魔法使いと雪の魔獣
魔法使いと雪の魔獣
魔法使いは憂鬱(3)
川崎拓実は相変わらず平凡である
自分が魔法使いであることはわかっている
ただ俺達の世界ではでは使えない
あの小さなおじさん(ウオーカ)に魔法はいらないと言ったからだ、魔法秘伝書に俺達の世界では使えないと記載されたみたい、どうせ自分のために使えないし、それもウオーカが書いたのだろう、、一人や多摩美もこの世界では使えない、、多分、ウオーカが魔法秘伝書に書いたのだろう
自分の欲望の為に、使えない、、
魔法は何の役にもたたないと、思っていた
ただ異世界に行くと魔法が使える
それは不思議な感覚だ
平凡がつまらなく思える
魔法の国での事が懐かしく思える
カズトと多摩美は毎日のように拓実の家に遊びに来てる、2人も魔法の世界の事が忘れられないみたいだ、
「ああ、魔法を使ってみたいあの感覚が忘れられない、、、」
「魔法の国ウィザードから帰るときは異世界転移魔法で帰れるけど、この世界では、魔法が使えないから、向こうに行く事はできないし、、、」
「何度試しても魔法、使えないわ、私達も何で拓実と同じになってるの、拓実が余計なこと言ううからよ、あ~、なんて退屈なの」
すると部屋の中が真っ白になりパチパチと
静電気が弾けるような音がした、
まさか、、、
「またまた、小さなおじさん登場だぞ~
あっ3人居るじゃないかちょうどいい、お前達にまた、頼みがある」
「向こうから来てくれと呼んでいたが、、、なかなか繋がらないWiーFiの調子が悪いのか、、、」
多摩美はとりあえず話を合わせた
「何言ってるの、この世界では、魔法が、
使えないのよ、声が聞こえても行けないのよ、、、」
拓実は心の中で思っていた
「知っていて話してるだろう、こいつが秘伝書にこの世界では、魔法が使えないと書いたからな、」
「さてと冗談は終わりだぞ」
「頼みとは、我が王国と親交のある、隣国
ブリザード王国の国王が呪いを掛けられ
深い眠りに着いたまま、目覚めないそうだ」
「どうも、シグマと言う魔法使いが雪の魔獸を使ってブリザード王国を襲撃して王都中凍らせ、シグマが王様に眠りの呪いを掛けた」
「だから、、となりの国なら良いじゃないか」
ウオーカは拓実の言葉は無視して、、、
「問題なのは、他の国にも同じ事が起こるのではないかと思っているからだ、その前に奴を倒さないと、お願い出来るか」
カズトと多摩美2人は目がキラキラしてる、やる気満々だ、、、
「やった、またミールと会える、、魔法が使えるのね」
「俺も、また魔法を使いたいよ」
拓実もあきらめた様に、、、
「しょうがない、行きますよ」
「異世界転移魔法」、霧の様に真っ白になり
静電気が弾ける音、、、
凍りつくブリザード王国
ウオーカはウィザード王国ではなく直接
ブリザード王国に行くように魔法をかけた
拓実達はブリザード王国のすぐ目の前の平原に現れた、、
魔法の世界に着くとウィザードの時と同じ様な服装になっていた、、、
ブリザード王国はウィザードより北にあるみたいで今の季節はかなり寒い
「寒い、、私、コート、持ってない、寒い
女の子は寒がりなのよ言ってほしかったわ」
多摩美は怒っていた、
「それに流行りのアイテムも、持ってくれば良かった、」
ウオーカは平気な顔で、、、
「そうか、ワシはこのぐらいがちょうどいい
なあ、拓実」
「そうだな、結構この服この間より厚手だし、、、」
多摩美は怒った様に、、、
「鈍感な男達はいいの、寒い、寒いー」
「多摩美のために、これ使うぞ、取り寄せ袋~、、、これは魔導倶だぞ」
「多摩美の欲しい物お前の部屋から取り寄せられるぞ」
「お前は、アニメの見すぎだぞ、、」
