れるわ、、、」
フェンリルが守っていた地下神殿、、
ウオーカがアリスに、、、「アリス、、そのフェンリルが守っていた地下神殿を見てみたいぞ」
「ええ、良いわよ、、ずいぶん前にお婆様が結界をかけてフェンリル以外は、入れなくしたけど、アリスは解除出来るわ、、、もう一度結界をはれば大丈夫よ」
「じゃあアリス、、案内してくれ」
「拓実とワシ、ミールで行く、、リリム残った者達をよろしくな、、、」
「はい、、よろしくお願いいたします」
みんなの話しをずっと聞いてた、リリスはおもむろに立ち上がると、、、
「皆様、、何か飲み物を用意しますね、、」
「あっ、、リリス、お菓子あるか」
「ヒエンちゃん、、用意するわね、、」
「ありがとうなのだ、、、」
ウオーカは拓実に、、、「じゃ、、拓実、移動の魔法だ、、、」
「あっ、ウオーカさん、そこの場所アリスは知っているから、アリスが移動の魔法をかけるわ、、、」
「そうか、、じゃあアリス、やってくれ」
「妖精魔法、、、空間移動、、、」
アリス達は異空間に消えた、、、
フェアリー王国、北の森の渓谷、、、
アリス達は地下神殿の入り口の前の空間が歪み、、、異空間から現れた、、、
「ウオーカさん、、ここよ、、あの倒されたフェンリルが守っていた地下神殿は、、、」
「確かに、女王様の結界がかかっているな、、、、、神殿近くに現れた怪しい奴らを追って、フェンリルは自分から外に出たのか、、、」
「アリス、、一回結界を解いてくれ」
「良いわよ、、、妖精魔法、、空間解除、」
拓実達の目の前の厚い透明な壁は消えて
地下神殿全体の結界が解かれた、、、
「さてと、、嫌な魔力は感じられない、
拓実、シールドはいらない、、光りの魔法だけでいいぞ、」
「そうね、お父様、嫌な魔力は結界のおかげで無いわね、、」
「あっ、ウオーカさん、アリスがかけるよ」
「そうか、、、じゃあアリス、かけてくれ」
「妖精魔法、、、太陽の恵み、、、」
地下の神殿に続く、大きな階段は外の様に明るくなった、、、、
拓実達は、、地下に続く階段をしばらく降りると目の前に、古い神殿が見えた、、、
「あの神殿か、、、アリス、、」
「ええ、そうよ、、、」
「フェンリルは黄金を守るためにいると聞いたが、、あの神殿は黄金ではないぞ」
「お婆様の話だけど、、見えているのは神殿の一部で、地中に埋もれている部分が黄金らしいわ、、、」、、「そうか、、、」
拓実は微量の魔力波動に気ずいた、、、
「ウオーカ、、気をつけろ、、姿、魔力を消した奴がいるぞ、、、それにもうひとつ、、何か不思議な気も感じる、、、」
「拓実、、フェンリルを倒した奴か、、、」
「そうかも知れない、、、」
「お前の探索魔法では、大きな魔力はフェアリー王国にはいないと言ったじゃないか」
「探索魔法は魔力を自力で消せるほどの魔力の持ち主なら、わからないからな、、、」
「そうか、、、それなりに強い奴なのか」
「あっ、、心眼の魔法で見ようとしたら、気ずいたのか、、完全に消えたぞ」
「瞬間移動か、、、」
「そうみたいだ、、、不思議な気は、あるけど、、わからない、、敵では無いみたいだ」
「拓実、、やっぱりこの国にいたのね、、、拓実、フェアリー王国に攻めて来るの」
「いや、、今のところ何が目的なのかはわからない、、、フェンリルはたまたま犠牲になっただけみたいだな、、、」
「拓実、、王宮に戻って、少し警戒しないと、、、」
「じゃあ、地下神殿から外に出てまた誰も入れないように、結界をかけないと、、」
「アリス、、ここでかけて良いよ」
「でも結界の中からは、瞬間移動が出来ないわ、、特定な結界じゃないと、、ここには誰も出入り出来ない結界を張るのよ」
「大丈夫だよ、、俺の瞬間移動魔法はどんな場所でも移動が出来るから」
