魔法使いとヒエンと巨大破壊神3

ヒエンの最大奥義、冥界の大炎覇王





一方、東の森の上空、、、


拓実達は、、どう対策するか、迷った


すると、拓実達の後ろの空間が歪み、、、

光が溢れて、、異空間からツクヨミが現れた


ツクヨミは拓実に近より、、、


「お父様、、遅れてすみません、、」

「ああ、、ツクヨミ、、いいよ、、」


「少し、天界で調べてきたわ、、あの、巨大破壊神ヘビモスは熱に弱いわ、、でも、ただの火の魔法じゃダメよ、、最大魔法じゃないと、、、」


「俺は、、火の最大魔法は知らないぞ」


「お父様の魔法なら5割の魔力量だと、全部消滅するわ、、それじゃあ他にも影響があるでしょう」


「だよな、、、じゃあ、無理だ、、」


すると、ヒエンが、、、


「あっ、、、ツクヨミ様、、ヒエンの最大奥義、、冥界の大炎覇王は通用するか」


「ええ、、それなら大丈夫ですよ、、」

「いや、、ツクヨミ様、、ヒエンの最大奥義、、冥界の大炎覇王はこの国を消してしまうぞ、、、」


「ええと、、ウオーカさん、、お父様の5割の魔力量は少し無理だけど、、ヒエンさんの魔法なら周りに影響が無いように私が神術をかければ可能よ、、、」


「ほう、、さすが神様だ、、、ではよろしくお願いいたします」


ヒエンはニッコリ笑うと、、、


「やっと、、ヒエンの最大奥義を使えるよ、はりきってやるよ、、、」


「本当に大丈夫か、、、」


ウオーカは疑心暗鬼だった、、、


高台の岩山で魔族達を全て倒したカズト達は

拓実達の方を見て、、、


「えっ、、、カズトさん、、、タクミ様の近くに現れた、、女性は、、誰ですか」


「あれは、、東の天界の最高神ツクヨミ様ですよ、、月の神でもある、、」


「えっ、、、最高神、、あのツクヨミ様ですか、、、どうしてそんな高貴な神様が現れたのですか、、、」


「難しくてわからないけど、、拓実さんの

知り合いと言うことで勘弁して」


「わかりました、、、でも凄い、、東の天界の最高神ツクヨミ様が、エンカ王国のために現れたなんて、、、」


森の方では、、、

ヘビモスはまだ拓実達に攻撃していた、


ツクヨミが結界神術をかけた、、、


「じゃあ、、ヒエンさん、、いくわよ、、

神術、神の、空間閉鎖、、、」


邪神パズズと巨大破壊神ヘビモスをや拓実達だけを結界が包んだ、、、


「じゃあ、、俺は良いけど、、何かあったらいけない、、もっと強いシールドをかけるよ、、、天界の覇王シールド、、、」


拓実達は更に強いシールドがかかった

「いいぞ、、、ヒエン、魔法をかけて、、」


邪神パズズは、、嫌な予感がして、、最高位の防御魔法をかけた、、、


「いくよ、、、冥界の大炎覇王、、、」

ヒエンの周りに、、大きな火の塊が無数に現れ、、、近くにいるだけで溶けてしまいそうにみえた、、、


ヒエンが燃える様に光ると、、火の塊は巨大破壊神ヘビモスに一斉に放たれた、、、


ツクヨミが作った、結界は激しく揺れ、、

大爆発した、、、輝きで何も見えない、、

光が少しずつ消えていくと、、、そこには

巨大破壊神ヘビモスはいなくなった、、、


ツクヨミの作った結界の外、、高台の岩山で見ていたカズト達は、、、


「カズトさん、、、ヒエン様がかけたあの魔法はなんだ、、、凄い、、一瞬で巨大破壊神ヘビモスを消してしまった」


「トキハ王子、、たぶんあれが、、いつも

ヒエンが言う、、最大奥義、、冥界の大炎覇王だと思うよ、、、、師匠が使ったらいけないといつも言ってたよ」


「そうですね、、、ツクヨミ様のかけた結界がなかったら、、エンカ王国は消滅していたと思います、、、」


一方、ウオーカ達も、、、


「凄いな、、拓実のシールドがなかったら

ワシらも消えたぞ、、更に、ツクヨミ様の結界がなかったら、エンカ王国も、壊滅したぞ、、ヒエンが言っていたのは本当だな」


「やった、、すっきりしたよ、、、、あれ、あの黒い霧の塊の奴、まだ、いるよ」


ヒエンが指さす方に、、邪神パズズは浮かんでいた、、、、


「私の、シールドが、勝ったな、、、」

「えっ、、ヒエンの最大奥義なのに、、、、くやしい、、、」


「じゃあ、、、ツクヨミの神術がかかっているうちに、、俺が、邪神パズズを片付けるよ、、、」


「拓実、あいつの、防御力はとんでもないぞ、この国が消滅する程のヒエンの最大奥義に耐えたのだから、、」


「ああ、わかっている、、最初から、5割の魔力量で魔法をかけるよ、、、」


「そうか、、、ツクヨミ様の結界だけで大丈夫か、、、」


拓実が、、一気に5割りの魔力量を解放した、、、

すると、、、ツクヨミがかけてた、結界が

激しく揺れた、、地面も、、形が変わるほど

隆起した、、、空は曇り、、雷が鳴り、、、風が激しく流れ、、この世の終わりかと思う天候になった


「えっ、、お父様、、また進化してるじゃない、、止めて、、、4割に落として、、私の神術じゃあ、、耐えられないわ、、、」


「えっ、、そうなの、、、じゃあ、4割に落として、、、」


「もう、、何でまだ、進化してるの、、、

お父様、、もう天界の下級の神では耐えられないわ、、」


「そんなつもりはないぞ、、、」


「さあ、この、エンカ王国に被害が及ばない様に、、あのパズズを倒してね」


邪神パズズは拓実の魔力に圧倒されてまずいと思った、、、


「なんだ、、、こいつは、人族じゃないのか、、、この圧倒的な魔力はなんだ、、、、ヘビモスを倒した奴といい、、何で人間界にこんな奴らがいるんだ」


邪神パズズは隙を見て逃げ出そうと考えた


「また、、出直そう、、、、魔界の瞬間移動魔法、、、、、えっ、、移動出来ない、、、さっきあの女がかけた結界のせいか、、、

あの女も、凄い魔法使いなのか、、いや、、まてよ、、、あの女、、あれは、、神様、、ツクヨミじゃないか、、、、まずいぞ、、」

邪神パズズは焦り始めた、、、


拓実は邪神パズズを見ると、、、


「さてと、、さよならだ、、天界の覇王の魔の霧、、、」

邪神パズズの周りに、、神々しい、霧の様なものが現れ、、邪神パズズを包んだ、、、


「これは、、なんだ、、、魔界の邪神シールド、、、、えっ、魔法が効かない、、、、

体が消える、、、たすけて、、、くれ、」


しばらくすると、、不思議な霧と共に邪神パズズの姿も消えた、、、





平穏を取り戻したエンカ王国、、




ウオーカが拓実に近より、、、


「拓実、、ご苦労様、、終わったな」


「ウオーカ、そう言えばエンカ王国は、、」


「ああ、、さっきミールから、空間魔法で連絡があって、魔族は全滅したそうだ」


すると、ツクヨミが、、、


「じゃあ、全て終わったのね、、お父様、

私は、天界に帰ります、、」


「ツクヨミ、いつもありがとう、、」


「お父様、、お礼なんていらないわ、、私は、お父様の側に一緒にいるだけで嬉しいのよ、、、」


ツクヨミはニッコリと笑うと、、異空間に消えて行った、、、


拓実達は、カズトの元に飛んで行った


「拓実さん、、終わったね、、」


「ああ、カズト、、魔族を一瞬で倒したな」

「俺もかなり進化したんだ、、、」


ウオーカが、、、


「トキハ王子、、今、ミールから連絡があってエンカ王国に向かった魔族も全滅したそうだ、、これで、依頼は終了したぞ」


「ウオーカさん、タクミ様、ありがとうございます、、ヒエン様、、さすがです、、」


「おお、、トキハ、、いいのだ、、」


「じゃあ、、、拓実、エンカ王国に帰るぞ」


エンカ王国、王宮広間、、、広間の大きな扉が開き、、、王様や大臣達に依頼達成の報告を終えた、、ウオーカとトキハ王子、セイラ王妃、アイラが入って来た


「あっ、、お父様、、ご苦労様です、」


「拓実、、報告は済んだぞ、、」


「そうか、、良かったな、、」


「また、言われたぞ、、今夜、祝賀パーティーにぜひ参加して下さいと、、断って来たけど、、ああ、、、美味しいお酒が、、」