多摩美がコートを着ると、、、
「さて、寒さ対策も済んだから、これから
ブリザード王国に向かうぞ」
辺りは雪と、氷の世界だ先が見えないほど
真っ白な世界だ
「これだけ、氷あると大好きなかき氷いくつ作れるますかね、、」
カズトは小さなボケを言ったが、誰も反応しなかった
ブリザード王国は、ウィーザード王国と
同じ位大きな国だ、、拓実達はブリザード王国の正門に着いた
門番をしている、近衛兵2~3人が「ヒソヒソ」と話をしている
「マイラ王女の依頼で来た、ウィザード王国王宮魔法師ウオーカだマイラ王女にお会いしたい、、、」
門が開けられ、しばらくすると王宮から従者が来て、拓実達を王宮まで案内した
王国に入ると、王都は氷に覆われて
ひどい有り様だ、人もほとんどいない、2~3人で、「ヒソヒソ」と話をしていた、、
ほとんどの人達が氷に閉じ込められたようだ
拓実達は、王宮に着いた
それでも、王宮はあまり被害をうけなかった
みたいだ、拓実達は広い部屋に通された
そこに、綺麗な女性がいた、
「マイラ王女、お久しぶりです、私が以前
会ったときはまだ子供だと思ったいたけど
こんな綺麗なお方になるとは、、、」
マイラ王女はニコリと笑った
「叔父様、、、ミールは元気ですか」
「そう言えばミールと同い年でしたな
相変わらずですよ、うるさくて」
「ミールにも手伝って貰うから後でお会い出来ると思います」
「それは、楽しみだわ、それでは、こちらへ、、、」
拓実達は部屋の奥に通された、
「叔父様、ブリザード国王です」
ベッドの上に横たわる王様、とお后様、、「2人供もう3日も眠り続けてるわ」
ウオーカは、2人にかけられている魔力を感じると、、、
「嫌な感じの魔法の波動だ、、」
マイラはこの国に起こった出来事を話した
「3日位前、シグマと言う魔法使いが北の氷山に住む雪の魔獸達を引き連れブリザード王国に攻めて来たわ、本来雪の魔獸はおとなしく自分達の領域から出ることはないはずよ」
「多分シグマに操られていたと思うわ、、
シグマは魔獸達を使い王都を氷で覆い、、
立ち向かった王様達に眠りの魔法を唱えた」
「それから王様とお母様は、眠り続けたまま
それに王宮のもの達も王様達と同じですわ」
更に、シグマの計画も話した
それは、シグマはこの国を俺の物にしたら他の国も支配してやる俺の魔方陣は最強だと
誰も俺には逆らえないと言うと魔獸達と北の氷山の方に去って行ったそうだ、、
ウオーカは雪の魔獣が住む、北の氷山の過酷さを知っていた
「北の氷山か、、、」
北の氷山魔獸の領域
拓実達は北の氷山に向かった、、、
瞬間移動の魔法は使えないので、ブリザード王国の巨大ソリで移動した、吹雪はますますひどくなった、、、
巨大ソリは馬車みたいで、快適だ、しばらくすると北の氷山の麓に着いた、
「ここからはソリは使えない、歩いていこう、、、」
目の前には、巨大な氷の柱みたいな山が
そびえ立っていた、
多摩美は、氷におおわれた崖に近い山肌を見て、無理だと思った、、
「これ登るの、無理じゃないの、魔法で何とかならないの、、、」
するとウオーカが、空間から魔導倶のアイテムを取り出した、、、
「じゃじゃーん空飛ぶじゅうたん、、、」
拓実は、小さな声で呟いた、、、
「どこから出すの、、お前は、、またどこかのアニメみたいに」
拓実達が空飛ぶじゅうたんに乗ろうとすると
吹雪の中から、、誰かが声をかけた
拓実達の前に雪の魔獸が現れたのだ、、、
拓実達は身構えた、すると雪の魔獸がおとなしく話し始めた、、、、、
「驚かないでくれ、私はこの氷山に住むイエティ族の長老だ、私達イエティ族は争いを好まない、、、」
「あのシグマと言う魔法使いが、若いイエティ族に魔法を唱え自分の思うままに操っている、、、」
「やっぱりだ、、、」
「助けていただけないか、それにシグマ達はもうここにはいない、ここにはワシら年寄りと女、子供しかいない、、、」
雪の魔獣は頭を下げた、、
「ワシらは誰にも会わずに静かに暮らしたい
だけじゃ、、、よろしくお願いいたします」
マイラ王女の言う通り大人しい魔獸のようだ
拓実達はブリザード国王に戻る事にした
魔法使いシグマ
王宮広間、、、
王宮に帰ると、マイラ王女にイエティ族の
長老の話しをした、、、
「私の思っていた通りだわ、、、」
「それと、シグマという魔法使いの事が少しずつ分かったわ、北の平原に住む黒魔法使いであまり、評判が良くない男よ」
「最近変な魔方陣を使うと言う噂が、、何か良からぬ力を付けたのかしら、、、」
すると拓実達の背後に魔方陣が現れた、、、魔方陣から黒い霧が辺りに広がるとシグマが雪の魔獸達と異空間から現れた、、、
シグマは、マイラの方を見ると、、、
「ほう、皆さんお揃いで、動かないで
王都に大勢の魔獸がいる変な事をすると
攻撃するぞ」
シグマはマイラを指さし、、、
「そちらのマイラ王女に話しがある、王都の人達を死なせたくないのならこの国を私にあけ渡せ、、、」
ウオーカが攻撃魔法を唱えようとした、、、
するとシグマは空間魔法で合図を送った
「余計なことをするな、今、お前のせいで、何人か王都の人が凍ってしまったぞ、今日は話しだけだ、」
シグマはまたマイラを見ると、、、
「マイラ王女、今度来るときまでに返事を
用意してもらうぞ、返事、次第で王都の人達がどうなるか、、ははは、、、」
黒い霧と供にシグマ達は消えた、、、
マイラ王女は気丈な素振りをしていた、、
その時、、王宮広間の大きな扉が開いて、ミールが現れた、マイラ王女はミールを見ると今まで我慢していた涙が溢れた、、、
ミールは泣いているマイラを抱きしめ、、
「マイラ大丈夫だからね、、、」
と慰めた、、、
多摩美とカズトも、もらい泣きしてる、、、
少し落ち着いたマイラ王女とミールは
話しをしていた、、、
ウオーカはマイラに頭を下げた、、、
「先ほどはすまない、軽はずみな行動で、」
するとミールは、今見てきた、王都のひどい有り様を話し始めた、、、
「王都の人達はひどい有り様でほとんど人が
凍っていたわ」
「あの男が言う通り王都の人達のためこの国を明け渡すわ、、、」
ミールは険しい声で、マイラに言った
「マイラ、それでみんなを元に戻すと思うの
何か王都の人達を元に戻す方法があるはずよ、、、」
するとウオーカが、古い文献の事を思い出した、、、
「そう言えばブリザードの南の森に光の妖精が居ると、その妖精女王ランが不思議な魔法が使えると、もしかしたら王都の人達を元に戻す事が出来るかも」
マイラも、思い出した様に、、、
「それは、私も聞いた事があるわ、、、」
「私もこの国の古い文献で見たわ、、、でも妖精族は気まぐれだから、人の言う事は聞かないわ協力してくれるかしら、、、」
ミールはマイラの手を握ると、、、
「それでも、、少しでも可能性があるのなら、調べる価値はあるわ、、、」
ブリザード南の森、妖精女王ラン
拓実達は早速、南の森に向かった
マイラ王女とミールはブリザード王国に
残ってシグマの動きを探って貰った
ブリザード王国を出ると、4~5時間で
南の森に着いた、、、
「やっと、着いたか、馬車だと時間がかかる、、知っていれば瞬間移動魔法で行けるのに、、、」
ここだけは何かの魔力のせいなのか、春の様な気候だ、花が咲き綺麗な森だ、、、強い魔力が渦巻いているが嫌な感じはしない、なんとなく暖かな感じがした
森の中に入ると、「ヒソヒソ」と話し声が
聞こえた、でも誰もいない、、、、
「ああ、、、すまない、妖精女王ラン様に
会わせて欲しい」
「何を人間ごときが、、、」
声だけが聞こえた
「カエレ、、、カエレ、、、」
色々な場所から聞こえた
ウオーカは拓実の顔見て、、無理だと、、
「やはり、一筋縄ではいかないな
一旦引き返すか、、、」
すると眩しい位の光の中から、、、、
小さな女の人が現れた、背中に羽根が、、、「私、初めて妖精見たけど想像したとおり、でも綺麗だわ、、、」
「はじめまして妖精女王ラン様ですな、私達はブリザード王、、、」
「わかっています全て、私の耳には聞こえています、、、、ブリザード王国の人達を、元に戻す魔法は、あります」
「それは、良かった」
「でもひとつ、問題があります、、、私は
この森を離れられない、私が離れると森は消滅する、、、」
「それではブリザード王国には行けないと」
すると妖精女王ランが、拓実を指さした
「そこのあなた、、、」
「えっ俺、、、ですか、、」、
妖精女王ランはじっと拓実を見た、、、
「あなた面白い魔法の波動を感じるわ、、、
貴方なら私の分身を召還できると思うわ、、私はあなたと契約を結びましょう、さあ、私の前に来て、、、」
拓実は妖精女王ランの前に立たった、、、、妖精女王ランは拓実の前に膝まずき
両手を拓実に向けた、暖かな光が拓実を包む、、拓実の体に何かが入って行く感覚がした、、、
「終わったわ、これでブリザードの人達が
元通りになるわ」
妖精女王ラン様にお礼を言い、、拓実達は、ブリザード王国に帰ることにした、、
光の妖精の恵み
ブリザード国王に着いた、拓実達は、マイラ王女とミールに南の森での事を話した、
「それでは、王都の人達を元に戻す事が出来るのね、良かったわ、、、」
マイラ王女は目に涙を浮かべて、拓実達に
お礼を言った
「本当にありがとうございます」
ウオーカはシグマ達の動向を聞いた
「ところで、シグマ達は動きがあったのか」
「動きはないわ、木霊の魔道具で聞いたけど、もう、自分達に逆らえないだろうと、北の氷山の近くの洞窟で勝ったつもりか1人で宴をやっているみたいだわ」
「拓実、お前の魔法で王都の人達を元に戻し
今度、奴らが来た時が決戦だ、我々にもう弱みはないからな、、、」
拓実は少し不安があった、本当に妖精女王ランの召還魔法が使えるのか、みんな、もう魔法で王都の人達が元に戻ったような雰囲気だ、、、、
次の日、拓実は王都の広場にいた、、、
「さあ、拓実いいか、、、」
みんなが見ている前で、、本当に召還できるの、、、拓実は妖精女王ランの教えの通り
呪文を念じた、
マイラは魔法を唱えない、拓実を不思議そうに見ていた、、、
「無詠唱で発動するの、、、」
すると王都の上に眩しいぐらいの光の渦が広がった、、、
光の中心に妖精女王ランが現れ魔法を唱えた
すると王都全体に光の欠片が降り注いだ
なんて、暖かいんだ、みんなそう思った
いつの間にか王都中の氷が解けていった
凍っていた、人達がみんな、何事も無かった
様に動きはじめた、、、
「やったぞ、、、拓実、、成功だ」
ウオーカは歓声を上げた、、、
妖精女王ランは微笑むと消えていった、、、
すると王宮の従者が来て、、、
「マイラ王女、ブリザード国王と后様がお目覚めになりました、、、」
マイラ王女はミールに持たれかかり
「本当にありがとう、、、」
と、涙を流した、、、、
王都は全て元通りになった、、、
拓実達はすぐに、王宮に戻った
ブリザード王国、王宮、、、
王宮では、王様達が待っていた
「ブリザード国王様、お久しぶりです」、「何を言う堅苦しい、幼馴染みじゃないかウオーカちゃん、、、」
「そうだな、レイカーちゃん、、、」
二人はお互い肩を叩きあった、
ウオーカの目には王様の後ろの后様が見えた
「后様も、本当に良かったですな、、、」
「私も幼馴染みでしょう、ウオーカちゃん、、、」
「相変わらずですな、やめて下さい、その呼び方、、、」
皆、笑った、、、
王様が、拓実に目をやると、、、
「あなたがタクミ殿ですな、、ほお、凄い魔法の波動をお持ちだ、妖精女王ラン様が認めるのも無理もない今回の事は本当に申し訳ない、マイラにも、心配を掛けて、国王として、情けない今夜は、ささやかな宴を用意しますのでお楽しみ下さい」
その夜は久しぶりに休めた、、、、カズトと多摩美も、マイラ王女やミールと楽しそうにしている、、、
多摩美は酔っぱらって、王様と后様の写メを撮っているし、、、
多摩美のスマホを不思議そうに見て、、、
「お前は不思議な魔法使うな、、、」
とやはり、酔っているし、、、、
ウオーカは相変わらず笑っているだけだし、何事もなくその夜は終わった
ブリザード王国守護神スノードラゴン
朝、起きると拓実達は王様に呼ばれた
王の部屋では、王様、妃様、とマイラ王女が待っていた、、、
「レイカー王、朝早くに何事ですか、、」
「実はシグマに対抗するため、我が王国に伝わる文献で王国守護神と言う物があると記載されている、、、」
王様は古い文献を持ち出してウオーカに見せた、、、
「王都西の湖に守護神が封印されていると、その守護神を復活させれば願いが叶うと、、しかし復活の方法がわからない、大昔の王宮召還魔法使いが文献を書いたみたいだ」
ウオーカは何か、わかるものは無いかと聞いた、、、
「レイカー王、、ヒントは無いのか」
「ただ、封印を解除するには女神の涙としか記載されていない、、、でもシグマを倒さねば又同じ事の繰り返しだ奴の魔法を防げなければ、、、」
「マイラ王女、、ワシ達を西の湖に案内して頂けますか、、、」
王女の案内で俺達は西の湖に来た、ここだけは冬でも凍らない青々とした綺麗な湖だ、
魔力は感じるが何も起こらない、あれだけ言葉では、わからない
預かった文献を見たが、何もわからない
「お手上げだな、、あれだけじゃわからないぞ、、、」
「マイラ、何か、別の手立てを考えようね」
「皆さんにご迷惑ばかりお掛けしてすみません、、、」
と最近涙もろくなったマイラの涙の一滴が湖に落ちた時、、湖が渦を巻きはじめた、渦は空に向かって吹き上げた
その渦の中から巨大なドラゴンが現れた
「今私を呼び出したのはお前達か、、、」
マイラを見た、ドラゴンが、、、
「おー女神様あなたでしたか、、、」
「えっちがいます、、、」
「何を言いますその魔力波動、私は忘れませんぞ、、、」
「最後に貴方に封印されて私はいつ貴方に呼ばれるかとお待ちしていました、、」
ミールは、何かピンときた、、、
「マイラは女神様召還魔法使いの生まれ変わりって事なの、、、」
「そうだ、今女神様が私の封印を、解いたのだ、私は命令があればいつでも現れます」
そう言うとドラゴンは湖に消えていった
「凄いじゃないか女神様、、、」
「叔父様、、やめてください、、、」
最後の決戦、、現れたシグマ、、
次の日の朝、、
シグマが雪の魔獸達を引き連れブリザード王国に来たが、中に入る事ができない、
マイラ、ミール、多摩美、三人の強力な結界が王国中に張り巡らされてる
シグマは激怒した、、、
「ワシに抵抗してまだ痛い目に遭わないと分からないのか、、、」
「雪の魔獸達この国、全て凍らせろ」
雪の魔獸達が結界の上に魔法で雪を降らした
「シグマその魔法は、もう通用しないぞ、拓実、いいそ、、、」
拓実は妖精女王ランを召還した王国全体に光の渦が、、、結界の上の雪を消した、、、
「なんだ、あれは、、、、くそ、役立たず、魔獣達、みんな消えてしまえ、、、」
黒い霧が雪の魔獸を、包もうとした瞬間、拓実は魔神を魔法で召還した、、
あの長老と約束したから雪の魔獸達守るって
魔神は黒い霧を吹き飛ばした、魔神が雪の魔獸達の上に魔方陣を描いた、魔方陣がはじけると、雪の魔獸達は正気に戻った
光と共に魔神は消えた、正気にもどった、、魔獣達は北の氷山に帰って行った
すると、シグマが、、、
「ワシはもう一つ最大魔法を持っている、王都全体に眠る、魔法を掛けてやる結界があろうと関係ないその後で全員倒してやる、、、後悔するがいい、、、」
シグマが魔法を唱えた、、、笑いながら、、
しかし何も起こらない、、
「なぜ、お前達は眠らない、、どうしてだ」
「さっき掛けた魔法は俺が召還した妖精女王ランの恵みによって無効になったようだぞ」
「どこまでワシを侮辱するのか、、もういいお前達全員道連れに自爆してやる、もう遅い結界ごと破壊してやる、、、」
シグマの周りにバチバチと巨大な稲妻の渦が、起きた、、、
「まずい本気で自爆するみたいだ、結界は大丈夫か、、、」
「ミール結界を解いて、私がどうにかするわ、、、」
結界が解かれると、、すぐにマイラが手を胸に当てて祈ると、、、ブリザード王国守護神スノードラゴンが現れた、、、
「女神様どの様なご命令ですか、、、」
「あの男をすぐに封印して、、、」
スノードラゴンは一瞬で稲妻の渦ごとシグマを凍らせ、氷ごとシグマを消した、、
「奴は異次元に封印しました、女神様これでよろしいですか、また何かあったらお呼び下さい、、、」
ウオーカはほっと胸を撫で下ろした
そうしてウオーカはマイラ王女に近づき、
「さすが女神様じゃな、、、ははは、」
「やめてくださいその呼び方、、、、はずかしい、、、」
マイラの顔が赤くなった
「それにしても召還魔法凄いな、、、」
戦いがおわり、、拓実達は王宮に戻った
お別れの時
王宮では、大歓迎で迎えられた、お祭りのようだ、みんな心から喜んでいた
夜になると、毎度の宴も始まった、、、
王様とウオーカは相当出来上がっていた、
カズトと多摩美も相変わらずだ、后様、とミールとマイラも楽しそうに話している、
あまり、飲めない拓実は至って冷静だ、だからあまり面白くないのだろう時々みんなが、羨ましくなる、、、
この性格、魔法でどうにかならないか
こうしていつものように夜はふけた
拓実達は、マイラが用意した寝室で休んだ
次の日拓実達は自分たちの世界に帰ることに、なった
ミールとマイラが「コソコソ」と話しをしている、、、
「あの~拓実さん、申し訳ないけどお父様と王様、2人供、、2日酔いで来られないの、本当にごめんなさいね、、、」
「ああ、、大丈夫いつもの事だから、気にしないで、、、」
ミール、マイラ達に見送られて、拓実達は帰る事にした、、、
「異世界転移魔法、、、」
拓実の部屋の空間が歪み、異空間から拓実達は現れた、、、、
相変わらず日時は、拓実達がブリザード王国に行った日だ、、、
こうして何も無かった様にこの世界に戻った
又明日から平凡な生活が始まるのかなと、、
カズトと多摩美も、、、
「え~つまんない、、また行きたい、、」
「俺も、また、バイト生活か、、」
、すると拓実の携帯にメールが入った
「拓実SOS、ウオーカちゃんです
又迎えに行きます、かなり時差があります
ヨロシクね、、、、」
「何で携帯、、、番号教えてないのに、、」
そんな事じゃない、どうやったらメールが送れるんだ、、、、
END
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