第5話六甲山頂で愛を語る
「はい、牛乳100%のソフトクリーム。」茄子は入って無いからと笑いながら渡す。
「ありがとうヤツさん。」微笑み返しで受け取る。前歯がキラキラとしていた。
可愛い。脳裏にテロップが流れる。こんな可愛い彼女が出来たから幸せだ。窓際の妻や娘をもう忘れていた。
「行こうか?」黙ってコクりと頷いた。
裏六甲のワインディングロードは、厳しかった。カーブナンバーが若くなるにつれ緩やかなカーブになって行ったが、下りきると、左折した。
尚子は孝のハンドルに身を預けていた。
漸くしてファッションホテルが並ぶ沿道に出た。手慣れたハンドル裁きに尚子はドキドキしていたに違いない。
ホテル街の二番目に入りルームを撰ばせる。「・・・ここ。」迷った挙げ句、ファンタジー簿位ルームを選んだ。
異邦人より愛をこめて しおとれもん @siotoremmon
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。異邦人より愛をこめての最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます