第3話 僕への因縁 誰かの証
「」会話文
『』心の声
side 視点
no side
?「うわ、やっばぁ〜」
声の高い、少女のような声がする。
そこに立っていたのは、パステルピンク色の髪をぱっつんにして切っており、綺麗な
男の子と言った方が伝わりやすいだろうか?
その男はものすっごい、(中性的な)童顔なのである。
服装は真っ白のカッターシャツに、黒のサスペンダー付きの半ズボンを履いている。
頭には純白にベレー帽、もといマシュマロのように柔らかそうな、画家がかぶっていそうなベレー帽をかぶっている。
どっかのおぼっちゃまのような服装である。
身長は143.2cmと男にしては小さい。
?「レイトもう、起きてるかなぁ?」
彼の名前は
レ「ルーラ?テメェ起きれたのか」
(取られた)←不満
ルー「わぁ、レイト!えへへ僕ちゃんと起きれたよ!」
レ「おー…偉いじゃねーか」
ルー「ふふん」( *¯ ꒳¯*)ドヤ
レ「ふふ…よしよし」
”(*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ
ルー「ねぇ、レイト今日は僕とこうちゃとディm…」
レ「ん?どうした?」
ルーラが突然言葉を止めた。
レイトの後ろにいるラレイが、すごい顔で、ルーラを睨んでいるからだ。
こうちゃの仲間の中で、1番長身のラレイと仲間の中では小さい方の部類に入る、ルーラ。
ラレイに怯えているかのように思うかもしれないが、実際は…
ルーラもラレイを睨み返している。
自分の至福の時間を邪魔するんじゃないと言わんばかりに、睨んでいる。
そう、ここで教えておこう。
さっき彼があげた名前の人物は全員童顔なのである。
彼は無類の童顔好きなのである。
(この顔と声だから許されるのであって普通にやったらただのヤバいやつである)
レイト、こうちゃ、ルーラ、ディムは声と顔つきが実際の年齢に見合わないのだ。
レイトは中学校にいそうな、イケメン系童顔。
こうちゃ、ルーラ、ディムはほぼ、小学生のような可愛い系童顔の顔をしている。
だが、肉体年齢でいくとレイトは21歳、こうちゃは16歳、ルーラは14歳、ディムは22歳。
という、結構な感じの年齢なのだ。
他の奴らは全員イケメン…というか美形なのだ。
(一部例外もいる)
ラレイとルーラはなぜか互いを敵視しており、いがみ合いが絶えないのだ。
という感じで、今日も今日とで睨み合っている2人は、それぞれ武器を取り出しそうだ。
だが、
レ「どうしたんだ?ルーラ突然俺の背後を睨みつけて…ってラレイ?!オメー、ダイニングルームで待ってろって言っただろーが…なんでついてきてんだよ」
ラ「んー…なんとなく」
ルー「邪魔なんだけど…ラレイ、ダイニングルームで待てもできないのw?」
ラ「あ“?」
レ「テメーら、仲良くしろ」
ルー「はーい」(◍>◡<◍)。✧キュルリン
ラ「っち…化け猫め」ボソッ
ルーラside
っち…聞こえてんだよ…。
化け猫ってどーいう意味だよ。イライラ
僕のどこが化け猫なんだよ、テメーの目は節穴か。
どー考えても可愛い男の子だろーが。
レ「ルー…おー…聞こえて…ルー…」
ラ「ルー…?」
レ「ルーラ?」
ルー「ふぇ?レイトどーしたの?」
ラ「俺は無視かよ」
無視に決まってんだろ、アホか。
誰が好きでお前の呼びかけに応えなきゃいけないんだよ。
自分で”俺は無視“かよとか言いつつも、僕が“なぁにラレイ”とか言ったらお前は僕のこと気持ち悪いって思うんだろうが。
それ知ってて、その呼びかけに応えるやついるか?
