第6話 天使か悪魔か 光か闇

「」会話文

『』心の声 

【】テレパシー

side 視点


前回のあらすじ ドラゴンがやってくる(死にかけ)↓

           研究班がドラゴンを治す ↓

            ドラゴンが目を覚ます↓

            ドラゴンの声が可愛い ←今ここ

                            始まるぜ!

no side

?「きゅい?」

全員「きゅい??」

謎の生物ドラゴンはなんともまぁ可愛らしい第一声をあげた。

ルデ「うえぇぇ?!なんでドラゴンが…」

こ「うわぉ。かわいい」

ロ「おい、ドラゴンに何があったんだよ」

レ「ルデ、お前調合間違ってないよな?」

ルデ「……多分間違った」

レ「マジかよ…」

こ「ドラゴンが狐になってるよ!」

そう、なんとおどろおどろしく不気味であり腐りかけていたドラゴンが愛くるしく可愛らしい狐になっているのだ。

こ「可愛い〜(((o(♡´▽`♡)o)))…けど不思議な色だね」

レ「そうだな…」

ロトとルデがお前がいうなと言わんばかりの冷たい視線を 2人狼二匹に浴びせる。

レイトは真っ赤な紅色の狼こうちゃはミルクティー色の耳に純白の尻尾を持つ狼。

2人とも狐の色をいえる立場ではない。

その不思議な色をしている狐は、露草色の冬毛のようなもふもふとした毛を持つ狐である。

色が不思議ということ以外にこの狐に不審な点はない。

…ひとつ言うとしたらなぜ炎ドラゴンを治癒したはずなのに青っぽい狐が出てきたのかだ。(多分一生の謎である)

その狐はじっとこちら(こうちゃ)を見つめている。

狐「……きゅ」じーーーっ

こ「??…きゅ!」

こうちゃは何を思ったのか狐と対話しようと試みている。

まぁ魔法も使わずに動物と会話することはできないのだが。

レ「…」

ロ「」

ルデ「…僕も話したい…」

ロトの顔色が赤を通り越して青くなり真っ白になった。

…黄色だったら信号機みたいだったのに。

こ「君、喋れるようになった?」

狐「うん」

こと狐以外「は??…はぁぁぁぁぁあああっ?!?!?」

レ「え?俺喋れるようにはしてないんだが…ってロト?!」

ロ「」チーン

ルデ「うえぇ?!すごい…喋れるようになってる。ぎゃっ?!ロト!?」

ロトがついにキャパオーバーしたらしく立ったまま白くなり動かなくなっている。

狐はいつのまにか耳に魔法石でできたイヤリング(らしきもの)をはめている。

イヤリングには三日月が着いている。

狐「君すごいね。自分の魔力だけでこんなの作れちゃうんだ」

こ「まぁ、魔力は有り余ってるからね…」◝(⁰▿⁰ ‧̣̥̇)◜アハハ

レ「お前、一体何者だよ」

狐「うーんなんて説明しようかな。あっちょっと待って」

ドロンッ

そう音がした瞬間煙が上がり、煙が失せたところには推定110cmぐらいの小さな女の子が立っていた。

服装は萌え袖になるほどに長い袖を持ちふわふわとしたニットを着ており中には白シャツを着ている。

腰のくびれが目立つほどに絞められた淡い青色のベルトに薄い水色のふわふわのスカートを履いている。

頭と尻には露草色の狐の耳と尻尾が生えている。

狐耳にはイヤリングが付けられている。

前髪はふわふわとしており、髪はツインテールにまとめられている。

淡いピンク色だったら普通にゆるふわ系女子の格好になっているだろう。(格好がゆるふわ系女子ではあるのだが)

髪の色と目の色はフロティスブルー明るい灰みの青紫系の色である。

だが、彼女の瞳はゆるふわ系とは打って変わりつり目である。


レイトside

『は?』

ただこの一言に限る。

あいつこうちゃがあげたイヤリングにはなかなかの魔力が込められているらしい。

だがこいつ青狐自体の魔力も普通に高い。

もしかしたら人間に化けるのと喋るのに必要な魔力量が少し足りていなくて、こうちゃが与えたイヤリングによって、魔力の必要量を満たしたのかもしれない。

どっちにしろ、この個体青狐の魔力が想像以上に高いことは分かるのだ。

レ「お前…マジで何者なんだよ」

狐「うーん…何者だと思う?」(。◜-𖥦-)ニヒ

ルデと狐以外「?!」

ルデ「?どうしたのみんな?」

ロ「おい、狐それどこで…」

おぉ…ロトいつのまにか復活してんじゃねぇか。

伊達にこうちゃトラブルメーカーのお守りやってねぇな。

こ「ねっ、ねぇ君どこからきたの?」

狐「うーん…そーだな」

あの笑い方は、あいつがよくした。

あいつは眉を下げて目を閉じ、困ったように笑う癖があった。

さっき“何者だと思う?”と笑った狐の顔があいつの顔にあまりによく似ていたから。

狐「ねぇ私、狐って呼ばれるの嫌だから名前言うよ?私の名前はね、、ランベントから取ってるの」

こ「…それで、どこからきたの?」

ラベ「ちょっと待ってよ。せっかちな人は嫌われるよ?一つ言いたいことがあって。君たちの調合は間違ってないよ」

レとルデ「え(は)?どーゆうこと(だ)?」

ラべ「私はもともと狐だったの。だからよ。腐食化を戻す時に元に戻るように薬を調合したでしょ?それによって私が元通りの狐になったってわけ」

レ「なるほどな…」

ルデ「間違ってはなかったんだ」

薬の調合があっていたことにはホッとした。

ラベ「それで、私がどこからきたかなんだけど。私ね、多分君たちの敵陣営なのかな?まぁ連合組合ルースントから来たんだ」

こ「っ…ルースント…」

ルースントとは俺らの自由組合マドルドとは違いちゃんとした…(多分ちゃんとはしてない)神の名義の元に彼らが危険分子だと思った組合を壊していくようなところであり、金さえ払えばなんでもしてくれるところだ。

だからルースントなんていう名前に背きまくりで、汚職や人体実験、賄賂etc…等が蔓延るクソヤバい組合なのだ。

俺らは自由組合、ルースントは連合組合だ。

自由組合は基本的に一つの組合からなっていて、金は基本かからないが、組合員が気になったことしかしないため、なんでも屋とは違う。

連合組合は基本的にいくつかの組合が金のために手を組んでおり、金さえ注ぎ込めばどんなことでもやってくるようなところで、金さえあれば基本なんでも屋の働きをする。

そのため自分の組合が1番利益を得るために組合員は結構必死なのだと聞く。

『合わさらねぇといけないくらい金に目がくらん出るのかよ』

まぁ、全部個人の感想にすぎないのだが。

こ「君の主人は誰なの?」

ラベ「私の主人?…言っていいのかわからないけど、まぁ助けてもらったしね。…主人のことはって呼んでたよ」

ルデ「ルナミス?」

ルデとラベ以外「……やっぱり」

ラベ「うん?何か知ってるの?」

ルデ「知り合い?」

ルデは知らないのが普通だ。

だって…あいつは、あいつは。

ラレイがここにきて2年ほど経った日、今で言う。

…何十年も前…        とうの昔に出て行ったんだから。

                            to be continue…


次回 何十年も前に出て行ったって? 一体誰なんだ!

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