07 追放されたポーター、ポーターギルドの初仕事 その3
主人公:ヒロ
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- 「ムリャ・ナン・ダィ」事件 -
結局、高額の通信用魔導具(使い捨て)を用いて応援を呼んで…馬で数人が駆け付け、遅れてダスティー町の衛兵とか力のある冒険者たちが来た。
尋問とかは村長や関係者を連行して調書を取るそうだけど…
「よく逃げ出さなかったな?」
「え?…あぁ。一応、村長と実行犯は最低限ふんじばっておいたんだ。後、村民たちには「逃げたらどうなるか…わかってるよな?」と脅しておいたんだ。あくまで例として、他の町で悪さをして逃亡した奴とかの例を説明しといたんで…逃げようなんて思った奴は居なかったみたいだなw」
と、小声で何ていったかボソっておいた。
「…んなことする訳ないだろ…極悪人だな」
って褒められたけどな(褒めてねぇっ!)
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取り敢えず、「ムリャ・ナン・ダィ」村での過去の罪状を洗いざらい吐かされた村長たちは…
「…
…面倒だからもういいか。ま、悪さをしていたってことで負の遺産が積み重ねられ…一括は無理だからと村長らは一生を掛けて村ぐるみで返済することとなり、恐らくは村長の代では返済できないだろうという話だった。
まさに「無理難題」…村の名前はそこから弄ったんじゃないか?…って気がするけど。唯の方言だろう…恐らく。
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「はぁ…疲れた」
主に精神的にな。
取り敢えず
まさか荷を運ぶだけ(多少難易度は高かったが)でこんな事件に巻き込まれるなんてな…我ながらハードラックな人生だぜ…
尚、銀貨30枚ってのはソロの
(まぁ…安全な街道だけを選んで運べば護衛は少なくて済むんだけどね…)
世の中そうは問屋は卸さない…ってのが常だ。報酬が少ない仕事ってのは通行税を絞り出せない。だから通行税を搾取しない関所の無い裏街道を移動することの方が多いってなもんだ。オールオアナッシンって
- ダスティーの宿屋「希望の小鳥亭」ヒロサイド -
取り敢えず今夜の宿を
少し質のいい…というのは警備にランクの高い冒険者を雇っているってことだな。宿の外に2人、中でも1人が客を装って目を光らせているようだ。
(高ランクってどれくらい高いんだろうなぁ?)
中は食事を取っている客でごった返していてよくわからないが、外で目を光らせている冒険者は…
(うーん…少なくとも元パーティの連中とどっこいにしか見えないな…)
ちなみにあの元パーティの連中は知らないギルド関係者以外にはBとうそぶいていたが…実際のランクはCだった。それでも、
「…取り敢えず部屋が空いてるといいなぁ…」
という訳で、食堂が忙しい(既に夕飯時もあるし)のか人の居ない受付を見て、先に飯にすっかと食堂へ足を運ぶヒロであった…
・
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「はぁ~…満腹だっ!」
取り敢えず、メニューを見てもよくわからないヒロ(普段は保存食の塩辛い干し肉と余り品質のよくない水しか食べてなかったので)は…
「本日のおすすめ」
を選択し、何故かよく知らないが腹加減を訊かれたので
「えと…お腹の空き具合ですか?…そうですね…早朝に食べたあと、お昼も少し保存食をかじった程度なので物凄く空いてますかね…で、いいですか?」
と答えたら「わかりました。少々お待ちください」といわれた…
(え?…普通の宿の食堂ってそんなことを訊くのが普通なの?)
と思ったが…普通に宿にも食堂にも、ここ数年入らせて貰ってないので…わからん。何しろ、報酬はスズメの涙。猫の額…ネズミの尻尾もあればマシな方なんだ。買い出しのお金だって常にギリギリしか受け取ってないし、値段交渉するかしないと俺の報酬は無い…って、よくこれで自分の食い扶持を稼いでこれたよな…
まぁなんだ。その爪に火を灯すように日々へそくりを貯めて、毎日の食事…塩辛い干し肉と水の代金をそこから捻出して喰って来た訳だ。あいつらが旨そうな飯を食ってる中、俺は馬の厩舎や屋根のある軒先でそれらを齧ったり飲んだりしてた訳だ…それも今日から終わる…と思うと、今尚信じられないんだけどな…
(水浴びして服を新しいのに着替えておいて良かった…)
流石にいつもの恰好だと浮浪者…とまではいかないけど。中々ハードな仕事だったからな。流石に汗だくで汚れていたし…冒険直後の冒険者並みに汚れてたと思う。食べ処だから清潔にしておいた方がいいだろう…と思って、公衆浴場でシャワーだけ浴びて着替えて来たんだ。流石に湯舟がある程町の財政が潤ってないんだろうけど、シャワー施設は充実していた。サウナはあったけどそこまで時間が無かったのでその内にな…いや、腹の虫がうるさくてな…orz
「お待たせしました~!」
と、独り悶々としていたら、テーブルの上に「本日のおすすめ」が
どん!どん!どどん!