「ウオーカさん、、それはお礼を含めてタクミ様にもうセイラが、預けていますよ」


「えっ、セイラ王妃、、そうなのか」


「ええ、、私がもう渡しました」


「ウオーカ、、ウィザードに帰ったら空間保存庫から出すよ、、、」


「拓実、、それを早く言わないか、、、いやトキハ王子、、お恥ずかしい、、」


「いえ、本当はぜひ、今夜の祝賀パーティーに参加して欲しかったのですが」


「じゃあ、拓実、、ウィザードに帰るか」


「ミユキ、、ありがとう、、」

「アイラ、、良いのよ、、困ったらまた言って、、、」


拓実達はゲートに消えた、、、


ウィザード王国、王宮広間、、、


「終わった、、、やっと帰れる」


「拓実、、本音がだだもれだぞ、、、」


「いや、、解決して良かったと言っているんだ、、」


拓実は空間保存庫からお礼の品々を、大きなテーブルの上に出した、、


「さあ、、ウオーカ、、みんなで分けてくれ、、俺達はいらないから、、」


「お酒は、、ワシと、カズトとシンだな」


「クララさんも、アリスもリリムも遠慮するなよ、、、」


それぞれ、お礼をもらった、、


拓実は更に、空間保存庫から何かを出した


「さてとこれはマリンと多摩美の分だ」


テーブルの上には、数十個の魔石、、、、

蛍光石があった、、、


マリンと多摩美は目を丸くして驚いた

「えっ、、タクミ、、いつの間に」


「本当だよ、、お前、、邪神パズズから奪ったのか、、」


「多摩美、、人聞きが悪いぞ、、美幸が魔法でめちゃくちゃになった東の森を元の状態に戻す前に見えた蛍光石を集めたんだ」


「あんた達は、、ウオーカさん達が報告に行ってる間いないと思ったら、そんな事をしていたの、、内緒で何してるかと思ったわ」


「あれ、、いらないのか、、、」


「いるわよ、、、マリン、、これでまたかわいいアクセサリーが作れるわ」


「タマミがね、、、、」


しばらくして、、カズトとクララは瞬間移動でエルフ王国に帰って行った、、、


すぐに、アリスとリリムもフェアリー王国に帰った、、、


「さてと、、美幸、多摩美、俺達も帰るか」


「拓実、、また連絡するぞ、、、」


「拓実さん、美幸さん、多摩美さん、ご苦労様です、、」


「タマミ、、またね、、アクセサリーどんな風にするか楽しみだよ、、」


「マリン、、今度会う時までにデザイン考えておくわ、、、」


「天界の異世界転移魔法、、、」


ウィザード王国、王宮広間に白い霧の様なものが漂った、、、


拓実の部屋の空間が歪み、、、、次の瞬間

異空間から拓実達は現れた


「やっと帰れた、、ああ、疲れた、、」


「もう、、毎回、言わないで、ジジイみたいな事を、、まだ若いでしょう」


「魔法の使いすぎなのか、、、」


「拓実さん、、気をつけてね、、体、壊さない様にしないと」


「ああ、、寝れば大丈夫だよ」


「さてと、私はまた、、明日からモデルの

お仕事だわ、、急に現実に戻される、、」


「そうよね、、お仕事と両立だもの、疲れるのは本当よね、、」


「モデルの仕事も、魔法の世界も楽しいけどね、、、」


「多摩美は、ポジティブで良いよ、、」


「だって、、みんなが出来ないことをやっているのよ、、楽しまないと」


「はいはい、、またその楽しい世界から、依頼が来るから、、体を休めて下さい」


多摩美は魔法の世界に行っている間、この世界の時間が止まっているので、少しだけ待たせている、拓実の家の前で待っていた、お迎えの車で帰って行った


拓実は、またいつもの様に、美幸を家まで送って行った、、、


それから2週間後の魔法の世界では、、、


邪悪な大聖霊の出現、、、、


暑い夏、、、魔法の世界は、、今の時期でも気温はバラバラである、、涼しい国や暑い国

フェラーリ王国は、、いつでも春の様な気候の国である、、、


妖精魔法のせいなのかはわからない、、、


男達の妖精とは違い、女性の妖精は大忙しである、、、