「本当に、、じゃあ、結界をかけるわ」
地下神殿の全体に結界がかかった
「じゃあ、、天界の瞬間移動魔法、、」
拓実達は異空間に消えた、、、
フェアリー王国、王宮会議室に拓実達は現れた、、、
アリス達に気ずいた、リリムは、、、
「あっ、アリスお姉様、、どうでした」
「リリム、、お婆様の結界は破られていなかったわ、、、フェンリルは怪しい奴らを追って巻き込まれただけみたい、、、」
「そうなの、、かわいそうに、、、」
リリムはまた、悲しい顔をした
アリスは真剣な顔でリリムに話した
「ただ、、私が結界を解いて中に入ったら、、後から変な奴も紛れ込んだみたいよ」
、、「えっ、、何者ですか、、」
「拓実が言うには、姿、魔力を消した奴がいたって、、、」
「それって、王宮の魔法使いが言っていた敵じゃないの、、」
「たぶんそうだよ、、拓実が心眼の魔法で姿を見ようとしたら完全に消えたそうよ」
美幸達も近くで聞いていた、、、
「叔父様、、これからどうするの、、」
「師匠、、また現れますかね、、、」
「ミユキ、、やっぱりタクミさんと同じで改変化の魔法使いなの」
「クララ、、そうみたいね、、、」
ウオーカは何もわからないと、、、
「、、、まだ目的はわからないが、、こう何度も現れるのは、フェアリー王国に何かあるのか、、、わからんぞ、、」
多摩美とマリンはお互いの顔を見て、、、
「マリン、、また魔石じゃない、、」
「そうよ、タマミ、、きっとフェアリー王国に凄い魔石があるのよ」
「どんな魔石かしら、、アクセサリーにするならきれいな色がいいわ」
「もう、、あなた達はまだ目的はわからないと言っているでしょう、、、勝手な妄想はしないでちょうだい、、、」
フェアリー王国、因縁の者
ウオーカ達は見えない相手について色々と対策をはなしていた、、、
すると、、会議室の扉が開いて、アリス達のお母様リリスと女王様が入って来た
「ウオーカさん、、、アリスから聞きましたが、北の森の渓谷の地下神殿にまた見えない敵が現れたそうね、、、」
「ええ、、、拓実が、見えない奴が魔力波動を抑えて地下神殿に入って来たと、、、」
「そうですか、、、リリスあれをちょうだい、、、」
リリスは空間保存庫から古い文献を出して
女王様に渡した、、、
女王様は、それをテーブルの上に広げると
「ウオーカさん、、これを見て、、」
「女王様、これは何ですかな、、、」
「大昔、このフェアリー王国に現れた邪悪な者達よ、、、」
「どれどれ、、、これは邪悪な聖霊アイアタルと、、えっ、またバズズ、邪神か」
「ウオーカさん、ご存知でしたか」
「アイアタルは初めてだけど、バズズは毎度.だぞ、、、、」
「えっ、邪神と戦った事があるのですか」
「ああ、、3回ほど、、すべて倒しました
ところでこの古い文献が何か関係があるのですかな、、、」
女王様は思いあたる事があると、、、
「この邪悪な聖霊アイアタルは姿や気配を消せます、、それにいつも邪神パズズと組んで悪さをしているわ、、邪神パズズは防御力が凄い、攻撃力の強い邪悪な聖霊アイアタルと組んで、お互いの魔力で補うのよ」
「そうか、、奴らがこの国に現れた目的はわかりますか」
「聖霊石よ、、2人の魔力の原動力なのよ」
ウオーカは古い文献を思いだした
「そう言えば、聖霊や邪神の魔力の元は聖霊石だと書いてあったな、、、」
女王様には困った顔で、、、
「この国には、妖精石や聖霊石が数多くあるらしいわ、、、見つけるには手当たり次第破壊しないといけない、、、」
「それは、まずいですな、、、」
「師匠、、大丈夫ですか、、、そいつをどうにかしないと、、、」
「ワシもアイアタルは知らないぞ」
その話しを聞いたマリンと多摩美は、、、