…と置かれて…って、量、多くない?
「あの…これ、「はい!本日のおすすめです!」…ぇぇ~…量、多く無い「はい!お腹がお空きのようでしたので、大盛りを選ばせて貰いました!」…でもお高いんでしょう?」
どう見ても3人前はありそうな(
遅れてフォークとスプーンが置かれ、請求書も置かれる。
(あれ?…此処って後払いなの?)
尚、「本日のおすすめ」は銅貨5枚とメニューで書かれており、請求書にも同価格が記されていた。但し、その下にはこうも書かれていた…
「お気に召したら是非宿泊も検討して下さいね?♡」
…と。いや、最初からそのつもりだったんだが…まぁいいか。腹の虫も限界だ!とばかりに
ぐぐぅ~~~!…きゅるるぅ~~~!…
と大騒ぎだ。実は口の中も涎が一杯で零れそうになっている。これ以上は我慢ならないと、俺は急ぎ目を閉じて短く祈りを済ませて食べ始める…まずはその瑞々しいサラダからだ。肉から食べると太るって聞くしな…
- ダスティーの宿屋「希望の小鳥亭」経営者たちサイド -
今日も希望の小鳥亭は忙しい。
毎日、訪れる客に合わせて食材は多めに仕入れてはいたが…今日はそれが裏目に出てしまった。思ったより客が少なくこのままだと余りそうだ。
(困ったな…この儘だと調理済みのおすすめメニューのスープと肉料理が余っちまうな…。今は宿泊客も居ないからそちらで押し付けることもできんし…む?)
厨房から見える宿の出入り口を見ると、見慣れない客が現れた。そいつは一旦宿の受付に行こうとするが…今は食堂が客で一杯だからな…受付をやらせている娘にも
・
・
娘が新参の客から注文を受けているのはわかるが…何か様子が変だ。何だろう?…と思っていると
「お父さん。本日のおすすめをオーダーしたわよ!」
という話しだった。でかした!…と思ったが今は時間が惜しい。頷いて用意を始めると…
「物凄くお腹が空いてるんだって!」
と追加の情報に…
「でかした!」
と、ついいってしまった。まぁ仕方あるまい…余りそうな調理済みの食材なんて放置しておけば半日で喰えたモノにならなくなるからな…この宿はそれ程規模が大きくない。故に冷凍庫や冷蔵庫なんて贅沢な保管庫は無い…仕入れた食材はその日の内に捌いて食事として出さないと…冬は兎も角、夏では毒にならんとも限らない…
(せめて2~3日は保たせられる保管庫があればなぁ~…)
今あるのは、氷を入れて当日と翌日の2日間…何とか保たせられる保管庫があるだけだ。その氷も1日置きに護衛の冒険者パーティの魔術師に出して貰っている訳だが…
(そいつのお陰で氷を出して貰える訳だが…町の魔術師に頼むともっと高いんだよな…)
護衛の冒険者パーティは常駐人数は3人。中に1人、外に2人。交代であちらさんの都合でローテして貰っているのだが…氷を造れる魔術師は1人しか居ない。だから2日に1回という約束で氷を造って貰ってたんだが…今日は戻って来ていない。困ったな…昨日と今日は何とか中の氷が保ちそうだが…明日には溶けて無くなってしまうだろう…
(だから、余り扉を開け閉めしないように前もって調理してから保管庫に入れて保存してたんだが…完璧に裏目に出たな…)
だが、何とかおすすめ以外は捌けそうだった。そして、余りそうだったおすすめも何とか…何とか…って、残り3人前か。大丈夫か?…幾ら空きっ腹といっても…
「3人前残ってるが…大丈夫そうか?」
俺は娘に問うと、
「大丈夫、大丈夫!」
と、グッドサイン( (>∀・)b←これ)を出してきた…結構量がありそうなんだが…マァイッカ。
という訳で、少しだけ温めた後(冷たくない程度に火を通した)…家族向けの3人前の中皿(深さのある小鍋みたいな皿)に肉スープ具増し増しと、肉と茸の炒め料理をぶち込み、トレイに載せる。その間に娘は野菜とパンを用意していた…ふむ、気の利く我が娘だ…嫁には余程わしの眼鏡に叶った奴じゃないと出せんな…っと、
「じゃあ落とさないようにな?」
「んもう!…そんなにお子様じゃありません!」
(…そーゆー所が、まだまだ子供なんだけどな…)
わしは、オーダーが止まったことに気付き、厨房に戻って掃除や道具の片付けを始めるのだった…
・
・
(もう!…未だに子供扱いなんだから!)