魔法の世界でも、数少ない大きな魔力の者が多い、、、


最近注目を集め、女性の妖精族は各国から依頼で出かけている


フェアリー王国王都、、、王宮では、妖精族の魔法使い達は、これから各国の依頼で出発しようとしていた


「では、、女王様、行ってきます」


「あなた達も気をつけてね、、、絶対無理はしないようにね、、」


「はい、、女王様にいただいた、妖精のご加護の魔道具があるので、、、」


「過信はしてはいけないわ、、、」


妖精達はそれぞれ、、依頼された国に向かって飛んで行った、、、



フェアリー王国、北の森の渓谷、近くを飛んでいた2人の妖精族の女性達は、、渓谷の異変に気ずいた、、、


「ねえ、、、あれは何、、、大きな魔物が倒れているわ」


「あれは、、フェンリルじゃない、、神殿の守り神よ、、、そんな、、誰が倒したの」


「フェンリルは相当強いし、、悪さをしなければ戦うことはないわ」


妖精族の女性達は、倒れているフェンリルの側に降りた、、、


「ねえ、、一撃で倒されているわ、、」


「フェンリルを倒すほどの者がこのフェアリー王国に現れたの、、警戒しないと」


「ねえ、、一度、王宮に戻って女王様に報告しないとダメじゃないの、、、」


「そうね、、戻りましょう、、、」


フェアリー王国、王宮会議室、、、


妖精族の女性の報告を受けて、、女王達は

話し合っていた、、、「、、大変な事になったわ、、、聖魔獣、フェンリルが倒された、、あれほどの者を倒すほどの奴がこの国に現れた、、」


「女王様、、今この国の、大勢の魔法使いの妖精達は色んな国に依頼で行ってほとんどいません、、、」


「わかっている、、、、アリスとリリムも、ウィザードの依頼が無い時は、色んな国に行っているから、、」


「アリス様とリリム様がいれば、、何も問題がないと思うが、、、こんな時にいないとは、、、」


すると会議室の空間が、歪み、異空間から

アリスとリリムが現れた、、、


「あっ、、お婆様の気をたどって瞬間移動したら、会議室に出たわ」


「えっ、アリスお姉様ももう依頼が終わったの、、、」


「あんな依頼、、一瞬よ、、簡単だわ」


「お婆様、、ただいま戻りました」


「あれ、、お婆様、どうしたの、、そんな深刻な顔をして、、、」


「お婆様、、何かあったのですか」


女王様と大臣や魔法使い達はほっとして、、

アリスとリリムを見た、、、


「アリス、リリムお帰り、、、実はこの国に困った事が起きたわ、、、」


「えっ、お婆様、、何が起きたの」


「アリスが解決するわよ」


「神殿の守り神と呼ばれている聖魔獣フェンリルが何者かに倒された」


「えっ、、確か北の森、地下神殿の守り神のフェンリルなの、、」


「ああ、、たぶんね、、、」


「お婆様、、フェンリルは相当強いのよ、、一体誰が倒したの、、」


「それはわからないわ、、でも警戒しないと、、、」


その時、、北の森の渓谷を探索に行っていた妖精族の魔法使いが会議室にあわてて入って来た、、、


「女王様、、、何か目に見えない敵が北の森の渓谷に現れました、、、」


「何、、、見えないと、、何者なの、、」


「いきなり攻撃をして、、かわすだけで精一杯です、、感じた魔力だけは、、化け物クラスですよ、、」


「フェアリー王国、現れたらまずいわ」


「ねえ、リリム、、見えない敵って、、拓実の改、変化の魔法みたいね」


「アリスお姉様、、ミールさんに頼んで

拓実お兄様達に依頼したら、、、」


「あっ、そうだね」


「アリス、リリム、よろしくね」


「お婆様、大丈夫だよ」


北の神殿、、、女性の形ををした光が、、、

神殿の先を見て、、、


「かわいそうに、、、フェンリル、、あなたの事を思っている、女の子が、、あなたを、慰めに来るわ、、、待っていてね」


女性の形ををした光は消えた、、、



END

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る