僕はいないと思うな。
そんなこんなをしていると、ディムくんがやって来た。
ディ「すみません…少し夜更かしをしてしまっていて…起きるのが遅くなってしまいました。」( ´・ω・`)シュン
可愛い…僕ならすぐ許しちゃうね。
レ「別にいいよ なんか作業間違えた訳でもないし…気にすんなよ」
はぁー可愛いと可愛いがお話ししてる。
ちょー可愛い。
そんな童顔、クソかわディムくんの見た目は、金髪に薄い紫のメッシュのようなものが入った髪。
僕と同じような
頭の上にはマジもんの天使の輪が浮かんでいる。
少し薄い茶色のよう色になオレンジ色を混ぜたような色をしているハイネック、ノースリーブの服を着た上に、純白の羽の肩出しの上着のようなものを着ている。
フードのようになっているところを止めている留め具は、紫の背景に黄色い太陽を描いたものである。
ズボンはベルトで止められており、グレーの色をしている。
そう、まぁまとめるとka・wa・ii(*/ω\*)キャ ということである。
ディ「今日の朝ごはんはレイトが作るのですか?」
ディムくんは基本誰にでも敬語になってしまうらしく、親しい仲間でもバリバリに敬語を使ってくる。
レ「ん、まぁな」
”ん“って…可愛すぎるでしょ!?
ほんと可愛い…
とりあえず、この目の保養にこうちゃくんも加えたいから、こうちゃくんがいるであろう、ダイニングルームに行くことを提案しよう。
ルー「ねぇ、僕さお腹すいちゃった…ダイニングルーム行かない?こうちゃくんもいると思うしさ」
レ「おー正解だこうちゃは、ダイニングルームで、まだ朝飯食ってると思うぞ」
ラ「んじゃ、ダイニングルーム行こっか」
ディ「はい‼︎」
ん、よーしこれでダイニングルームに行く運びになったなぁ♪
ーーーーーーーーーーカットーーーーーーーーーーーー
レ「うし、ついたな」
ディ「こうちゃ〜入りますよ」
よし…ようやく目の保養がもっとプラスされる。
こ「ん…ちょっと待って……いいよぉ」
こうちゃくん相変わらず、声も可愛いな…
ラ「入るぞー」
っち…目の保養の中に混ざるんじゃない…有害物質。
だが、扉を開けたそこには、もっと目の保養になるものがあった。
ラレイside
扉を開けてびっくり(?)した。
だってこうちゃの膝の上で、我らが真面目代表ロトが寝てるから。
レ「?………(理解しようとしている)……?」
結局レイトは、理解しようとして理解できなかったらしい。
まぁ俺は最初から、理解しようなんて思ってないけどね。
大方、ロトが徹夜して、こうちゃに眠らされて、寝ている間にこうちゃが自分でロトに膝を貸したのだろう。
……心底どうでもいい。
誰かのことをずっと考えたりすること俺にできるのだろうか。
もしかしたら一生そんなことは起きないのかもしれない。
『でもまぁそれでもいっか』
と思える考え方を俺がしているから。
だから、自分の考えをしっかり持って、周りのことも自分のことのように扱える人間とは最初から性が合わない。
…ルーラみたいなやつもだ。
俺は、他人が何をしようがどうなろうが、『へぇ』という感想しか持てない。
親しい仲間でもだ。
全てが他人事のように感じてしまうのだ。
例え、それが自分に災厄として降りかかっても。
確か、人を思う大切さを教えてくれた人がいた。
初めて、人に『ふーん』や『へぇ』以外の感想を持った人間だ。
優しい
俺が最初で最後の人に対して思ったポジティブな感想だった。
因縁が巡って来たとしても、俺はそれがなんだかわからない。
その因縁が誰かの生きる証になっていることも。
俺は、その因縁を見ないようにして生きて来たから。
to be continue…
次回 全員集合 でも寝てるやつもいるよね。
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