とは思うけど、外にはそんなことを思っていることを悟らさせないでトレイを運ぶ。あの人は何か思案中で陰のある顔をテーブルに肘を突いて考え込んでいるみたい…
(この辺の人じゃないよね?…ま、それは兎も角…)
アツアツ…でもないんだけど、冷めない内に食べて欲しくて気付くように声を上げる。
「お待たせしました~!」
どん!どん!どどん!
…と本日のおすすめを置いていく。この絶妙な手加減で中身を零さないよう、迅速かつ丁寧に皿を置いて行く!…あ、水物(水の入ったコップとスープ料理の皿)だけ、ちょっと零しちゃった…失敗失敗!
…と、置いた皿を見てお兄さんが戸惑った顔で恐る恐る…といった表情で口を開けた。
「あの…これ、「はい!本日のおすすめです!」…ぇぇ~…量、多く無い「はい!お腹がお空きのようでしたので、大盛りを選ばせて貰いました!」…でもお高いんでしょう?」
(あ~やっぱりそこを気にするか…まぁ普通はそう思うよね?)
私はそっと紙を置く。まぁ…唯の低品質紙に走り書きしただけのモノだけど。中にはこう書いてある…
本日のおすすめ…銅貨5枚
お気に召したら是非宿泊も検討して下さいね?♡
その2行だ。
ちなみに、うちは基本後払いでも前払いでも構わないんだけど、初見さんだけは前払いを強要してるんだけど…このお兄さんは絶対食い逃げはしないと思ったんだよね…何でだろ?
- 食後 -
「はぁ~…喰った喰った…」
腹がポンポンになったヒロが…流石に全部喰い切れないと判断して…誰の目もこちらに向いてないと判断した瞬間瞬間で、食べる振りをして
ちなみにパンとサラダも半分収納させて貰った…だってこんな新鮮なの、滅多に食えないしな!
(時間停止機能、万歳!…だな)
正確にはむっちゃスローで動いてるみたいだけど、以前1年くらい放置したアツアツの沸騰した水(お湯ともいう)を入れといたんだけど…取り出しても同じくらい沸騰して熱かったので…多分数年くらいは問題無いと思う。流石に10年とかいれてたら温くなってるかもだが…
(沸騰した水…お湯が冷めるのには、色々条件があると思うが…数時間の時間経過が10年とかそれくらいかかるってんなら…)
それはもう、ほぼ時間停止と考えていいだろう。但し、実験してないので何ともいえないけどな…
ちなみに、部屋は何処も空いているのでご自由に…といわれたので1階の井戸に近い所を選ばせて貰った。夜、密かに井戸水を汲ませて貰おうって下心全開なのだが…
(共用じゃないってのもポイント高いよな…宿でしか使ってないなら少々多く汲んでもそうそう減りはしないだろうし…あ、そうだ)
という訳で、食事の時間も随分と過ぎて、閑古鳥が鳴いている食堂へと、俺は足を運ぶのだった…何すんのかって?…以前収容した井戸水を沸騰させて冷やして飲料水作るんだYO!
- 厨房を借りる -
「え、あら?…ヒロさん…でしたね。どうしたんですか?」
厨房に来ると、料理人の父親と紹介された「ケント」さんとその娘の受付兼、女給の「ケイ」さんと、護衛の冒険者の1人が居た。外で警備してた2人は遅い飯を食い終わり、今は宿を閉めるまで外で歩哨をしてるらしい…お疲れ様っす…
「アインだ、宜しく」
「ヒロです…此処の宿に泊まっています…宜しく」
軽く挨拶をした後…ケントさんから質問が飛ぶ。
「…で、何を?」
「あ~…寸胴を借りられたらと。念の為、コンロも…」
流石に石材とはいえ、火で直接
「あぁ…いいぞ。だがコンロはそう長時間は使わないでくれよ?…魔石に魔力を充填してくれるなら別だがな?」
魔石にねぇ…それってむっちゃコスト掛かるし非効率だよね?…生活魔法の「火」で普通の石を熱した方がいいと思うんだけどな…まぁ、オンオフできないから使い辛いけど。
俺は取り敢えず収納していた石を何個か取り出して、コンロの下に置いてみる。
「…これがいいかな?」
「何しとる?」
不思議に思ったのか、ケントさんが近寄って訊いて来たので答える。
「あ、コンロは魔導具としては使わないんで。寸胴を熱するのはこの石でやるんで魔力は消費しないんで大丈夫ですよ?」
といってから石に「火」を使う。外から熱するのではなく…中に封じ込めるように。そして…少し時間が経つと段々赤く赤熱して来た…
「「「こ、これは…」」」
ちなみにケントさんとケイさんとアインさんが3人共覗いており、3人共驚いていた。
ちなみに生活魔法の「火」とは明かりに使う「
放散される筈の熱は小石に効率良く熱して寸胴を熱するのに周囲に熱を拡散しない構造の為に、熱源として高効率に熱したい対象の寸胴を温め…たった1つの初級生活魔法で数時間もの間、寸胴の中の井戸水を沸騰させ続けるという訳だ。
(まぁ…小石も何処にでもある小石って訳じゃないけどな…)
まぁ、それはまた別の機会にでも。後ろで説明欲求が爆発しそうな3人が居るんでな…あ、外の歩哨が終わったらしい2人も増えてきやがった…面倒臭ぇ…
・
・
取り敢えず何してるか、何でこんなんで水が沸騰するのか、水を何に使うのか…と、矢継ぎ早に説明を要求されたんだが…うるさいので
「金取るぞ?」
といったらケントさん以外黙り込んだ。まぁ、情報料として金貨要求したからな…
でもって、魔法か魔術を使えないと無理だけど聴く?…といったらケントさんも黙り込んだw
まぁ、魔法つっても生活魔法をある程度熟練してるか、同等の魔法を使える魔法使いかのどっちかが必要ってだけだ。しかも複数の魔法が扱える前提でな!