「ほら、、タマミ、やっぱり魔石よ、、」
「マリン、妖精石や聖霊石よ、、いっぱい、あるのよ、、、でも妖精石は見た事がないわ、、、」
「タマミ、、妖精石は透明なキラキラと輝く妖精の羽に似たきれいな魔石よ、、、」
「えっ、、ダイヤモンドみたいね、、」
「なにそれ、、ダイ、、、何とか」
「私達の世界の宝石よ、一番高価な」
「あ~、かわいい、アクセサリーが欲しい」
「ねえ、、、マリン、多摩美、、あなた達はこの国に危険が迫っているのよ、、何を考えているの」
「ミール、わかっているわ、、そいつらを倒した後の話しをしていたの」
「もう、、緊張感がないんだから」
「エヘヘ、、それがマリンとタマミの良いところでしょう」
「誉めてません、、、」
リリムは心配して、、「お婆様、、見えない相手にどうやって戦うの、、、」
女王様は困った顔で、、、「それは、、、、この文献には何も書いていないわ、、
「リリム、大丈夫だよ、、拓実がどうにかしてくれるから、、、」
アリスの言葉に困惑した拓実は、、、
「おい、、アリス、俺は邪悪な聖霊アイアタルなんて知らないぞ」
「拓実はもっと凄い奴を倒したじゃない」
すると美幸が、、「拓実さん、、確か改変化の魔法は長い間消えてはいられないのよね」
「ああ、、美幸、そうだよ、、でも何回でも消えることは出来る」
多摩美が思いだした様に、「拓実、妖精女王ラン様に魔法の解除を頼めばいいじゃん、」
「あのね、、あれは、魔力の強いものには効かないの、、、」
「そんなに、そいつら強いの、、」
「だから、知らないって言っただろう」
話しに参加していないヒエンはクララに小さな声で、、、「クララ、、、お腹減った、、お菓子ないか、、、」
「ごめんね、、今は空間保存庫にも無いわ」
「あ~、、夕飯まだかな、、、」
ヒエンの声に反応したリリスが、「あっ、、もうそんな時間ね、、皆さん、お夕食にしましょう」
ヒエンは目を輝かせて、、、「やったのだ、、、ご飯だ、、、」
王宮広間には、、ごちそうが並んだ、、、
「わあ~い、、ヒエンが好きそうな料理がいっぱいある、、、」
「ヒエン、、テーブルには、お肉や玉子は無いわよ」
「知っているよ、、タマミ、、何でも食べれればいいの、、」
「私は、モデルの体型を維持するのにあった料理だから嬉しいわ、お野菜が多くて」
「タマミ、、本当に大変そうね、そのモデルと言う仕事、、タマミは全然スタイル良いのに、、、」
「本当よ、、、私達全員かわいいし、スタイルも良いわ、、でも魔法の世界の女性はレベルが高いわ、、、特にスノー王国のルビー王女は比較にならないわ、、きれいだわ」
「本当よ、、あのプラチナの髪は、女の子でも見とれるわ、、、」
全員、夕食をいただいた、、、
「クララ、、、後でカズトを借りるぞ」
「ええ、、、いいですよ、、」
「師匠、、もしかして、また例の所にいくの、、、」
横で聞いていた拓実は、あの養老の滝と同じのあそこの事だと思った
ウオーカはあわててカズトの口をふさいだ
「しっ~、、カズト、ミールに聞こえるだろう、、、」
「お父様、、別に良いわよ、、、どうせ
そんな事だろうと思っていたわ」
「いや、、ちょっと例の邪悪な聖霊アイアタルが現れたらいけないから、カズトと見回りに行こうかなと、、、」
「もう、、言い訳はいらないわ、、どうせ
お酒の流れる滝でしょう、、」
「ピンポン、、、いや、、そんな事はないぞ、、、」
「師匠、バレバレじゃないか、、、」
拓実はそんな事関係なくご飯を食べていた
夕食が済むと、リリスが用意した部屋で
ウオーカとカズト以外は休む事にした
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます