第43話:忍法:地迅雷

チャプタ―1

ここは、一般道のトンネルである。

俺達は、トンネルの修繕をしていた。

「通行止めにしてきました。」

「それじゃ、始めるぞ。」

「丸一日、掛かりそうですね。」

「ここのブロックを交換と。」

「寸法は、良いだろう。」

「それにしても、ひびが多いね。」

チャプタ―2

ここは、使われなくなったトンネルである。

「セクメル。行って来れるか?」

「はい。今回は、これで。」

「公園のトイレか。良いだろう。」

「仰せのままに。」

チャプタ―3

俺達は、トンネルを点検していた。

「後、半分です。」

「真ん中は、異常無し。」

「次へ進みましょう。」

「コーキングしてと。」

「後、もう少しだ。」

「思ったより、早く終わりそうです。」

チャプタ―4

ここは、銀座である。

そこには、セクメルが居た。

「クククッ。トイレを止めてと。」

セクメルは、トイレの水道を止めた。

「クククッ。これで良し。」

チャプタ―5

ここは、公園のトイレである。そこには、バンゲ獣「バンゲマント」が居て、

便器の外へ出ようとしていた。

「くそっ。狭い。ぬおりゃーっ。」

バンゲマントは、力ずくで、外へ出た。

「ふーっ。狭かった。毒幻衝。バンゲガス。」

バンゲマントは、左手から毒ガスを放った。

「ウワーッ。キャーッ。」

チャプタ―6

その頃、俺は、トゥネルLに乗って、銀座を走っていた。

「この近くに、便所臭いのが?」

「ああ。人間じゃないらしい。」

「ガスか。停まってくれ。」

「あの公園からみたいだ。」

「トゥネルスタンバイ。」

俺は、トゥネルLを降りてから、忍者レイドシックに変身した。

チャプタ―7

「もっと臭くしてやる。」

「そこまでだ。」

「な、何者だ?」

「破壊を割る忍。破壊の忍者レイドシック参上。」

「オマエラ。」

バンゲマントは、十体ものオマエラを召喚した。

「アチョーッ。」

「これで、一掃だ。」

俺は、手裏剣で、オマエラ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―8

「臭いぞ。毒幻衝。バンゲガス。」

バンゲマントは、左手から毒ガスを放った。

「ウワーッ。くっ、苦しい。」

「そのまま、くたばれーっ。」

その時、俺の目の前に、巻き物が転がって来た。

「これは・・・。使ってみるとしよう。」

俺は、とりあえず、巻き物を持って、飛び上がった。

「忍法:地迅炎。」

俺が、そう唱えると、バンゲマントは、幻衝力のマグマに包まれた。

「ウワーッ。熱ちーい。」

「斬幻衝。トゥネルクエイクブレイク。」

俺は、バンゲマントを一刀両断した。

「ギャーッ。」

バンゲマントは、爆発して消え去った。

「点検終了。」

チャプタ―9

そこへ、ブラストがやって来た。

「こしゃくな。破壊のガス。」

ブラストは、バンゲマントを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。トゥネルヴバルス。」

俺は、召喚したトゥネルヴバルスに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、トゥネルヴバルスを人型に変形させた。

「トゥネルフリート。」

チャプタ―10

「喰らいやがれ。毒幻衝。バンゲガス。」

バンゲマントは、左手から、毒ガスを放った。

「ウワーッ。トゥネルファング。」

トゥネルフリートは、トゥネルファングを右手に装着した。

「後は、トゥネルシールドでいくぞ。」

「そんな物で、防げるものか。」

「跳ね返せるのか?」

「ああ。属性があればな。」

トゥネルフリートは、毒ガスを跳ね返した。

「ヌオワーッ。」

「拳幻衝。トゥネルクエイクドライブ。」

トゥネルフリートは、バンゲマントに拳を決めた。

「ギャーッ。」

バンゲマントは、爆発して消え去った。

チャプタ―11

ここは、トンネルである。

俺達は、点検をしていた。

「これで、終わりです。」

「どうにかなったな。」

「意外と早く終わったね。」

「もう、七時だ。」

「二人とも、弁当屋へ行くぞ。」

「開いてるとすれば。」

「あ、あの御店だな。はははっ。」

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