※灯火は生活魔法だが無酸素状態でも燃える火炎魔法(火属性魔法)でも可。但し、威力制御が熟練してないと小石が吹き飛ぶ(爆発させないように長時間燃えるように制御できないと無意味。火属性の
※魔導コンロと寸胴は既製品なので話しは置いておく。沸騰した水の冷却は急激に冷やすと寸胴が壊れるので自然冷却の1.5倍程度の早さ(5割減の短時間)で…例えば3時間放置すれば手が触れられる程度に温くなるとすれば、1.5時間で温くなるって意…お湯を「冷や」した…水を凍らす魔法があるが、基本生活魔法には「氷」を直接出す魔法はないし、直接氷を造る魔法もない…水を冷やしていって、最終的に氷を造る「
※水のろ過フィルター…結界魔法の応用だが。こいつが一番理解できないだろうなと思う。まぁ…結界に極小の穴を開けた状態で、寸胴の下から上へと、寸胴の中をゆっくり引き上げるだけだ。これにより、井戸水の中にあった細かいゴミなんかが穴を通らずに結界に引っ掛かって除去されるって訳だな。勿論、1度で済むように「水」って概念以外のモノは結界に吸着するように設定しておいた。仮に水の中にこの世のモノ以外のナニカが漂っていたとしても、除去されるって寸法だ。偶にあるんだよな…「呪われた水」って奴が…
こうして考えると、火魔法や氷魔法だけでもプロ級の魔法使いか魔術師が必須だし、結界に至っては神官とか聖職者の領分だよな?…そういう人を雇っても同じことができるか?って聞かれたら…
(多分10人用意してもできる奴が居るかどうか?…って感じだろうな)
こんなこと必要になってできるようにって体得したんだけど。あいつらは飲料水で腹を壊したことが無いんだよな…これのお陰で…これからは悪い水を飲んで腹下したりすんのかな?…あ、もう処罰されてんだっけ…
そーいやあいつらの要求で飲料水を苦労して生成しても、俺自身は余り品質のいい水は寄越されたことはない…ニヤニヤしてる中で、仕方なく結界のフィルターだけで綺麗にして飲んだけど…はっきりいってぬるま湯を飲んでるみたいで味的には不味い…が、腹を壊すよりはマシだろう…ま、今後はそういう理不尽な目には遭わないだろうし…多分。
とか考えてたら、不意にケントさんが勢い込んで訊いてきた。
「氷、造れるのか?」
と。一応、
「時間は掛かるけど造れるぞ?」
と答えたら大喜びの踊りを披露した後、
「すまんがこっちの保管庫に造ってくれんか?…報酬は出すから!」
と、厨房の奥…食材の保管庫に腕を引っ張って案内されたのだが…冒険者のアインが冷めた目でこちらを見ていたのがちょっと気になったかな?
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ヒロ 「え…これが保管庫?」
大型の冷蔵庫くらいを想像していたヒロが唖然とする。
ケント「あぁ。こっちの4隅にある印の大きさで造って欲しいんだが…」
ヒロ 「あの…俺、直接氷は造れないんで無理っすよ?」
ケント「なら、これ使ってくれ」
と、四角い箱を持って来た。
ケント「これに水入れてからなら凍らせられるんだろ?」
ヒロ 「えぇ…まぁそれなら」
…という訳で、ケントが立ち去った後で、アイテムボックスに入れてた井戸水を結界フィルターで綺麗にしてから凍らせていくヒロであった…
※備えあれば憂いなし?w
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