第41話:トゥネルフリート
チャプタ―1
ここは、自動車用のトンネルである。
俺達は、修理をしていた。
「ひびが入っているな。」
「これで、五か所か。」
「もう少しで、危なかったね。」
「それは、言えてる。」
「ここのプレートを外してと。」
「お昼までには、終わりそう。」
チャプタ―2
ここは、使われなくなったトンネルである。
そこには、蘇遅とブラストが居た。
「ブラスト。この二人を紹介しよう。」
「何ですと?」
蘇遅は、セクメルとシルビュックという名の二人の幹部を召喚した。
「セクメルとシルビュックだ。」
「あの二人が・・・。」
「初めましてという事で。」
「任せちゃって。」
「セクメルよ。行って来い。」
「仰せのままに。」
セクメルは、消えるように去って行った。
チャプタ―3
その頃、俺達は、トンネルの点検をしていた。
「ここは、問題無しです。」
「それじゃ、休憩だ。」
「意外に順調だよね。」
「後、一つか。」
「ああ。早く終わりそうだ。」
「午後から、暇潰し。」
チャプタ―4
ここは、道玄坂である。
そこには、セクメルが居た。
「クククッ。雲と曇りで傘か。出でよ、バンゲ獣「バンゲパラソル」。」
セクメルは、バンゲ獣バンゲパラソルを召喚した。
「御任せを。」
バンゲパラソルは、雲いきを怪しくした。
「これで、不安の力を集められます。」
「そうか。ならば、良いぞ。」
「仰せのままに。」
チャプタ―5
その頃、俺は、門山町で、缶コーヒーを飲んでいた。
「この苦さがたまらないぜ。」
俺は、空を見上げた。
空は、変な曇り方をしていた。
「何だ、このはっきりしない空模様は?」
チャプタ―6
俺は、松濤へ辿り着いた。
そこには、バンゲパラソルが居た。
「もっと、怪しげな天気にしてくれる。」
「あいつの仕業か。トゥネルスタンバイ。」
俺は、忍者レイドシックに変身した。
「もっと、不安な天気に。」
「そこまでだ。」
「な、何者だ?」
「破壊を割る忍。破壊の忍者レイドシック参上。」
「オマエラ。」
バンゲパラソルは、十体ものオマエラを召喚した。
「アチョーッ。」
「こんなもんで、どうだ?」
俺は、手裏剣でオマエラ達を一掃した。
「キエーッ。」
チャプタ―7
「骨組みを刺してくれる。刺幻衝。」
バンゲパラソルは、俺を突き刺した。
「ウワーッ。何て奴だ。獄神の流水。」
俺は、両手から幻衝力の水を放った。
「か、傘が破れる。ひーっ。」
「トゥネルブリンガー。」
俺は、トゥネルブリンガーを右手で持って構えた。
「斬幻衝。トゥネルクエイクブレイク。」
俺は、バンゲパラソルを一刀両断した。
「ギャーッ。」
バンゲパラソルは、爆発して消え去った。
「点検終了。」
チャプタ―8
そこへ、ブラストがやって来た。
「またか。破壊のガス。」
ブラストは、バンゲパラソルを蘇生し巨大化させた。
「グオーッ。」
「御約束ってやつか。」
そこへ、一頭の巨大な牛らしき者がやって来た。
「そこの忍者よ。我に乗れ。」
「わ、理解った。」
俺は、とりあえず、そいつに飛び乗った。
「我が名は、トゥネルヴバルス。」
「俺は、於長 蔵。」
「蔵。カイザーモードだ。」
「カイザーモード。」
俺が、そう叫ぶと、トゥネルヴバルスは、人型に変形した。
「トゥネルフリート。」
チャプタ―9
「串刺しにしてくれる。刺幻衝。」
バンゲパラソルは、トゥネルフリートを突き刺した。
「ウワーッ。くっ。」
「蔵。トゥネルファングだ。」
「トゥネルファング。」
トゥネルフリートは、トゥネルファングという名の武器を右手に装着した。
「拳幻衝。トゥネルクエイクドライブ。」
トゥネルフリートは、バンゲパラソルに拳を決めた。
「ギャーッ。」
バンゲパラソルは、爆発して消え去った。
チャプタ―10
ここは、本部である。
俺と宛と弥事は、道具を整頓していた。
「来週は、何処のトンネルで?」
「新幹線用のトンネルだ。」
「長距離ですよね?」
「それは、確実だな。」
「何を言っている? 俺達は、トンネル修繕士だぞ。」
「それは、そうですが・・・。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます