サクサク進む話。リズミカルな掛け合いが多くて、コメディかつお色気かつ、冒険譚としても楽しい短編。しかしテンポよく読んでいても、ずっと心のどこかに引っ掛かり続ける『勇者の墓穴』の秘密。このモヤモヤ感がある意味、最後まで心地よかった作品でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(263文字)
怪しげなダンジョンに勇者パーティーが挑むという、ありきたりなお話なんですが、張られた伏線とオチが俊逸です。二転三転する状況の変化と、ギミック、罠が襲い掛かる!勢いのある会話も最高!最初と最後でガラッと印象の変わる作品です。完結していて、全10話ですし、時間をかけずに読めます。皆さんも是非どうぞ!